日本には1千万人の主婦がいると言われている。きょうのさきがけ新聞に女性の年金のことが載っていた。
わたしも、今年は60歳になるし、夫は65歳になる。ということで、年金には敏感だ。
先に書いた主婦は、年金を自分で支払ってはいないが、夫がサラリーマンの場合、妻の年金も支払っていることになっている。自営業の人は女性も、国民年金を支払っているのだから、サラリーマンの特権がわかるというものだ。そのようにして、日本経済は、働く夫と、ご飯をつくり、子どもや親の世話をしている妻というワンセットで、社会保障費を考えてきた。
なんという損失。
社会保障の財源がない・・という政治家は、日本の1千万人の女性が見えていない。そのくせ、厚生年金の加入の義務付けはきびしく、若年層で、給料が8万9万の人たちからも1万数千円の社会保険料を取れという。若い人の自立がなかなかできないわけだ。
主婦も働けたらいいと思う。自分で社会保険をはらって、老後に備えようよ。
日本経済は、男女差別のうえに立って発展してきた。そして、そのシステムが今ほころびを見せている。
岩盤のように固い日本のこの差別をなんとできないかと思う。なんとかしたい・・と思う。
私たちの職場もまさに、そのような女性の働き方のジレンマを抱えている。女性の自立を応援するところで働きながら、自分たちが自立からは程遠い給料なのだ。 ああまたぼやいてしまった・・・。
秋田魁新報「いま考える主婦年金」を改めて読んでみました。男どもには読み落としてしまいそうな記事で「3号被保険者」というのもよく知りませんでした。これからの高齢化社会には重要な課題になりますね。