100分de名著の2023年10月は、再放送・アリストテレスの「ニコマコス倫理学」でした。
なんだか、むずかしそうなので、見なかったのですが、
本日、全4回を一気に見ました。
結論 本当はよくわかる アリストテレスの「ニコマコス倫理学」でした。
要するに、幸福論。
人はどうしたら、本物の幸福に至ることができるか。
それを、現代と同じ求める人々に
2000年前のギリシャの哲学者、アリストテレスが書き残しておいてくれたのでした。
講師は東京大学大学院の倫理学・哲学教授の 山本芳久先生。
2022年5月放送のものでした。たぶん、そのときは私はスルーしたのでした。
善とは、あらゆるものが目指すもの=最終目標=幸福=最高善
倫理とは、ゆらぎがあるもの。認識ではなく行為である。
人間は理性がある=分別、物事を認識し判断する力を持っている。
徳とは、人間が持っている可能性や能力を現実化し
充実したあり方が出来るようになる。
たとえば、節制とか勇気を習慣化する
適度なバランスが必要=中庸
友愛 人はひとりでは生きられない
人柄の善さに基づいた友愛
有用性に基づいた友愛
快楽に基づいた友愛
多くの人を求めるのではなく、共に生きるのに十分な人を求める
人柄とは、生きる方向のこと、同じ方向を向いている人と友達になれるのだなあと
つくづく思いました。
真理はひとつ。
「若い時にその善いものを知ることは、自分に楔(くさび)を打ち込むことですねえ」と
伊集院光さんが言い、先生も「まさにそのとおり」とおっしゃっていた。
「自分が身に付けたものは、取られる心配はない」という
M.Iさんのお父さんの言葉を思い出しました。
天空からの光 (高谷学さんからお借りしました)
空の雲、光の変化、、、、見飽きることがありませんね。
いつも素敵なお写真をありがとうございます。