「ロジー・カルプ」(マリー・ンディアィ)を読みました。作者のマリー・ンディアィは、セネガル人の父とフランス人の母を持つフランス人作家です。訳者のあとがきによると、現大統領になってからのフランスの息苦しさと、「フランスを愛するか、でなければ立ち去れ」という大統領の愛国主義的態度に抗議して、2007年からはベルリンに住んでいるそうです。
マリー・ンディアィの描く白人主人公たちの、なんたるふしだらさ、身勝手さ、黒人への差別意識、ばらばらに崩壊してしまった家族の絆。そして、そんな白人たちの差別意識・身勝手さを知りながらも、彼らの支えになろうとする黒人の青年。この対比を通して、作者はフランス社会の何を描こうとしたんだろう?フランスの人たちは、この小説にどんな感想を持っているのかな?うーん、とても気になる。
マリー・ンディアィの描く白人主人公たちの、なんたるふしだらさ、身勝手さ、黒人への差別意識、ばらばらに崩壊してしまった家族の絆。そして、そんな白人たちの差別意識・身勝手さを知りながらも、彼らの支えになろうとする黒人の青年。この対比を通して、作者はフランス社会の何を描こうとしたんだろう?フランスの人たちは、この小説にどんな感想を持っているのかな?うーん、とても気になる。