DJ日本史6/15 「その瞬間 私の心に火が付いた」
安田善次郎さんは
安田財閥の創始者。富山出身。
彼のその瞬間は、子どものころに見た光景。
いつもみんなに頭を下げさせている上級武士・勘定奉行が、
町のはずれまで見送っていたのは、
大阪の両替商人の手代。
武士が困窮して、商人にお金を借りていたから。
それを見た少年安田善次郎は、
商人になって、千両の分限者(財産家)になることを志す。
13歳で江戸へ(江戸時代後期)
夢を叶えるために自分に課していたことが3つありました。
1.決して人には頼らない
2.うそをつかない、曲がったことはしない
3.収入の2割を貯蓄する
贅沢はしないが、見込みのある人や事業を支援する。
趣味は多く、茶人でもある
東京大学の安田講堂や、日比谷公会堂、
千代田区立麹町中学校校地は善次郎の寄贈 だが、
生前匿名で寄付をしていた。
安田庭園も東京都に寄贈されたもの。
やっぱり事をなした人は、筋が通った生き方をしている。
人生の基本方針を、きっちり持っておられる。
***解説より***
歴史に名を残したどんな偉人も、その人生、
決して順調なときばかりではありません。
立ちはだかった壁を前に
一歩も前に進めなくなってしまうことだってありました。
しかし、ほんの一瞬の出来事がきっかけで気分一新、
生まれ変わった気持ちで前へ進んだ例があります。
偉人の心に火をつけた、その瞬間とは?
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志をいだく、きっかけは、人それぞれ。
でも夢を叶えることが出来る人は
あきらめないで忍耐して努力出来る人。
自分の頭で、考えることが出来る人なのですね。
ちなみにオノ・ヨウコさんは、安田家の人でした。

妙高山高原 (坪井真弓さんからお借りしました)
青い空と緑の高原 心が晴れやかになります