オールドヨットマンの残日録・ZANJITSUROKU

相模湾に育てられて60余年、ヨットレースや仲間との思い出を大切に、これからの日々を健康で明るく楽しく、絵日記に綴ろう。

渡邊タクさんの命日

2014-01-10 11:19:20 | 日記
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 1月9日は我らの尊師・タクさんの命日、毎年、思い出話をするため弟子たちが集まり感謝とともに供養することにしている。今年は首都圏組8名が集まった

 渡邊タクさんは私と同じ年に●●公社に入社し一緒にヨットを始めた。 江の島でスナイプ⇒カシオペア⇒クルーザ⇒レース艇と一緒に過ごし、ヨット中心の生活にハマッていった。 若い社員がスポーツを通じて健全に、(政治運動などに傾かないよう)という趣旨のもとにタクさんが中心となり社内でヨット部を設立、私はそのお手伝いをした。 その後、大手食品会社にスカウトされ、スポーツを介したセールスプロモーションを全国で展開、多勢の子供たち・親御さんたち・スーパーの社長さんたちに愛されていったが、10年前病に倒れ帰らぬ人となった。

 ヨット部設立当時18歳だったO合選手が現在我らのチームの会長である。そのO合選手も還暦を迎えた。 新橋の居酒屋に集合した8名は献杯のあとひとり一人が思い出を話したが、思い出が多すぎてなかなか話が終わらない。 そこへ、鹿児島のS松さんから同様に供養しているとの電話があり、続いて全国の仲間と命日と新年のあいさつをすることに・・・。 北海道ニセコのヤマちゃん、秋田のK田リザエモン、福島在住・日本一のクルーK地、喜多方の470ヤヘイさん、名古屋のKW澄選手、神戸在住・関西ヨット部の大御所M崎さん、宮崎のM久保選手と、それぞれ再会を約束して閉会となった。

 1977年のアドミラルカップレース、54ft艇「サンバート」に乗るタクさんと同型艇の「都鳥」に乗った私とがほぼ同じ時刻にアイルランド南のファストネットロックを廻った。 少し早かったタクさんと私は大きく手を振ってあいさつした。 江の島乞食から始まった二人のヨット生活がここまで来たぞ、という思いで胸が熱くなったのを覚えている。

 また1年、皆と一緒にがんばれそうな気がしてきた。 タクさん、見守ってくださいね !

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