小杉行政書士事務所 小杉 幹のブログ

自然を愛し、単独で山を歩き廻ることを好み、たまにはロードや近くの山を走る、50代オヤジのブログです。

議員の世襲に一言!

2009年06月27日 | 俺にも言わせろ!

一時期盛んに論じられていた「国会議員の世襲」に関する話題は最近すっかり聞かなくなった。

自民党では、次の次の総選挙の際に、世襲候補者の同一選挙区での党公認はしないことになったらしいが…

国会議員って、世襲出来るの?

「次の選挙には私は出ません。息子が出ます。」と言えば、息子は国会議員になれるの?

それだけではなれませんよね? 選挙で当選しなければ国会議員にはなれません。

選挙で当選して、有権者の審判を受けて議員になって、何か問題でもありますか(笑)

議員には「カバン」、「看板」、「地盤」の3つが必要であり、世襲議員の場合にはそれらをそのまま引き継ぐからいけないと言われる。

特に問題なのは「地盤」であって、政策など関係なく当選出来てしまうから、立候補するなら他の選挙区から出なさいなどと論じられる。

これはオカシイ。

悪いのは、政策など関係なく世襲候補者を当選させてしまう「地盤」でしょ?

「地盤」・・・議員の支持母体。業界団体や労働者団体などが多い。

これらの「地盤」といわれる人達が、何も考えずに投票するのが一番いけない。

政策・能力本位で投票が行われている限り、世襲批判の問題は起こらない。2代目だろうが3代目であろうが、世襲でなかろうが、そんなことはどうでもいい話である。

七光りのボンクラだったら落選するだけ。

能力があれば、親が誰だって構わない。

結局のところ、問題は投票する有権者の側にある。

だって「地盤」の人達って本当にいい加減な理由で投票しているもの。

私は国民に付された「選挙権」ってとても崇高な権利だと思っている。

日本の場合、選挙権は血を流して勝ち取ったものではないが、それでも国のあり方を国民が決めることが出来る尊い権利だと思う。

断じて、人から頼まれたからとか、職場の方針だからとか、面白そうな人だからだとか(笑)、そんな理由で行使すべき権利ではない。

でも現実は…(笑)

私も仕事柄、業界団体や商工関係の団体などの会合に顔を出すことがある。

選挙が近い時期などには、よく国会議員や地方議員、自治体の首長などが挨拶にくる。

で、どんな挨拶をするかというと、「厳しい戦いです!」「皆様のお力添えが必要です!」「皆様のために頑張ります!」

最後は参加者一人ひとりと握手(笑)

当選したら何をするのか、何がしたいのかということは、ほとんど聞いたことがない(笑)

で、当選したら支援団体に予算を取ってきたり便宜を図ったり。

支援団体もそれを求めている。

そういえば昔、こんな事があった。

もう10年位前のことだが、一時期地元の異業種団体に加入していたことがある。

そこで、地元を流れる「新河岸川」に関するイベントをやろうという話が出た。

新河岸川といえば、今ではたいした水量もないつまらん川であるが、江戸時代から明治時代にかけては川越と江戸を結ぶ交通の大動脈として、大量の物資を載せた船が盛んに往来していた川である。

話が出てきた経緯までは詳しくは知らなかったが、当時は私も新河岸川に関心を持っており、「新河岸川カヌー川下り」なんてものを実行したこともあったので、多少の関心を持ちながら、企画に参加することになった。

ただ気になったのは、企画を進めていく中で何故か会長の口から盛んに地元選出の某国会議員の名前が出てくることだった。

まあよくいる「私はこんなにエライ先生をいろいろ知っているんだ!」ということを吹聴するタイプの人間なのかと思っていた。

ある日、新河岸川のイベントの企画の関係で県の役所に打ち合わせに行くとかで、私にも声が掛かった。

そしてそこで行われた話し合いの内容でビックリ!

会長の話の内容というのは、国から出ている新河岸川の災害対策予算の一部を、イベント費用に廻してくれということ。そしてそのことは地元の某国会議員からのアドバイスによるものであり、その国会議員とは非常に懇意だということ。

なんだよこれ! タカリじゃん!

国会議員の力を背景にした公金へのタカリ行為!

