齢57歳、還暦まであと三年にして
還暦前三大目標達成プロジェクト
を始動しました!
…と、チト大げさにぶち上げましたが…(笑)
先日あるショッキングな事件がありまして、それを踏まえて還暦までに何とか達成しなければならない三つの大きな目標を掲げました。
実はこの三大目標とは、すでに一度は諦めていたものです。
もう無理だと。
ですが先日のショッキングな事件を受けて考えを変えました。
もう一度挑戦すべきだと。
で、そのショッキングな事件とは…
富士登山失敗!
無謀にも日本最高峰の富士山の頂上を目指し、全く歯が立たず撤退となった次第であります。
今年の6月に知人から富士登山に誘われまして、当初はまあ体力的に無理だろうと思っていたのですが、コースタイムの1.5倍くらいかければ高山病にもならないとか、初心者でも案外登れているとか、今でも定期的に走っている(以前に比べればホントに走れなくなっていますが)から大丈夫だ、などなど良からぬ雑音がいろいろ耳に入ってきまして(笑)
なんとなく「ゆっくり歩けば行けるんじゃないか」と根拠なく思えてしまった結果、7月21日(金)の夜に富士宮五合目の登山口から無謀にも山頂に向けて歩き出すという愚行を始めてしまいました。
標高3500m位まではなんとか行けるんじゃないか、そこから先は経験豊富な知人に助けてもらって頑張って頂上に辿り着こう。
最初はそう思っていました。
登り始めの富士宮五合目が標高2500m位でそこから急傾斜の溶岩道をひたすら登るだけ。
歩き始めこそあまり息苦しさは感じませんでしたが、そこは登りっぱなしの富士登山道。すぐに心拍数が激上がりとなります。
自分の場合、安静時の心拍数は55bpm位なんですが、急坂を登っていくとすぐに150bpm位まで上がります。
150bpmというと足が止まってしまうレベル。休んで少し心拍数を落とさないと歩けません。
六合目の雲海荘、新七合目の御来光山荘と、ゆっくり少しずつ休み休み登ってきましたが、元祖七合目の近くまで来ていよいよ歩けなくなってきました。
50m歩くと心拍数が上がって足が止まる。少し休んでも楽にはならない。再び歩き出すとまたすぐに足が止まるの繰り返し。
そのうち20m歩いては休み、10m歩いては休みと、歩ける間隔がどんどん短くなってきます。
まだコースの3分の1くらいしか歩いていない。
これからどんどん空気が薄くなるので、今よりもっと体に負担がかかるのは間違いない。
これ以上は無理と判断し、下山を決断した。
残念…
この後の下山が長いこと。
足元は崩れた溶岩で歩きにくいし、それに下りにも関わらず心拍数は上がりっぱなし。
それでも何とか無事下山でき、本来は登頂しているはずの22日の朝には自宅に帰るという失態を演じる結果となりました(笑)
自宅に帰り、ショックに苛まれたのち、この失態の原因をアレコレと考えました。
体力不足・準備不足と言ってしまえばそれまでですが、過去を振り返れば初マラソンの2012板橋シティマラソンを皮切りにフルマラソンは6回完走しています。
ハーフマラソンも7~8回完走していますし2時間切りも何回か達成しています。小江戸川越マラソン2013
一時期はトレイルランニングにもハマって、雲取山や和名倉山なども走っていました。
もっとも山を歩いたり走ったりしていたのはもう10年も前の話。
フルマラソンは2019古河マラソンで初の途中リタイアを経験して以降はコロナ禍もあって参加なし。
ハーフマラソンはコロナ禍を挟んで3年振りに開催された小江戸川越ハーフマラソン2022に参加しましたが2時間41分という体たらく。
50歳を過ぎたあたりから体力・走力は急降下。特にここ4~5年の低迷ぶりは目に余ります(笑)
10年前はキロ7分のペースはスロージョギングで、30キロでも40キロでも走り続けられる感覚。実際にそのくらいは走れていました。
ですがここ数年はキロ8分でも息が上がって走れず、8分半程度に落としても1キロくらいで息が上がって足が止まります。
昨年の川越ハーフも走り続けられたのは半分程度。あとは歩いたり走ったりで、完走したというよりは何とかゴールまで辿り着いたというのが実際のところ。
今まではこんな現状を「加齢というのは恐ろしいものだ。こんなに一気に走れなくなるとは。」で片づけていました。
実際、いろいろと試してはいます。
ゆっくり長く走る基礎練習のLSD、長くは走れないので短い2分のインターバル走、起伏のある狭山湖周回ランなど。
でも全然走力は向上しません。
相変わらずキロ8分でゼーゼー。2分だけならキロ5分半で走れますが、2分だけ(笑)
そのペースで42キロ走れればフルマラソンで4時間を切れますが、絶対無理。
それでもいろいろと組み合わせて月間40~50kmは走っていましたが、ほとんど走力は向上しませんでした。
そんな状態で無謀にも富士登山に挑戦し、やっぱり途中で断念…
いろいろと考えた結果、一つの単語が頭に浮かびました。それは…
糖質制限!
