芸術に興味のない人にとっては、それは財産ではないのでしょうか?
ネットの記事で、2020年春に、広島駅ビルの建て替えで、55年間壁画としてあった
舟越保武さんの彫刻「牧歌」が、廃棄されていたと知りました。
建築業者の方への、財産リストに載っていなかったため、廃棄されたようです。
舟越保武さんの彫刻といえば、有名な長崎の26殉教者記念像の彫刻があります。
(修学旅行で見ました。とても印象に残りました。)
舟越保武さんは、1950年に長男を生まれてすぐに亡くすという悲しみから、
熱心なカトリック信者の父親と同じ信仰を受け入れ、キリスト者に。
その後、聖書やキリシタンを題材にした作品もたくさん制作されました。
「牧歌」は、(横笛を吹く少年)と(花を持つ少女)との間に(数羽の小さな鳩)が飛んでいる。
広島の人たちは、駅での待ち合わせ場所として思い入れがあったようです。
舟越保武さんは、1912年12月㏦岩手県に生まれる。
盛岡中学時代 (同期に洋画家の松本俊介さんがいる)
高村幸太郎訳の「ロダンの言葉」に感銘を受けて、彫刻家を志した。
1939年東京美術学校(東京藝術大学)で、同じ彫刻家の佐藤忠良さんと生涯の友となる。
佐藤忠良さんは、札幌芸術の森に「佐藤忠良記念子どもアトリエ」がある。
(行ってみたいところの一つです…憧れ)
藝術を愛する人たちが、もっともっとたくさんいてくれたらいいなあ。
失われた「牧歌」 花を持つ少女と横笛を吹く少年 (Wikipediaとネットからお借りしました)
広島駅、、、、何度か利用しましたが、残念ながら、この彫刻には気が付きませんでしたが、
舟越保武さんの彫刻と知っていたら、見ておきたかったです。