話し合いが終わって外に出た後以降、私はその団体とは一切の関係を絶ちました(笑)

公金にタカるような団体に一時期でも所属していたなんて…

でもこんなのが議員の支持母体の実態なんだよね…

「私の息子です。未熟者ですがご支援よろしくお願いします。」

「お~そうか。頑張れよ。応援するぞ!」

「皆様のためにこんなにバラマキます!」

「そうだ、そうだ。もっとよこせ!」

「あの人、テレビでよく見る○○さんだ!面白そうだから一票入れよう!」

「ね~、○○さん、今度の選挙厳しいのよ。なんとか一票入れてあげて!」

こんなんばっかりだもんな…

そりゃ世襲は妬まれるわ(笑)

 

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なんでこんな物にひっかかるんかいな?

2009年06月26日 | 俺にも言わせろ!

ゲルマニウムを使用した健康器具を調査した結果、そのほとんどがゲルマニウムが含まれていなかったという(笑)

酒を買ったら、ほとんどアルコールが含まれていなかったようなものだな(笑)

これはこれで立派なインチキ商法であるが、なんでこんな商法が成り立つのかと言えば、「ゲルマニウム」とつけば売れるからである。

「健康にいい」、「こりが取れる」、「血行が良くなる」などの効果が謳われているが、これらの効果も科学的には全く証明されていない。

でもなんとなく宣伝文句に惹かれて「そんな気になる」。

よく考えてみれば、そんなに効果があるのであれば医療行為に使われていそうなものであるが、病院でゲルマニウム療法なるものは聞いたことがない。

ゲルマニウム=「健康にいい」、「こりが取れる」、「血行が良くなる」と聞いたとき、「本当にそうなのか?」、「もし本当であれば、何故なのか?」とか考えないものか?

血行なんて、酒を飲んだって良くなる(笑)

「ゲルマニウムでこりが取れる」→何故だろう? ゲルマニウムにそんな効果があるのか? ゲルマニウムネックレスを首に掛けると、どのような作用でどのような経路で肩こりに効くのか?

普通は考えませんか? 調べてみようとはしませんか? 調べてみないで信じられますか?

私なんか疑い深いというか、ヒネクレているので(笑)、何かブームになったりすると、すぐ「本当かよ?」と考えてしまう。

ゲルマニウムに限らず、巷には怪しい健康増進物質が溢れている。

マイナスイオンだのコラーゲンだの…

まあマイナスイオンは最近は聞かれなくなったが、コラーゲンは相変わらず売れているみたい。

飲んでも意味がないのはちょっと調べれば分かるはずなんですが…

健康ドリンクなんかもそう。

ビタミン補給についても、必要量を摂取していなければ欠乏症になるし、欠乏症でなければ特に多く摂る必要もない。

必要以上に摂取しても、出るだけ。

よく考えればアホらしいということがわかりそうなもんですが…

いや、これらのものは「心に効く」のであって、信じて使用すればプラシーボ効果によってある程度の効果は感じられるのだから、それを求めてお金を払って何が悪い!

と言われれば、そのとおりですが(笑)

健康関連商品以外でも、インチキ商法、悪徳商法といわれるものは様々なものがあります。

たいていのものは、冷静に考えればオカシイものばかりなんですけどね。

マルチ商法。

親が子を作り、子が孫を作り、無限に増えていく。

1が2になり、2が4になり、4が8になり、8が16になる。

やってみればわかりますが、これを何回かやってみると、すぐに日本の人口を突破してしまう。全然無限ではない(笑)

エビやら牛を育てて売り、年利4~5%の運用益が出る。

これが本当なら、世界に名だたる日本商社が黙っていない。

仮に100億円が必要な事業だとしたら、小口の個人投資家を募るなんて面倒なことはしない。

商社がポンと100億円出資して利益を独占する。

間違いない!

絶対儲かる大豆やトウモロコシの商品先物取引。

これだって絶対儲かれば商社が独占して、個人投資家になんかオコボレだってくるはずがない。

機関投資家だって黙っている訳がない。

ノーリスク・ハイリターンなんてものがあったら、機関投資家が奪い合い。

個人が入り込む隙間なんてある訳がない。

ある先物取引業者との会話。

「絶対儲かりますよ!」(これだけでも本当は法律違反)

「そんなに儲かるのなら何でアンタがやらないの?」

「法律で、業者の人間は取引を禁止されているんですよ。」

「だったら退職しなよ。電話セールスなんかでチンケな給料もらってないで、退職して、どこからか1億でも10億でも借金してやんなよ。絶対儲かるなら、どれだけ借金しても困らないだろ?」

「・・・」ガチャ!電話切れちゃった…

 

