ソドムとゴモラの街が 火で滅ぼされたと
旧約聖書に書いてあります。
考古学者のスティブ・コリンズと
電気技師だったフィル・シルビアは
その謎を解明しようとする。
タル・エル・ハマム遺跡は
1700BC青銅器時代後期に破壊されたとみられる。
2005年から発掘調査がはじまり
2015年には宮殿のあとが発見される
激しい破壊の跡が見つかる
2013年 ロシアの チェリャゼンスクに隕石が落下 調査する
ロスアラモスの原爆実験跡地を調査する
1945年7月に核実験が行われた土地
マルコム・ル・コントという天体衝突現象の研究家が
分析してくれる
宇宙物理学者の協力が得られることになる。
結論は、隕石の衝突(クレーターができる)のではなく
隕石の空中爆発(エアバースト)であると分かる。
これは100年以上前に起こったロシアのツンクースカ大爆発
ここを20年後に調査した結果 クレーターがないことでわかる。
隕石の爆発では ジルコンと石英が含まれる
スフェルールという高温で溶けた岩が、空中で再び固まった粒・球状の粒
衝撃石英を見つけた。
死海の北側で爆発し
そのさらに北東にあるタル・エル・ハマムあたりの土地は
塩害で、農作物が作れなくなり、人々が離散していったという事実がある。
2021年9月に論文を発表したコリンズとシルビア
小惑星は3万個ある
宇宙では大小さまざまな隕石が飛んでいる
謎が解き明かされていく過程を見せてもらった、
わくわくする経験でした。
でも、いつ、巨大な隕石が地球を直撃するかは、分からない。
コリンズさんとシルビアさんは、
白いヒゲがあり、よく似た風貌で、
かのインディー・ジョーンズがかぶっていたような
帽子を二人ともかぶっていました。
天地を創造し、宇宙を支配しておられる
神のわざが、科学で証明されるのは
とても興味深いことです。
ソドムとゴモラの破壊 1852年 ジョン・マーティン画
(ウィキペディからお借りしました)