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さいたま市ウェブサイトより
今年の3月1日から鳴り物入りで開始された戸籍の広域交付、開始当初からシステムの不具合で交付できない事例が続出と報じられている。
確かに便利な制度で、相続人確定調査のためにはいくつもの役所へ戸籍を請求しなければならなかったものが、一カ所の役所で直系血族の戸籍が一括して交付されるようになったので請求が集中したのかもしれないし、もともとシステムに脆弱性があったのかはわからない。
いずれにしても期待して請求手続きを行った人にとっては肩透かしを食らったようなものか。
たまたまさいたま市役所に行く用事があって戸籍の請求窓口に行ったら、戸籍の広域交付がシステムの不具合で時間がかかったり交付自体ができなかったりすることのお知らせがいくつも掲示されていた。
冒頭の写真はさいたま市のウェブサイトの画像だが、窓口の掲示にはウェブサイトに記述のない文章もあった。
それは、「国の通知により、本籍地の窓口に電話確認をする必要があり時間がかかっています」との文章。
なんだ、全て電算化されて一括して交付できるようになったんじゃないのかと思い少し調べてみた。
法務省からの通知で、当面の間、「本籍地が他の市町村の戸籍」を交付する際は、その戸籍の内容について、本籍地への電話確認を行う必要があるとのこと。
こりゃあ、手間もかかるし時間もかかるはずだ。
除籍や改製原戸籍の交付を停止している自治体もあるよう。
もっともこの「戸籍の広域交付」は本人以外は請求できないので、我々が職務上で請求する場合には以前と全くやり方は変わらず、何の恩恵も受けてはおりませんけどね。
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