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蕨山から有間山、槙ノ尾山と辿る有間川源流周回コース

2009年06月22日 | 奥武蔵山行記

平成21年6月20日(土) 日が長くてさほど暑くもない今の時期に、一度ロングコースにチャレンジしてみようと思い立ち、近場で周回ルートがとれて、たっぷり一日コースとなる場所をいろいろ考えてみた。

そして選んだのは、有間ダム奥の落合から大ヨケの頭に登り、蕨山から有間山を縦走し、日向沢ノ峰から棒ノ嶺へ向かう尾根を辿り、槙ノ尾山から仙岳尾根を下って落合に戻るというルート。

以前、蕨山から有間山(タタラノ頭)と、槙ノ尾山から落合は歩いたことがあるのだが、それ以外は初めて。

コースタイムは休憩込み(休んでばかりです…)でおおよそ10時間位の予想。

朝7時頃から歩き始めれば午後5時頃には帰ってこられそうだし、何とかなるだろうという事で決行することに。

当日は川越の自宅を午前5時半に出発。1時間と少しで落合のやや下流、大ヨケノ滝近くに車を止め、大ヨケノ滝やや上流にある登山口から歩き始めます。

蕨山登山口

Photo_2

5分程登ったところにあるのが「有間小屋跡」。

有間小屋跡

Photo_4

今からもう30年以上も前、小学校高学年の頃に友達と何回か有間川にヤマメ釣りにきていました(もちろんダムの出来る以前です)。

釣りを終えて帰るときには、必ず有間小屋に立ち寄ってジュースを買って飲んだものでした。懐かしい想い出です。

さて有間小屋跡を過ぎ、まずは大ヨケの頭に直登します。

しばらくの登りで伐採地に着きます。

伐採地

Photo_7

伐採地上の道標

Photo_8

時間短縮のため、「蕨山 急登」と書かれているコースへ。

これがとんでもない急登。

登っていくうちにかなりの急斜面となりまして、立ち木に摑まりながら何とかよじ登り、最後は3連のトラロープを手繰って登山道へと這い上がることができました。

トラロープ

Photo_9

しばらく登山道を行くと、やがて林道を横切ります。

林道が横切る

Photo_10

林道からはほんの少しの登りで大ヨケの頭に到着。

大ヨケの頭

Photo_12

大ヨケの頭を過ぎると藤棚山に着きます。

藤棚山

Photo_13

藤棚山から蕨山へと向かいます。

蕨山山頂

Photo_17

ここは晴れていると眺めのいい場所ですが、今回は霧のため展望無し!

蕨山山頂から蕨山最高地点を過ぎ、逆川乗越まで下ります。

逆川乗越のあずまやで小休止

Photo_19

逆川乗越から橋小屋ノ頭まではキツイ登りが続きます。

橋小屋ノ頭からタタラノ頭を過ぎて有間峠までの山域を総称して有間山といいますが、一般的にはタタラノ頭を有間山といっているようです。

タタラノ頭までの道は歩きやすいですが、幾つものピークを越えていきますのでアップダウンはキツイ。

タタラノ頭を過ぎると背丈を超えるヤブの道。ただし歩く道幅は確保されていますので、ヤブ漕ぎまではいきません。

橋小屋ノ頭

Photo_20

有間峠

Photo_23

有間峠先の登山道入口

Photo_25

登山道入口からはまたキツイ登り。アップダウンもあります。

鉄塔を過ぎてしばらく行くと、都県境の尾根(長沢背稜)にでます。

ここから日向沢ノ峰までは広い歩きやすい道をほんのひと登り。

都県境の尾根に出る

Photo_27

山頂の道標

Photo_31

日向沢ノ峰到着が12時半。歩き始めてから5時間半かかりました。

ここで昼食をとって大休止。毎度のことながらカップラーメンとおにぎり。そしてインスタントコーヒー。

山頂到着時は誰もいなっかたのですが、そのうちにポツポツと登ってくる人がいます。

夫婦が一組であとは単独。やはりこの辺りは一人静かに山歩きを楽しむ人が多いようで。

いろいろ情報交換をするのですが、皆さん結構なロングコースを歩いていますね!

日原からヨコスズ尾根で三ツドッケに登り、川苔山を経由して鳩ノ巣に下りる方や、大丹波から登って棒ノ峰から大丹波に戻る方など、皆さん丸々一日を存分に楽しもうという方ばっかりでした。

ちなみにここでも霧のために展望はありませんでした。残念!

