風の詩(kazenouta)2

いつも喜び、たえず祈り、すべてを感謝する
そのような日々を過ごしたい。

遅ればせながら 稲盛和夫さん 敬天愛人

2023-09-19 20:53:31 | 

1997年5月のPHPに稲盛和夫さんは、

「敬天愛人 私の経営を支えたもの」を書いておられる。

最近、ネットで「盛和塾」で学んだというIT経営者が、

「敬天愛人」を知り、目が開かれたと書いていました。

  損得勘定ばかりしていた自分にとって、

  真逆の考え方であり、それを実行することで、

  会社経営がうまくいくようになったと。

 

稲盛和夫さんは、

京セラを創設した人であるばかりでなく、

KDDIの設立 (携帯電話auブランド)

複写機メーカーの三田工業を子会社として3年で更生 京セラミタ株式会社とする

JAL日本航空の立て直しを頼まれて3年で赤字を解消。

 

****稲盛和夫さんの言葉*****

動機善なりや、私心なかりしか

 DDI(第二電電)を設立し、電気通信事業へ参入する際、

 自身の動機に利己的な心、「私心」がないかと、半年間にわたり自問した時の言葉。

 動機が善であり、実行過程が善であれば、結果は問う必要はない、必ず成功するという信念を表す[42]

経営に権謀術数は一切不要

 企業経営には、権謀術数が不可欠だと感じている人が多いかもしれないが、

 そういうものはいっさい必要ない。

 今日一日を一生懸命に生きさえすれば、未来は開けてくる。

 正々堂々と人間として正しいやり方を貫けば運命は開けてくると考えている。

 実際に京セラやKDDIの経営に携わり、日々懸命に働いているうちに、

 次に打つべき手は自ずから見えてきたし、

 そうすることが素晴らしい成果をもたらせてもくれた(著書『人生と経営』より)

***********ウィキペディから引用させていただきました*********

 

 鹿児島出身の稲盛和夫さんは、西郷隆盛さんの「敬天愛人」を好まれたのですね。

 人生の基本指針がはっきりしている人は、多くの人が尊敬するのだと思いました。

  天を敬い 人を愛するは、

  神を第一に愛し、隣人を愛することと同じ。

 

自分のことを第一にするのではなく(私心を持たず)

人のために生きる。(利他の心)

 真理はひとつなのだと、つくづく思います。

 

 

 ミルトスの葉先についた雨粒  (高谷学さんからお借りしました)

  いまにもこぼれそうな、瑞々しい雨の雫ですね。

  一瞬をとらえる カメラの技(奇跡・神秘)

 

 


知恵泉(ちえいず) 緒方貞子さん

2023-09-16 20:44:01 | 

緒方貞子さんは、一番尊敬する人です。

若いころは、マザー・テレサを尊敬していました。今もそうですが。

 多くの人のために働ける人

国連難民高等弁務官(UNHCR)になられてからの活躍で

初めて緒方貞子さんを知りました。

奇しくも、本日9/16がお誕生日でした。

 昭和2年1927年9月16日~令和1年2019年10月22日

 

NHKの「知恵泉」で緒方貞子さんを取り上げると知り

録画して見ました。前半。

聖心女子大学の学長、マザー・ブリットさんの教育方針

 1.Be independennt (自立した人でありなさい)

 2.Be intelligent (知的な人でありなさい)自分で考える人・理論的

 3.Be cooperative (協力する人でありなさい)自分の良さを発揮して協力

大学で自治会の会長をしたときに身に付けた「聞き役に回り、状況を冷静に分析する」

 

聴くこと、対話すること、必要を知ること

 これは後の国連での働きでも、いかんなく発揮された。

1991年~2000年の国連難民高等弁務官時代の記録を

「世界難民白書」として残し、これは今も意思決定をするときの大事な資料になっている。

 どこから来たの? どうして来たの? どう困っているの?

 この質問は、基本的なこと。

 困っている弱い立場になった人の言葉に耳を傾ける。

 そして、やれることを提案する。国と交渉する。

 「現場感がないと、人を説得することはできない」

 

小さな巨人と言われた緒方貞子さん

彼女もクリスチャンでした。

真に勇気があり、決断力があり、優しさを実行することができる人。

憧れます。

 緒方貞子さん  (無料画像からお借りしました)

  いつも笑顔の人  優しい人柄がにじみでています。

  尊敬する人です。

「文化、宗教、信念が異なろうと、大切なのは苦しむ人々の命を救うこと。

 自分の国だけの平和はあり得ない。」 緒方貞子さんの言葉

 

 

 

 

 