5~6年前からウエストサイズが気になり出しました。
誰でもそうだと思いますが、中年以降はだんだんとお腹周りに脂肪がついてきます。
ズボンのウエストがきつくなってきます。
ウエストがきつくなるということは、今持っているスーツやスラックスを全部新調しなければならないということです。
これは面倒で手間がかかります。
ちょうどこの頃、血糖や脂質の検査データが少し高めになってきたこともあって白米の量を減らしてみることにしました。
自宅のご飯茶碗もどんぶりサイズから少し小さくして、今はそこからもう一段小さくしたものを使っています。
一時期は夜の主食を抜いてみたり、一日の全体摂取量を減らしてみたり。
そんなに真剣に糖質制限やカロリー制限を行っていた感覚はなかったのですが、振り返ってみればそれなりの制限をしていたみたいです。
おかげでウエストサイズはそれほど増加してはおらず、体重もあまり増えてはいません。
日常生活では特に疲れやすいということもなかったので、特に問題があるとは全く考えてはいませんでした。
それと並行して走力のガタ落ちという事象が進行していた訳ですが、糖質制限と走力に関連性があるとは全然考えてはいなかったですね。
ここ数年、長距離走には糖質よりも脂肪をエネルギーとするほうがより効率的だとか、そのためには糖質を制限したほうがより脂肪を燃焼しやすい体質になるだとかの言説が広まっており、自分としてもそんなものなのかと思っていました。
そこにきて今回の富士登山途中断念の体たらく。あまりの体力低下の衝撃。
そこで一つの仮説を立てました。
ここ数年の体力・走力の急激な低下は必ずしも加齢だけが原因ではなく、糖質制限の影響が大きいのではないか。
であれば、糖質の摂取量を増やすことによって今より走れるようになるのではないか。
そこでこの仮説を実証するために、これからは「普通に飯を喰う」ことにして体力・走力が回復するのかを試してみることにしました。
ですが、ただ普通に食事をして走ってみるだけでは面白くない。
そこで、ちょうどあと三年で還暦を迎えることでもあるし、それまでに達成すべき目標を掲げてみようと思い立ったのがこの
還暦前三大目標達成プロジェクト
です(笑)
その内容とは…
一つ目 ハーフマラソンで2時間切り
二つ目 フルマラソン完走
三つ目 富士山登頂
この三つを還暦前、つまり59歳までのうちに達成しようというものです。
もっとも二つ目までは今までに経験のあることで、その二つを達成出来ていた頃のレベルまで体力・走力を戻すことができるのであれば、その結果として三つ目も達成できるのではないかと考えています。
富士登山断念から2週間、すでに糖質摂取量は少し増やしており、ランニングでもキロ8分半位のペースでは足が止まらなくなっています。
仮説が正しいのか、結果が出るのはまだ先の話ですが、期限まであと2年と5か月。
日本最高地点からの御来光が拝めるように、頑張っていきたいと思っています!
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