1時間ほど休憩した後、棒ノ嶺へと続く長い尾根を下ります。

日向沢ノ峰で尋ねた人によると、しばらくは急下降が続くがその後はダラダラと下るだけで、キツイアップダウンはあまり無いとのことでしたが、確かに下り始めはかなり急な下り坂で、足元は滑りやすく慎重に下っていきます。

長尾ノ丸に向かう急下降

Photo_32

途中、落合への分岐を過ぎると鉄塔にたどり着きます。

この頃、ようやく霧が晴れてきましてこの日初めての展望が得られました!

南には眼前に迫る川苔山。北西の方角には蕨山から仁田山、そして先ほど下ってきた日向沢ノ峰と、歩いてきた稜線が一望できます。

足元は開けた芝生になっており、ついつい長居をしてしまいました。

川苔山

Photo_33

蕨山から有間山、仁田山

Photo_34

鉄塔下で小休止した後、また尾根を下ります。

実際に下ってみると、結構アップダウンがあります。急な登りはあまりありませんが、下りの急な所は幾つもあります。どれも滑りやすくて大変!慎重に一歩一歩足を進めます。

山ナシ山、クロモ山と過ぎ、長尾ノ丸に着きます。

長尾ノ丸

Photo_39

地図では「長尾丸山」と標記されていますが、一般的には「長尾ノ丸(ナゴーノマル)」と呼ばれています。

長尾ノ丸を過ぎ、しばらく行くと槙ノ尾山に着きます。

ここからは落合へ下る仙岳尾根が分岐しています。

槙ノ尾山

Photo_40

急な山道を下っていくと、林道にぶつかります。その林道のすぐ上が見晴台となっていまして、本日最高の展望!

ちょうど有間谷を隔てて正面に大ヨケの頭。そこから藤棚山、蕨山、有間山、日向沢ノ峰と本日歩いてきた稜線が一望できます。

先ほどの鉄塔以上の眺望です。

もう午後4時過ぎでしたので早く下ったほうがよいのですが、ついついここでも長居を決め込んでしまいました…

有間ダムを見下ろす

Photo_46

歩いてきた稜線を一望

Photo_47

さて、しっかり休んだ後は落合目指して下るだけです。

一旦林道に出て、ふたたび山道に入ります。

ダラダラと下っていくのですが、そのうちに尾根上の踏跡がかなり不明瞭になってきました。

周りは植林帯で、尾根上をきっちりトレースしています。途中、道標には注意していましたが従って歩いてきたはずでした。

「道を間違えたか?」

とりあえず植林帯ということは人の出入りがあるはずです。確かに踏跡らしきものはあるので、そのまま尾根上を直進してみる。

しばらく歩くと川のせせらぎが聞こえてきます。有間谷のすぐ上まで来ています。

とりあえず行けるところまで行ってみる。

着いた所は、有間谷に突き出した尾根の突端。下は岩盤で淵に落ち込んでいます。

これはとてもじゃないが下りられない。

昔は渓流釣りでよく高巻きなんかもしましたが、岩盤なんか下りられるはずが無い!

少し登り返してやや上流部に出てみる。今度は堰堤脇のコンクリートの法面の上。

「う~ん。弱ったな~」

時間は午後5時を過ぎている。まだまだ暗くはならないが、とりあえずまだ使わないまでもヘッドランプは装着しておく。

タバコを一服し、冷静になる。

尾根上をしばらく登り返すと右側が植林帯となっている。川のすぐ上の植林帯では必ず仕事道があるはず。とりあえず少し下ってみる。

急斜面を立ち木に摑まりながら下っていくと、河原が見えてきた。

よ~く見ると、吊橋が架かっている。

「あ、これは大丈夫。下りられた!」

慎重に慎重に急斜面を下る。

無事、河原に辿り着き、小さな吊橋で有間川を渡って車道に出ることができました。

下りてきた所は、落合のやや下流。どうも一本下流側の支尾根を下ってきた様子。

途中、左に分岐していた道には気付かなかったし道標も無かったと思う。

2年前に息子と下ったときには何の問題も無く落合に下ってきたのに…

さすがに自分では気付かなくても疲れていたのか…

何はともあれ、無事ロングコースを踏破することができました。

車に戻ったのが午後5時半、休憩込みで10時間半の長丁場でした。

途中、昼食で1時間、小休止が計1時間位。写真も100枚撮ってますから実質8時間程の歩行時間か。

振り返ってみると、よく歩いたなと思いますね。

距離は長いし、大ヨケの頭から日向沢ノ峰までアップダウンがキツイ。幾つ上り下りしたかわかりません。

日向沢ノ峰から棒ノ嶺に向かう尾根はキツイ登りは少ないですが、急下降が数箇所。そしてとにかく長い。

でもまあ、とりあえずは充実した一日でした。

まるで回峰行か(笑)

