オールドヨットマンの残日録・ZANJITSUROKU

相模湾に育てられて60余年、ヨットレースや仲間との思い出を大切に、これからの日々を健康で明るく楽しく、絵日記に綴ろう。

林賢之輔ヨット塾+特別講義

2013-09-23 10:20:32 | 日記

 9月21日(土)林賢之輔ヨット塾の講座が夢の島マリーナで開催された。 今回は、馬場先生の気象講座の次に、今年8月に太平洋をシアトルから大阪までトローラーと呼ばれる40ftのパワーボートで横断してきたO場K太郎さんの特別講座があり、ぜひ話を聞きたいと思い参加した。 トローラーといジャンルのボートがあることは何となく知っている程度だったが、話を聞き、いろいろと知ることができた。 スピードはせいぜい5~6kt、最大でも8~10ktで、ゆっくりのんびりした航海と、行く先々の景色や風土を楽しむという、リタイアした夫婦が海をENJOYするものらしく、アメリカ・カナダに多いそうだ。

 アメリカでの船の購入の方法や手続き、船での出国・入国の方法・考え方などに加え、航海中のエピソードなどなど、興味深く聞くことができた。

 馬場先生の気象講座は、地球規模の観測システムから最近の気象予報の仕組み、海上の個別の船舶への情報提供など、何度聞いても為になり、最後の「それでも予報は外れる、なぜ外れるか」まで、すべて合点がゆく内容です。
 最後の、林塾長の講座は、ヨットのメカニズム、素材・構造、安全に対する考え方、艇の選び方まで、すべてのヨットマンにお奨めしたい講座です。
 安全は船の要素と人の要素の掛け算であり、片方が0ならば0である、と。「船の構造と性能を100%理解すること」×「自分の技能・経験を磨くこと」、これも納得です。

 このような硬派のヨット塾があることは心強いかぎり、と思います。