goo blog サービス終了のお知らせ 

風の詩(kazenouta)2

いつも喜び、たえず祈り、すべてを感謝する
そのような日々を過ごしたい。

「トットちゃんの学校 ~戦時下に貫いた教育の夢~ 新プロジェクトX

2024-07-08 20:08:09 | キリスト教会
「窓際のトットちゃん」を読んで、
こんな学校があったら、行きたかった。
子どもにも、こんな学校で学ばせたかった。
そう思っていた「トモエ学園」のことを
もっと知りたい。

この番組を、待ってました。

小林宗作先生。
息子さんの名前「巴」からとった
「トモエ学園」
それは、こんな理想を持った小林先生が作った学校です。

****番組紹介文より
「どんな子どもも、すばらしい才能をもっている」。
学校を作ったのは、そんな信念をもつ、ひとりの音楽教師だった。
校長の小林宗作。
かつて、「一斉教授」や「模倣」といった教育方針に絶望し、教師を辞した過去があった。
あてもなくヨーロッパに向い、リトミックに出会った小林。
学生たちの自由な表現や自発的な意志が育まれていく教育に感銘を受ける。
帰国後、社会からつまはじきにされた子どもと向き合い、力を引き出す新たな学校を設立した。
*************************

昭和12年4月トモエ学園が、始まりました。
日本が、軍国主義教育を始めたころです。
画一的な、暗記、模倣、一斉授業・・・
 絵を描くのも、手本を丸写しする
 作文を書くのも、手本を書き写すだけ
 子どもたちは、心にもないことを歌わされる
  こうでなければならない、、、ということを押し付ける教育。

「リトミック教室」は、いまも各地にあります
 私は、かつて、「シュタイナー教育」について調べていたときに
 リトミックに出会いました。
 講習会にも行きました。
 音楽に合わせて体を動かす、踊る、、、とても気持ちがいいです。

小林先生は、戦争であの電車の校舎も焼けてしまって
「次はどんな学校を作ろうか」と言ったけれど、
再興はむずかしかった。
でも、音楽学校で、リトミックを、たくさんの先生の卵たちに
教えておられたのでした。
 リトミックを教えているパリの学校を、小林先生に勧めたのは
 かの、新渡戸稲造だったという。

小林先生は、
泰(たい)ちゃんには、
「君にしかできないことを見つけることが大事」と言い
徹子さんには、
「君は本当は、いい子なんだよ」と言った。
みんなに、「一緒にやるんだよ」と言い続けた。

「教育は、20年先を見て行うものだ。」
「強い意志を育てる」 
この言葉を、教師たちは、噛みしめるべきだ。

 玉川学園の小原先生たちが、ヨーロッパへ行ったころと
 同じころ、小林先生もヨーロッパへ行ったようです。

自由が丘に、トモエ学園の碑を、卒業生たちが作ったという。
その精神を、もう一度学ぶべき時は、いま、のような気がします。
 かつての「戦前」の匂いが、だんだん強くなってきていると
 感じるからでしょうか。
自分で考え、判断し、行動できる、そういう人を育てなくては。

確かに、トモエ学園で学ばなければ、
いまの、黒柳徹子さんはない。

番組を見て、泣きました。


 映画にもなったようですが、またこの本を読み返したくなりました。
    (無料画像をお借りしました)
  みなさんも、読まれたことでしょう。






最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。