そういえば先週行った天祖山も、まるで修行だった(笑)

一日歩き終わって、そんなに疲れた感じは無かったし足も痛くは無かったのですが、1時間ちょっと車を運転して自宅近くのコンビニにビールを買いに立ち寄ったところ、車から降りて歩いたところで足にずっしりと疲労感…

やっぱりかなり足にきてました(笑)

2~3日後は筋肉痛で歩けないかも(笑)

これで当分山歩きは無いかな。梅雨が明ければ暑くなるし…

子供を連れて近場の山に行くか、あるいは友達からでも特に誘われない限り、秋まで山歩きはお休みとなりそうです。

このときの他の写真はWEBアルバム蕨山~有間山~槇ノ尾山に89枚をアップしてありますのでご覧下さい。

 

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奥多摩の寂峰・天祖山

2009年06月14日 | 奥多摩山行記

平成21年6月13日(土) 奥多摩の寂峰、天祖山に友人の希夷斎氏と二人で登ってきました。

天祖山山頂

Photo_32

天祖山といえば、芋ノ木ドッケから酉谷山、三ツドッケと続く長沢背稜の途中から南に派生した支尾根上にあり、標高1,723mの山です。

日原川を挟んだ対岸には鷹ノ巣山(標高1,737m)があります。

鷹ノ巣山といえば、川苔山と並んで奥多摩では最も人気のある山の一つですが、それに比べて天祖山は、標高もほとんど変わらず、アプローチもさほど変わらないのに、全く人気がありませんし、ガイドブックにもあまり紹介されておりません。

また、ここ数年の間にも滑落や道迷いでの死亡遭難事故が数件起きていますので、そのへんのこともあってあまり歩かれていないのでしょう。

ですが、かえって人気の無い山のほうが静かですし、以前、日原川周辺をヤマメ釣りで歩き回っていた頃から気になっていた山でした。

そこで友人の希夷斎氏に声を掛け、同行することとなりました。

川越の自宅を4時30分に出発、飯能で希夷斎氏と合流し、青梅を抜けて一路奥多摩を目指します。

白丸辺りを走行していると、緊急走行の二輪車が2台、奥多摩方面に向けて走っていきました。

白バイではなく赤バイ!

その後も消防車数台が緊急走行で奥多摩方面に。

「山岳事故か?」 「山火事か?」などと話しながら、青梅街道から日原街道へ。

鍾乳洞のある小川谷林道分岐を過ぎ、マス釣り場を過ぎて舗装路が終わる辺りで通行止めに。

すぐ先の日原川で釣り人の転落事故があり、現在救助活動中なので1時間程は通れませんとのこと。

先ほどの緊急走行車両は、この事故で出動した山岳救助隊でした!

少し戻ってマス釣り場の駐車場に車を止めて、しばし待つことにします。

待っている間、通行止めの指示をしている山岳救助隊員の警察官としばし雑談。

そうこうしているうちに、続々と救助車両が出てきます。

最後の車両が出終わって林道が開放され、事故現場を過ぎて八丁橋のたもとに車を駐車、準備をしていよいよ天祖山に向けて出発します。

八丁橋

Photo_33

登山口からの九十九折

Photo_35

登山口からは石積みの九十九折となっています。

その後もひたすら急登が続きます。

大日天神

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登山口から1時間と少しで大日天神に着きます。

かなり建物は傷んでいます。

小休止ののち、山頂に向けてひたすら急登を行きます。

ブナ林

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カラマツ林

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会所(社務所)

