1997年5月のPHPに稲盛和夫さんは、
「敬天愛人 私の経営を支えたもの」を書いておられる。
最近、ネットで「盛和塾」で学んだというIT経営者が、
「敬天愛人」を知り、目が開かれたと書いていました。
損得勘定ばかりしていた自分にとって、
真逆の考え方であり、それを実行することで、
会社経営がうまくいくようになったと。
稲盛和夫さんは、
京セラを創設した人であるばかりでなく、
KDDIの設立 (携帯電話auブランド)
複写機メーカーの三田工業を子会社として3年で更生 京セラミタ株式会社とする
JAL日本航空の立て直しを頼まれて3年で赤字を解消。
****稲盛和夫さんの言葉*****
動機善なりや、私心なかりしか
DDI(第二電電)を設立し、電気通信事業へ参入する際、
自身の動機に利己的な心、「私心」がないかと、半年間にわたり自問した時の言葉。
動機が善であり、実行過程が善であれば、結果は問う必要はない、必ず成功するという信念を表す[42]。
経営に権謀術数は一切不要
企業経営には、権謀術数が不可欠だと感じている人が多いかもしれないが、
そういうものはいっさい必要ない。
今日一日を一生懸命に生きさえすれば、未来は開けてくる。
正々堂々と人間として正しいやり方を貫けば運命は開けてくると考えている。
実際に京セラやKDDIの経営に携わり、日々懸命に働いているうちに、
次に打つべき手は自ずから見えてきたし、
そうすることが素晴らしい成果をもたらせてもくれた(著書『人生と経営』より)
***********ウィキペディから引用させていただきました*********
鹿児島出身の稲盛和夫さんは、西郷隆盛さんの「敬天愛人」を好まれたのですね。
人生の基本指針がはっきりしている人は、多くの人が尊敬するのだと思いました。
天を敬い 人を愛するは、
神を第一に愛し、隣人を愛することと同じ。
自分のことを第一にするのではなく(私心を持たず)
人のために生きる。(利他の心)
真理はひとつなのだと、つくづく思います。
ミルトスの葉先についた雨粒 (高谷学さんからお借りしました)
いまにもこぼれそうな、瑞々しい雨の雫ですね。
一瞬をとらえる カメラの技(奇跡・神秘)