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風の詩(kazenouta)2

いつも喜び、たえず祈り、すべてを感謝する
そのような日々を過ごしたい。

『本を読む人』 アリス・フェルネ

2022-08-31 19:08:45 | 文学

飛ぶ教室では、いつも知らない本を紹介されることが多いです。

今回も、『本を読む人』というフランスではとても有名な本。

ある図書館員が、ジプシーの子どもたち、その親たちに、本を読む楽しみを

知ってもらいたいと、そこへ行っては、本を読む。

 

家長のアンジェリーヌばあさんと、息子5人、嫁4人と、孫8人。

子どもたちも親も、字は読めない。

でも「小説」を読みたくなるのです、最後には。

 

 ただ、子どもたちのうち何人かは、学校へ行き、文字を習うようになります。

 でも、ジプシーだからと、きたないとか、いじめられます。

 

私は、読んでいないので、なんとも言えないのですが、

「自分と違う意見、同調できないものを、たたく」という高橋源一郎さんの言葉が、

気になりました。

 

 話し合って、互いを理解しようとする姿勢がない。。。。

 そこから争いが起こる。

 前にも書いた気がしますが、そこから戦争が起こるのです。

 

柔和で寛容で、謙虚な品性。めざしたい。

聖霊の実は、「愛、喜び、平和、寛容、慈愛、善意、忠実、柔和、自制」

自制心がないのは、困ったものです。

今日の聖書通読の箇所に、箴言の22章24,25節がありました。

新改訳2017年版の翻訳はこうでした。

 「怒りっぽい者と交わるな。

  激しやすいものと一緒に行くな。

  あなたが その道に倣って、

  自分が罠にかからないために。」でした。

まさに、箴言です。

  人形町の招き猫たち  癒されます。

   (親愛なる教え子 杉浦譲治君からお借りしました)

     人形町のというと、東野圭吾の「新参者」阿部寛を思い出します。

 

 

 


絵本『じこくのそうべい』 たじまゆきひこ 作

2022-08-11 18:07:53 | 文学

落語をもとにして描いた、たじまゆきひこ(田島征彦)さんの

『じごくのそうべい』という絵本ををご存じでしょうか?

うちの子どもたちが小さいころ、とても喜んだ絵本のひとつです。

音訳・朗読ボランティアのグループで、CDを作ることになり、

1班の8人の仲間たちが、それぞれ好きな題材を選んで読みました。

本日は、Cさんが、この『じごくのそうべい』を録音する日でした。

幼稚園の先生をしておられて、園児に読み聞かせをしておられたので、

それは、それは、テンポのある、表現力豊かな、素敵な読みでした。

情景がみえるようでした。

落語がお好きだからか、語りがうまい!

 

朗読が流行した時期がありました(いまも、愛好者は多いと思います)

なかなか奥の深い世界です。

聞き手の心に響く読みは、こちらの心持も大切です。

Cさんの思い・心は、しっかり伝わりました。

これからも、いい仲間たちと、楽しく朗読・音訳を続けていきたいなあ~と思いました。

 

 白樺とくるみの木 北海道 帯広あたり

  (よしみさんからお借りしました)

   樹々の緑にいやされます。

   いつもお写真をありがとうございます。