優勝の味７３

　リスペクトコラムです。
　先週末の11日、国立競技場で富士フィルムスーパーカップが開催され、マリノスさんが見事優勝を決めました。おめでとうございます。相手は天皇杯王者の甲府さん。Ｊ２代表として、また当ブログで付加価値の高さで評価しているプロヴィンチャの雄のクラブ。天皇杯優勝時は吉田監督でしたが、リーグ戦では18位と低迷していたため退任され、現在は篠田監督が務めています。一方のマリノスさんはリーグ戦優勝の勢いそのままで貫禄がありましたね。
　試合中継を観ていましたが、やはり上島選手が目立っていました。Ｊ１柏のアカデミー出身の選手で柏では決してレギュラー定着という訳ではなかった分、新天地での活躍を見て、別人のように生き生きとしていたのが印象に残っています。上島選手にとってはマリノスさんに移籍したのは正解だったのかもしれません。

横浜F・マリノス FUJI FILMスーパーカップ初優勝！｜テレビ東京スポーツ：テレビ東京

【横浜F・マリノス FUJI FILMスーパーカップ初優勝！】
「Jリーグ新シーズンへのプロローグとなるFUJI FILMスーパーカップが2月11日、東京の国立競技場で行われ、昨季Jリーグを制した横浜F・マリノスが天皇杯優勝のJ2ヴァンフォーレ甲府にMF西村拓真選手の決勝ゴールで2-1の勝利を収め、6度目の出場で初優勝。」
「守備の対応力
　マリノスは今オフ中に移籍したMF仲川輝人選手とDF岩田智輝選手に加えて、2月に入ってからはGK高丘陽平選手がアメリカMLS挑戦でチームを離れ、さらにDF小池龍太選手とDF松原健選手が負傷離脱で右サイドバック不在という厳しい状況だった。GKはオビ・パウエル・オビンナ選手、右サイドバックはDF上島拓巳選手が務めた。
　上島選手は今季柏から加入した26歳。本職はセンターバックだが、チームの緊急事態に「2日前に言われて」登板。大学時代の1～2試合程度以外、右サイドバックは本人も「ほとんど初めて。やったことがない」というポジションだったがフル出場で奮闘した。」
　　　
　前半にマリノスさんが先制した時は、やはりＪ１とＪ２の試合はこうなるんだと思ってしまいましたが、すぐに前半のうちに新加入にウタカ選手が同点弾を押し込んだ時は、やっぱ甲府さんは強いや、さすが天皇杯王者と思い直した。その後の甲府さんの試合運びも全然遜色なく、これはまたジャイキリあるぞと思ってしまいました。
　後半に入って、マリノスさんが逆転し、やっぱこういう展開になるのかと思っていましたが、甲府さんも守り一辺倒ではなく、果敢に攻め入っていました。オフサイドになりましたが、幻の同点弾もあり、Ｊ２勢が完敗した試合には見えました。逆転弾は西村選手。やべスタで見せたおとぼけキャラでは無く、キリッとしていてとても同一人物には思えませんでした。だからサッカーは面白いのです。Ｊ１の開幕戦は川崎さんとの試合で、注目の頂上対決ですね。
　　　
【「スーパーカップ」横浜F・マリノス初優勝 5万人の声出し応援】
〔“およそ3年ぶり”すべての観客席で声出し応援〕
「先月、政府が大声を伴うイベントで感染対策を行えば定員の100％まで入場を可能にする方針を示したことを受けて、この試合はJリーグとして新型コロナウイルスの感染拡大以降初めてすべての観客席で声出し応援ができるようになり、5万923人のサポーターが詰めかけました。」
「ただ声出し応援をする際の制約は依然として残っています。周りの人との距離が2メートル以上ある場合を除きマスクの着用が求められ、マスクを着用せずに飛まつ拡散のおそれがある指笛などをする行為は禁止されています。」

「スーパーカップ」横浜F・マリノス初優勝 5万人の声出し応援｜NHKスポーツ

　そして、この試合から声出しＯＫの100％入場の試合となりました。画面越しですが、両チームのサポーターチャントがしっかり聞こえてきました。まさに、コロナ禍前に観た日常のスタジアムの賑やかな風景でした。あさってに開幕するＪ１、Ｊ２の試合も同様に100％で声出しＯＫなので、Ｃスタでも日常の応援風景が戻って来るので楽しみです。
　ただ、声出し応援には若干規制が残っているようです。声を出す場合、２m以内に人がいればマスク着用が義務付けられるとか。２ｍの間隔があるとしたら下のカテゴリの地方の試合とかになるので、Ｊ１の試合ではみんなマスクで応援するのかな。
　　　
　いい機会なので、マリノスさんの公式ＨＰを改めて観ました。いくつか当ブログ好みの事業があります。まずはＪリーグ初の知的障がい者サッカーチーム「横浜F・マリノス　フトゥーロ」ですね。Ｊ１のチャンピオンチームなのに、しっかり社会貢献活動をされています。何と2004年から運営されています。他にはランニングクラブも発足していますね。あと、２年前の情報で、ずっと温めていたリスペクト情報があります。かなり遅くなりましたがどうぞ。

一般社団法人F・マリノススポーツクラブ発足　スポーツで地域課題解決目指す

【一般社団法人F・マリノススポーツクラブ】
「Jリーグクラブチーム『横浜F・マリノス』の運営やスポーツを通した社会連携活動などを展開してきた横浜マリノス（横浜市港北区新横浜2）。地域課題が複雑化する中、スポーツによる地域課題解決を『深化』するため新社団法人を設立した。
　これまでマリノスではホームタウン（横浜市・横須賀市・大和市）で、スクールやアカデミー事業などでサッカーを中心に地域や子どもたちに『夢と未来の創造』を提供してきた。今後はこの機能を新社団法人が担うほか、総合型地域スポーツクラブとして、サッカーを中心にした多種目のスポーツスクール運営、障がい者スポーツや市民の健康増進を推進する。
　11月25日には日産スタジアム（港北区小机町）で設立発表が行われ、横浜マリノスの黒澤良二社長、宮本功代表理事、新社団法人の活動を共にする、知的障がい者サッカーチーム『横浜F・マリノスフトゥーロ』のキャプテン小林佑平選手、電動車椅子サッカーYokohamaCrackersの野田拓郎さん、栗原勇蔵クラブシップ・キャプテン、パートナー企業らが登壇した。」

　２年前の情報で申し訳ないです。でもずっと２年間キープしていた情報で、現在のマリノスさんの立ち位置がよくわかる好事例です。地域課題が複雑化する中、スポーツによる地域課題解決を深化させるために発足されました。この活動の注目点は障がい者スポーツとの協働です。当ブログでも学校訪問はもはやどこでもやっている事、これからは福祉施設にどこまで接する事ができるかと書いてきましたが、さすがマリノスさん、2004年から立派な事業をされていました。そういう懐の深さがあるから、リーグ戦でも強さを発揮できるのでしょう。今季も優勝争いを繰り広げてくれそうです。
Ｊ１横浜関連⑲：https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20200419
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