中国では胡耀邦元総書記の生誕100周年を記念する座談会が11月20日、北京の人民大会堂で開かれ、習近平総書記が「彼の革命精神と崇高な風格は我々が永遠に学ぶに値するものだ」と格別の高い評価を与えました。同座談会には習氏を含め中国共産党最高指導部の党中央政治局常務委員7人全員が顔をそろえ、歴代最高クラスの指導者のみに発行が許される講演・論文集『胡耀邦文選』も同日、没後26年たってようやく出版されました。中央テレビ(CCTV)では胡耀邦の業績をたどる計5回の記録映像も始まっています。
少し遅れた“復権”にはどんな意味が隠されているのでしょうか。胡耀邦は党主席、党総書記というトップの地位にありながら失脚し、不遇の晩年を過ごしました。ただ、誰にでも分け隔てなく接し、事実を重んじて虚偽を退け、廉潔な姿勢を貫いた姿勢を慕う人は多くいます。日中ともに若い世代にはなじみのない人物だと思いますが、忘れてならないのは、彼は1980年代、日本から3000人の青年訪中団を招くなど、日中蜜月時代と呼ばれる一時期、率先して対日協調政策を推進したことです。歴代指導者で最も小柄な胡耀邦ですが、実にエネルギッシュな人物でした。日本でも是非、彼の生誕100年をを回顧するイベントを行いたいと思い、以下の講演会を企画しました。日中の未来を担う若者たちが熱心に準備をしてくれました。
私はちょうど11月20日、湖南省瀏陽市にある胡耀邦の故居(生家)を訪れてきました。その際の様子もご報告します。単なる一方通行の講演会ではなく、多くの方と日中関係について意見を交換する場にもしたいと思います。まだ余裕があるということなので、どうぞご遠慮なくご参加ください。
北京は雪が続いています。今朝は少し積もっていました。東京でお会いしましょう。
【胡耀邦生誕100周年記念講演会】
11月20日は中国の元指導者、胡耀邦氏(1915-1989)のちょうど生誕10 0周年に当たり、中国では重要な記念日として各種行事が予定されている。胡耀邦氏は1 984年、日本から3000人青年訪中団を招くなど日中民間交流に大きな足跡を残した ことで知られる。また今年三回忌を迎えた作家・山崎豊子氏が著した代表作『大地の子』 は、胡耀邦氏が直接、山崎氏と面会し、執筆のための事前取材に強力な支援を約束したこ とが作品誕生の背景となっている。だが、日中の若者たちにとってこうした歴史は徐々に 縁遠いものとなりつつある。日中関係が困難な時期を迎えている今、改めて日中民間交流 の歴史を振り返り、学ぶ場を設けることは、新たな未来を切り開く上で大きな意義を有す ると考える。
【主催】日中の未来を考える会(代表 保思兆) NPO 日中独創メディア(代表 加藤隆則)
【日時】2015年11月29日午後1時から5時まで 13:00 開場、受付 13:30 講演、質疑応答、交流 16:30 閉会
【場所】日本大学経済学部7号館7043教室 http://www.eco.nihon-u.ac.jp/about/maps/
【参加人数】約120人
【講演者】 日本大学非常勤講師 及川淳子「胡耀邦生誕100周年の今日的意義」
ジャーナリスト 加藤隆則「胡耀邦と習近平の父・習仲勲」
『文藝春秋』元編集長 岡崎満義「山崎豊子さんの思い出」
【参加費用】 学生 無料 社会人 500円(資料代として)
お申込み① http://goo.gl/forms/NxGXnKLJgY
申し込み② 532147818@qq.comまでメールで
少し遅れた“復権”にはどんな意味が隠されているのでしょうか。胡耀邦は党主席、党総書記というトップの地位にありながら失脚し、不遇の晩年を過ごしました。ただ、誰にでも分け隔てなく接し、事実を重んじて虚偽を退け、廉潔な姿勢を貫いた姿勢を慕う人は多くいます。日中ともに若い世代にはなじみのない人物だと思いますが、忘れてならないのは、彼は1980年代、日本から3000人の青年訪中団を招くなど、日中蜜月時代と呼ばれる一時期、率先して対日協調政策を推進したことです。歴代指導者で最も小柄な胡耀邦ですが、実にエネルギッシュな人物でした。日本でも是非、彼の生誕100年をを回顧するイベントを行いたいと思い、以下の講演会を企画しました。日中の未来を担う若者たちが熱心に準備をしてくれました。
私はちょうど11月20日、湖南省瀏陽市にある胡耀邦の故居(生家)を訪れてきました。その際の様子もご報告します。単なる一方通行の講演会ではなく、多くの方と日中関係について意見を交換する場にもしたいと思います。まだ余裕があるということなので、どうぞご遠慮なくご参加ください。
北京は雪が続いています。今朝は少し積もっていました。東京でお会いしましょう。
【胡耀邦生誕100周年記念講演会】
11月20日は中国の元指導者、胡耀邦氏(1915-1989)のちょうど生誕10 0周年に当たり、中国では重要な記念日として各種行事が予定されている。胡耀邦氏は1 984年、日本から3000人青年訪中団を招くなど日中民間交流に大きな足跡を残した ことで知られる。また今年三回忌を迎えた作家・山崎豊子氏が著した代表作『大地の子』 は、胡耀邦氏が直接、山崎氏と面会し、執筆のための事前取材に強力な支援を約束したこ とが作品誕生の背景となっている。だが、日中の若者たちにとってこうした歴史は徐々に 縁遠いものとなりつつある。日中関係が困難な時期を迎えている今、改めて日中民間交流 の歴史を振り返り、学ぶ場を設けることは、新たな未来を切り開く上で大きな意義を有す ると考える。
【主催】日中の未来を考える会(代表 保思兆) NPO 日中独創メディア(代表 加藤隆則)
【日時】2015年11月29日午後1時から5時まで 13:00 開場、受付 13:30 講演、質疑応答、交流 16:30 閉会
【場所】日本大学経済学部7号館7043教室 http://www.eco.nihon-u.ac.jp/about/maps/
【参加人数】約120人
【講演者】 日本大学非常勤講師 及川淳子「胡耀邦生誕100周年の今日的意義」
ジャーナリスト 加藤隆則「胡耀邦と習近平の父・習仲勲」
『文藝春秋』元編集長 岡崎満義「山崎豊子さんの思い出」
【参加費用】 学生 無料 社会人 500円(資料代として)
お申込み① http://goo.gl/forms/NxGXnKLJgY
申し込み② 532147818@qq.comまでメールで