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カラマツ林を過ぎ、ブナ林の急登がひたすら続きます。

登り始めて2時間と少しで会所に到着。

天祖山神社の社務所とのことで、先ほどの大日天神と比べると中は随分きれいにされています。

天祖山山頂

Photo_44

天祖山神社

Photo_45

11時半に山頂着。

昼食をとって大休止。

帰り道をどこにとるかを考える。

来た道をまた戻るのはあまり面白くないが、長沢背稜方面に進んで梯子坂のクビレから孫惣谷を下る道は通行止めらしい。

途中、いくつか踏跡が分岐していたもののどれもヤバそうな様子。

登山道を外れて踏跡を辿り、沢に転落死した事例も何件か発生しているので、とにかく安全第一で往路を戻ることに。

急坂を往路とは一転してひたすら下る。

会所を過ぎ、大日天神を過ぎ、やがて最後の急な下りに。

平成18年の秋に、連続滑落事故の起きた現場を慎重に通る。

ここは岩稜の小尾根の突端部分で、登山道は左に直角に向きを変えるところですが、うっかり2・3歩直進してしまうと、後は垂直の岩盤を日原林道まで真っ逆さまに転落してしまいます。

途中にさえぎるものは何もありません。下を覗き込むと背筋が寒くなります。

この辺りは、高所恐怖症だと足がすくむかも…

とにかく慎重に下り、14時に無事八丁橋に下山できました。

天祖山の紹介文には、とかく「奥多摩の静寂峰」「静かで落ち着いた」「玄人好み」などの枕詞がつきますが、振り返っての感想を…

トレーニングには最適です(笑)

ボッカ訓練向き(笑)

修行(笑)

八丁橋から山頂まで標高差約1,000mで、歩行時間が約3時間。

その間、ひたすら急坂を上り続けます。

途中、一部平坦な区間もありますが、本当に一部だけ。

あとはただただ急登が続きます。

たいていの山では、山頂まで尾根道を登り上げる場合では多少のアップダウンはあるものですが、天祖山はアップしかありません(笑)

最初に天祖山はあまりガイドブックに紹介されていないと書きましたが、やはり理由はこの辺りにあるのでしょう。

単調で、キツくて、登山コースもひとつしかなく、展望もない(笑)

実際、天祖山だけを目的とした登山者は少なく、大部分は長沢背稜と日原を結ぶ「通過点」として天祖山を通っているのでしょう。

でも、自然林の中を黙々とひたすら歩くことが好きな方でしたら、一度は行ってみてはいかがと思います。

下山後は奥多摩のもえぎの湯で汗を流して帰宅しました。

※翌日は早速、足が筋肉痛となりました(笑)

このときの他の写真はWEBアルバム天祖山に33枚をアップしてありますのでご覧下さい。

 

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マンスリー・ランナーが走る(笑)

2009年06月07日 | ランニング

安比奈親水公園(埼玉県川越市)

Ca390001001_2

本日は、川越の安比奈親水公園から狭山の昭代橋までの片道4kmをランニングで往復してきました。

文理学園の傍らから狭山方面に向かって走り出します

Ca390002001_2

ここから昭代橋までの片道4kmを約30分のペースで走ります。

走り終わったら30分休憩して、また同様のペースで来た道を走り返します。

LSD(ロング・スロー・ディスタンス)ならぬSSD(ショート・スロー・ディスタンス)!

なぜ私がランニングなんぞしているかと申しますと…

別に走るのが好きな訳ではないんです(笑)

要は、年に数回、奥多摩やら秩父の山を歩くのですが、そのときに少しでも楽に歩けるようにと。

もともと20代以降、まともに運動なんかしてきませんでしたから(もっとも、一時期渓流のヤマメやイワナを求めて谷を歩き廻っていましたから多少は歩けましたが)、山に行って急登になると息は切れるし足は上がらない。上り坂が3時間も続くともう足にきて、太ももが攣る攣る。

これじゃシンドイんで、少しでも楽に山を歩けたらと思って、ランニングなんぞをしている訳です。

といってもなかなかそうそうは走れない。

本当は週に2~3回は走ったほうが良いのですが、なんやかやで月に2~3回がやっと。

マンスリー・ランナー(笑) これじゃあんまり効果ないかも(笑)

まあ、やらないよりはマシって程度かな。

実は、友人と奥秩父の東京都最高峰の雲取山と、奥秩父主脈を外れた寂峰の和名倉山の日帰り山行を予定しているんです(いずれそのうちにということで)。

もちろん両方併せてではなくて、別々にですが。

どちらも車で行ける所まで行って、そこから山頂往復が徒歩約10時間!

それなりに鍛えておかないと、いつまでたっても実行できません。

だから本当は月2~3回のペースでは足りないんですけどね…

ちなみにその友人は、山は走り廻るし、フルマラソンも走るという猛者なので、はなから張り合うつもりは毛頭ありませんが(笑)


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