オールドヨットマンの残日録・ZANJITSUROKU

相模湾に育てられて60余年、ヨットレースや仲間との思い出を大切に、これからの日々を健康で明るく楽しく、絵日記に綴ろう。

月光の並木さんを偲ぶ会 3

2014-02-20 12:50:17 | 日記
 久しぶりに会った人はまだまだ沢山いたが、この人もその一人、 西宮のVery Famous Sailor S訪さんだ。

彼とは、1974年の第2回沖縄~東京レースで西宮の「テルテル」(35ft)で一緒だった。 山口オーナー以下、FD級のオリンピック日本代表の山村さん、小網代「八丈」のKN藤さんなどなど、グルメなオーナーの下で美味しい料理をいただきながらの楽しいレースで、スピンでブローチングすると中からコック長の東Dさんが顔を出して、「何やってんだ、料理ができないしゃないかッ」と怒鳴られた。船内でローストビーフを焼いていたのだった。
 楽しいレースだったのに、潮岬の南60哩でディスマストしリタイアした。 マストが折れたのが夕方明るい時刻だったことで、短時間で回収でき、夜のうちにエンジンで田辺港に入った。 田辺は岩だらけで夜の入港は危険だが、彼の豊富な経験で慎重に安全に着岸することができた。 確か港の奥の青灯を2つ縦に重ねて入っていったと記憶している。

 その後、彼が関東に来て「旭Ⅱ」で神子元レースに参加したり、関西ビッグボートレースに私が行ったりの交流が始まった。
 その頃私はレース艇から声がかかれば必ず乗る、と決めていたので関西にもずいぶんと足しげく通ったものだった。

 並木さんと彼は、アドミラルカップで「月光Ⅵ」と「コテルテル」で日本代表のチームメイトだった。両艇ともK原さんの設計で戦った仲間というところか。
 並木さんのおかげで、こうして再会することができたのかな、と考えている。

 ウ~ン、思えば遠くへ来たもんだ。