オールドヨットマンの残日録・ZANJITSUROKU

相模湾に育てられて60余年、ヨットレースや仲間との思い出を大切に、これからの日々を健康で明るく楽しく、絵日記に綴ろう。

古き良き仲間と沼津でレース

2015-06-29 23:59:18 | 日記

 6月ももう終わりという27日~28日の土・日、「新橋ヨットクラブ」(注・後述)の仲間が集まった。
 場所は仲間のSG本っちゃんのホームポートの沼津・多比港。 兄上の快適な船で旧交を温め、弟・SG本ちっちゃんの尖ンがった船「青雲Ⅹ」(Magic25)でレースに参加しようという計画だ。

 土曜日の午後、到着するや、明日のレースの準備もそこそこに、早速呑もうということになった。



 先ずはコクピットで乾杯、夕焼けを見ながら話が弾んだ。 それぞれの最近の身の回りから40年前の若き頃の思い出など、とても一晩で済むはずがない。 当然のようにピッチは上がって、SG本っちゃんお手製のラタトゥーユをいただきながらワインのボトルがどんどん空いていく。 ワインの一本に「N社ヨット部40周年記念」のボトルも登場、KT山さんが大事に持っていて、開ける機会を伺っていたそうな・・・。
 暗くなってキャビンにおりて、延々と深夜2時近くまで話してしまい、明日はレースということで急いでバースに潜り込んだというありさまでした。



 翌朝、空いたボトルを数えたらなんと7本、ちょっとやりすぎですが、楽しかったんでしょうがありません。
 朝食、レースの準備、出港と体の動きにキレがありませんが何とかスタートラインへ。
 今日のポジションはNO.1トラピーズがKT山さん、NO.2がSK井さん、メインシートが私、スキッパーはオーナーのSG本っちゃんという布陣。 沖は風があるのにレース海面はそよそよ程度。 記念写真ということで無理やりトラピーズでハイクアウト、トラピーズはこのときだけでした。
 レースの方は、アウター寄りのいい位置からGOODなスタート、振れ回る風を拾いながら好位置をキープするもいかんせん風がなくタイムリミットということに・・・。
 平均年齢66歳超、強風も覚悟はしていたものの、ホッとしたという気持ちもどこかにあったかもしれません。



 久しぶりにレース後の心地よい疲労感を味わいました。
 美味しいお酒をいただくためには、適度な肉体的疲労と、適度な精神的緊張、それといい仲間、ですよね。
 今週も楽しい楽しい週末になりました。

 (注)「新橋ヨットクラブ」
 今から40年ほど前、旧NORC(外洋帆走協会)のレース委員会の若い仲間やアクティブに外洋レース参加していた仲間が新橋の「石狩」という居酒屋に集まり、海とヨットを熱く語りあっていて、新しいレースを企画したり、1978年Qトン世界選手権の運営や選手として参加したり、また小さな子供たちも含め家族ぐるみで遊びに行ったりなどの活動をしていた。
神子元島レースには60艇、鳥羽レースには150艇超、沖縄~東京レースには27艇が参加していた時代で、外洋レースの最も盛んな時期であったと思う。  思えば遠くへ来たもんだ。