リスペクト(事例紹介)コラムです。
この前、当ブログで好きなビートたけし氏が出る「ニュースキャスター」を観ていたら、「広島では小学校でカープについて勉強する」という情報が出てきて、慌ててメモり、ネット検索をしてしまいました。インパクトありすぎです。川崎さんのようなコラボ「ドリル」というレベルではなく、チームそのものを学校教材として使い、授業を行うのです。いろいろ調べてみましたが、なかなかネットからは情報が出てきません。断片的にではありますが、情報を抜粋して紹介。
【Jタウンネット東京都】
教科書に、広島カープの記事(カープの歴史やズムスタの事など)が掲載。広島市では数年前から独自の授業に取り組んでおり、資料を読み解く思考力や文章を書く表現力を養うことが目的。そのテーマの一つとして選ばれたのが、「カープについて考える授業」。2015年4月から、広島市内の小学校142校で実施。その内容は、新聞資料の比較、順位と観客数の推移、ユニフォームやキャッチフレーズの変遷、ライバルチームの情報など、多種多彩。
Jタウンネット東京都公式HP該当ページ:http://j-town.net/tokyo/column/gotochicolumn/226448.html?p=all
【spotlight】
教科書に6ページにわたって、新聞資料、順位と観客数の推移、ライバルチームの情報、ユニフォームやキャッチフレーズの歴史を掲載。カープの地元である広島県の応援率が80%とダントツ。ちなみに、パ・リーグを含めると、楽天の宮城県が90%、ソフトバンクの福岡県が86.7%という事で3位だが、それでも他に比べると圧倒的。このような地元の応援があるのも、小学校で多くの歴史を学ぶ授業があるおかげかもしれない。
spotlight該当記事:http://spotlight-media.jp/article/282772158233000136
こんな感じでした。ちょっと今回は短い記事ですが、情報はこれくらい。カープさんはすごいですね。少し前までは「カープ女子」でブレイクし、また、マツダスタジアムでブレイクし、昔の市民球場だった古いイメージを見事に一新しました。当ブログでもカープ女子も含めて何度か紹介させていただいております。カープさんはまさに地域の宝の公共財。大真面目に小中の授業の教材として教科書に載っているのは、どんなスポーツに限らず他には無いでしょう。
よく当ブログでは数字は関係ない、薄っぺらい数字だけの評価は、単なる一過性のブームであると言ってきましたが、カープさんは違います。去年にNHKでカープ誕生のドラマを紹介しました。市民球団で、樽募金をもとに後援会を広げていき、草の根でファンを増やしていきました。まだ、ドラマの内容を昨日の事のように覚えています。身内が横で声掛けする樽募金ではなく、カープさんは後援会など地域がみんなで声掛けする「本物」の樽募金。そういう苦しくも素晴らしい歴史があるから、教科書の教材として取り上げられたのだと思います。
当ブログでは、後援会の存在が一つの指標と認識しています。後援会こそが地域や支援者とクラブの架け橋。後援会を作れていない、もしくは作りたがらなかったところは、申し訳ないですが100年続かないでしょう。見てくれ重視で「わしらだけでできるから」という発想では、長い目で見るといつか地域に、飽きやすい市民から手を離されるのかな。熱しやすく冷めやすいというタイプもいるでしょうし。広島市民がうらやましいです。おっとそういえば優勝間近ですね。
カープと後援会づくり関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150212
プロ野球女子関連③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140816
〃 ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140723
〃 ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131014