アトリエで30号の仕上げにかかっている。何かが足りない。やれることはやったのだが、すーっとこころに落ちない。こんなときは、作品をつぶしにかかるのだが
いや、ちょっと待とうと思った。少し、頭を冷静にして(頭が充血しているみたいだ)徒歩15分の駅まで散歩に行こうと思った。ちょうど、郵便局の振り込みの用
事もできる。
外は空気が変わっている。日ざしはかなり強いけれど、もう秋だ。沈丁花の香りが強くなった。木のそばを通りながら、かなり、前、具象の作品を描いていた時、
この花をモチーフの一部に使ったことを思い出した。毎日、咲いている木をさがして、花をビニール袋に入れた。側溝に落ちていることが多くて、溝に足を踏み入
れて、拾った。なかなか、あのオレンジの十字花を心象的に描くのが難しくて花拾いが続いた。今は、この花を集める必要はないけれど、ここまで来るための必要
な道筋だったと思う。
早足で歩いたので、喉が渇いた。コーヒーを飲める時間はもう過ぎている。(遅くても3時半までに飲まないと眠れなくなる)レモンティーを頼んだ。ちょっと疲
れたのでお菓子が欲しい。ワッフルを頼んだら2枚も出てきた。多すぎる....。シニアには、プチスイーツのクッキーなどがいいな。でもしっかりいただいた。
ポットのレモンティーを少しゆったりと飲んでいると時間があっという間に過ぎていく。あわてて立ち上がる。
アトリエに帰ってさっきの作品を見直してみよう。日が短くなったので後一時間ぐらいか、制作時間は。目もこころも冷静になっていたらいいな。ワッフルや紅茶
が助けてくれるかも。
フォト 2015