最近、録画したものや、YouTubeで配信されたものを、
1.5倍速で聴き、それを「タイパ」(タイムパフォーマンス)というそうな。
今朝も、「舞い上がれ」のテーマソングを1.5倍にしていて
そのままにしてしまっていて、何だか早口だなあ・・・と思い、
慌てて等倍に変えました。
大学の講義をYouTubeなどで聴く時、1.5倍速にしている学生が多いとか。
久しぶりに対面の講義に出ると、なんだかもどかしいというか、教授の話がゆっくりすぎると感じるとか。
なぜ、みんなそんなに急いで聞くのか。
それは情報過多であることが1つの原因。
長編小説を読むのが大変だからと、ダイジェスト版、あらすじだけをつまみ食い。
話題を豊富にするために、簡単に内容を知りたいと思うらしい。
若いころ、必死で「カラマーゾフの兄弟」(米川正夫訳)を読み終えました。
いま、亀山郁夫さんの翻訳で再読しようと全巻買ってあるのですが、
1巻からなかなか進まないのは、持久力。忍耐力。体力がなくなってしまったからでしょうか?
年齢を重ねて、小さい文字が見えにくいことが原因でしょうか?
ドストエフスキーの世界に、どっぷり浸りたいと願いつつ、
なかなか集中できません。
でも、長編小説を(わからない所があっても)ひたすら読み続ける。
その時に感じるもの(=作家の魂)は、自分の魂の栄養になる。
場面を想像しながら、登場人物の顔を想像しながら読む楽しみ。
若い時に(歳をとっても?)、小説を読むことは、とても貴重な経験だと思います。
コスパとか、タイパとかで、本当に大切なものを失ってしまっているのではないかな、、、と思いました。
金木犀 こちらでもいい香りでした。(親愛なる教え子 杉浦譲治君からお借りしました)