相変わらず地震やコロナでの不安な日々が続いている。だが少しづつ前を向くしかないと思った。今年の12月、年の
終わりに未来への平安を祈りながら個展を開催する予定だ。場所はいつもの個展場所神戸のギャラリー島田、地下フ
ロアーである。コロナでの自粛期間、少し制作の時間をゆっくりとれたせいか、いつもの青の作品以外に赤や緑の基
調色の作品ができ始めた。12月の個展には少しばかり多彩に展示ができるかと考えていた。だが、青が求められてい
る流れを感じ、今は展示作品の内容は未定だ。外で出会う方々があの青、と言ってくださる場面が多々あって少しづ
つ浸透しているのかな、と驚いている。作家にとっては過ぎ去った世界でもあるのだが、浸透の時期はズレるものな
のだろう。いよいよ次なる青を探さなくてはいけないのだろうか。ずっと以前、玉虫色の青にしたらいいですよ、と
言ってくださった方がおられたが.....これは蛍光色というのでなく、見る人それぞれの知覚による青色であると信じ
たい。