伊集院光の百年ラジオ  森繫久彌さん

2023-09-13 19:03:27 | 

伊集院光の百年ラジオ   聴き逃しラジオで聴いています。

今回は、森繫久彌さんが登場。

2009年に96歳で亡くなりました。

私が一番印象に残っているのは、テレビドラマの「七人の孫」

便器を作る会社を経営しているおじいちゃんの役でした。

 

NHKのアナウンサー出身だとは、全く知りませんでした。

戦後、満州の放送局から昭和21年に家族と共に引き揚げてきて、

みんなを笑顔に、元気にしたいと、漫談、万談(講談師のよう)として活躍。

 

ご存じの方も多いと思いますが、ラジオの「日曜名作座」を、

森繫久彌さんと加藤道子さんが、50年以上もなさってきました。

今は、西田敏行さんと竹下景子さんが引き継いで「新日曜名作座」をなさっています。

 

森繁さんと西田さんは、ドラマなどで共演なさることが多く、

森繁さんのアドリブに、しっかり応え、ついていった西田さん。

 お芝居の面白さは、場の空気を読み、掴むことだなあと、つくづく思います。

 臨機応変に返すことができる、頭の回転のよさ、機転が利くこと。

 

朗読・・・日曜名作座は、その話芸(何人もの声色を出せること。老人にも、若者にも、子どもにさえなれる)が

すごかったです。物語の中に、聴衆を引き込む。

今回の古い放送を聞かせていただき、森繫久彌さんのその話芸に、脱帽しました。

その場の雰囲気を作って、聴衆を取り込んでおられました。

万雷の拍手が、熱気を感じさせました。

 

 北海道のトウモロコシ畑と青い空  (よしみさんからお借りしました)

  秋の空と雲、、、スマホで撮りたくなること、しばしば。

 


飛ぶ教室9/1 「坂本龍一さんの言葉」

2023-09-04 20:17:56 | 

今年の3月28日に亡くなった坂本龍一さんの本

『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』

この題名は、自らが音楽を担当した映画「シェルタリングスカイ」に出てくる言葉。

鈴木正文さんが聞き書きをした、闘病記でもあるらしい。

 

坂本龍一さんは、最後の最期まで、音楽活動を、作曲をなさっていました。

NHKのお気に入りのスタジオでの演奏。。。

自分の死を見据えての演奏は、聴くのが辛いほどでした。

明らかに、最期の姿を残そうと思った映像。

 

「音楽は自由にする」という言葉を生きた人だった。

 

ゲストの中森明夫さん(サブカルチャー作家)は、なんと、

坂本龍一さんと親しく(可愛がってもらっていた)しておられ、

ラジオ番組も一緒にしたほど。

高橋源一郎さんと坂本龍一さんは、どこか似てると中森さんは言う。

二人は1歳違い。

だから同じ時代を生きてきた。

同じ音楽を聴き、同じテレビを見て、同じ社会情勢を生きた。

団塊の世代と違って、優しさがあると中森さんは感じたとか。

同世代というのは、確かに不思議なものです。

 

今日、中学の同窓会の案内葉書がきました。

大河ドラマの三河方面へのバスツアーとか。

故郷を離れているので、参加はできませんが、

みんな(同じ!!)歳を取ったのでした。

 

 ベコニア  (親愛なる教え子 杉浦譲治君からお借りしました)

  うちのベコニア(鉢植え)も咲いています。

 

 


「あなたに笑顔を届けたい」J.Hさんの活躍

2023-08-21 21:05:12 | 

教会の機関紙で、古い友人の消息を知ることが、よくあります。

今日も、「バンビ」(肢体障害者の機関紙)で、

若いころに仲良くしていたJ.H姉が、神戸から山口県、沖縄の宮古島、熊本、そして

いま、長崎県の教会のシルバーホームへ移られたと知りました。

なんと、90歳になられたのでした。。。。。

 

****そのシルバーホームへ入所なさって、開口一番

「私にここでボランティアをさせてください。

 私は人に笑顔を分け与えたのです。人を喜ばせたいのです」とおっしゃったそうです。

早速、系列の「小規模多機能ホーム」に行って、

音楽療法をJ.H姉がなさったそうです。

 そうしたら、不思議や不思議、車いすに座って歩けない方が

 J.H姉の笑顔のリードで一人また一人と踊り出したではありませんか。

     (「バンビ」より引用)*************

 

そういえば、H姉とY姉と私も、神戸で親しくしていたとき

3人で踊ったことがありました。

 彼女の聖別された神聖な部屋。

 上村松園の大きな「序の舞」が飾ってありました。

 

早速お手紙を書こうと思います。

 「序の舞」上村松園  (無料画像からお借りしました)

  いままで見た中で、一番大きな「序の舞」でした。ほぼ等身大。

  J.H姉は、いまも、踊っておられるのでした。