3月末に「喜寿同窓会」、更に平成24年には、小学校の「古稀同窓会」を故郷で開催した。
齢のせいか、友達が懐かしく思えるようになった。平成29年6月に友人3人で高野参詣道の一つ
「黒河道~(くろこみち)」を和歌山県橋本から高野山まで歩いた。その時にこの古道を半分位登った
標高約600㍍の山奥の道路沿いの廃校小学校に出合った。学校名は九度山町立旧久保小学校です。
この学校は、明治9年創立した。大正2年に良質の銅を含有する鉱山が発見され各地から工夫が集まり
児童数も全盛期には112名がいた。その後栄枯盛衰、生徒数も半減、昭和34年には64名更に火災に
見舞われ学校は再建されたが、1991年(平成3年)児童7名が卒業後休校となった。校舎はそのまま
残り現在は「森の童話館」として土・日に開放されている。
平屋造りの学校は校舎の前は運動場で校舎に入る石段横には、「二宮金次郎」が今も立ち続けている。
付近には人家もなく、風の音と小鳥の鳴き声のみ。小さなプール・小さな運動場・校庭横の土手に生えてる
桜の老木は、幹は裂け長い年月を感じさせるが、今も多くの花芽をつけ山の春を待っているようでした。
懐かしい郷愁を誘う学校の姿
玄関前に桜が満開。その下に立つ二宮金次郎
校庭横の桜の老樹
日の丸や校旗を掲げた旗竿が寂しそうでした。
老樹横から校庭と校舎を見下ろす。
昼休み~校庭に飛び出す児童の声が聞こえそう。校庭の先に小さなプールの後が。
校舎前に創立100周年の記念碑と二宮金次郎の像
金次郎のふくよかな顔を見ると山奥まで訪ねて来た苦労も吹っ飛んだ。
桜の木に登り落ちた子供もいたでしょう
幾年月に耐えた桜の幹にも緑のコケがはえていた。
校庭に寝転び空を見上げると青空に小枝の先に蕾を付けた桜の枝が。
校名はないが赤い校門
去りがたく再度校舎全景を撮影した。満開には後数週間が必要でしょう。
学校は、九度山町北又379番地。九度山からどのように走ったか道路は覚えていない。
車がやっと通るまがりくねった山道を、途中に出合った人に聞きながら山頂付近まで登った。
バイクのメータは、学校を出る時にセット、自宅に着いた時は42キロを指していた。
~ウサギ追いしかの山 小鮒釣りしかの川 夢はいまも巡りて 忘れがたき故郷~
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