母は点滴だけで命をつないで、いまのところ落ち着いている、少しやせたが、先週の木曜日にはお風呂にもいれていただいた。母の生命力はまだまだつづく・・。
14年も母の介護をしてきて、夫も定年で、なかなか経済的に容易でなくなってきているから、「いつまでつづく・・」状態が重荷になっていた。
以前も書いたことがあるが、母は年金がわずかで、それだけでは施設の費用は出ないわけだから、私たちの持ち出しがかなりある。それを長い間、続けて「介護貧乏」状態に陥っているが、それでもなんとかしのいできて、そろそろ限界である。だから、母の最期の時を迎える気持ちの準備はできているのだが、その日が伸びていることもまたうれしい。
いのちは生きようとするものなのだと思う。最期のときまで、いのちは生きようとする。
ニュースをみていると、そのいのちがないがしろにされている事件ばかりで、悲しくなる。
たったひとつだけのかけがえのない命を大切に思える社会であってほしいと、こころから思っている。