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日本代表のこと・・・344

2016-08-06 00:01:44 | サッカー(日本代表、W杯等)

 リスペクト(事例照会)コラムです。
 今日開催されたリオ五輪男子サッカーのナイジェリア戦ですが、10時キックオフと、サラリーマンには観戦不可能な時間。あとでゆっくり留守録は観ますが、結果だけは早々に手元に届きました。結果は4-5の完敗(スコアは1点差でも、内容は完敗だと思います)。5失点は、五輪では'68年メキシコ大会以来48年ぶりだそうです。留守録生書き込みもしません。とりあえず、この試合の記録として、以下書きます
   
 先発は、GKが櫛引、OA枠は3人とも出場。浅野や岡山の矢島はベンチスタートでした。
試合は想定外の打ち合いの展開となりました。日本は前半6分にナイジェリアに先制ゴールを許すと前半9分に興梠、12分に南野で2度同点に追いつきましたが、前半42分に逆転ゴールを許して2-3で前半終了。後半も6分と21分に得点され、一時2-5というスコアになりました。それでも日本は後半25分に浅野、終了間際の50分に鈴木が得点して1点差まで迫りましたが、大量失点が響いて4-5で敗戦。一番大事だった初戦を黒星で終えました。
 そして今日、いろいろとコラムを読みました。その中で一番感覚があるものが、NUMBER Webの佐藤さんという方のコラムでした。以下、抜粋して紹介。
   
【五輪前から守備は破綻していた? 日本の5失点はなぜ起こったか:NUMBER Web】
 壮絶な打ち合いの末のKO負け。試合の入りは悪くなかったが、先制されると12分までに両チームが2点ずつ取り合う乱打戦。お互いの弱点が見えた形だが、それでも試合のテンポを奪ったのはナイジェリア。当初のゲームプランは、慎重に試合に入っての後半勝負だったが2失点し、日本はそのプランとともに守備の自信も喪失。
 短期決戦の国際大会を戦う上で、重要なポイントは守備。ロンドン五輪で結果を出せたのも、守備が機能していたから。だが、リオ五輪のチームは最終予選の結果から「堅守」という言葉がひとり歩きしてしまい、親善試合のブラジル戦で出た守備課題を練習で修正できず、ブラジル戦以降、戦術的な守備練習もほとんど無し。試合が始まる前から、隠れた不安材料であった。
塩谷司が不安視していた「ボールのとりどころ」。試合2日前、塩谷(OA)は守備について不安を吐露。個人的に気になるのは、ボールの取りどころで、。どこでボールを取るのかをチームですり合わせができていなかった。この試合で、果たして意思統一ができていたのか。

 サイドの相手に1人がアプローチに行っても単独で終わり、後ろが続かない。中島翔哉などは一生懸命にボールにアプローチしていたが、守備が連動していないのだ。ボールを取る場所、タイミングが曖昧で、選手の中で判断が割れていた。しかも、相手への寄せが甘くボールが奪えない。やっと奪っても、つなぐパスをミスしてしまい、カウンターを喰らう負の連鎖が発生。球際で全く勝てず、五分五分のボールは全部相手のボールになっていた点で、戦術以前の時点で負けていた状態。
 今年はじめのトゥーロン国際トーナメントが1勝3敗という結果で終わった時、選手は球際の激しさ、強さが世界と戦うために必要だと改めて分かったはずなのに、その得た教訓を大事な本番で活かせられず。国際試合で戦える選手、そうではない選手がはっきり露呈。
 最終予選ではあれほど戦っていた室屋をはじめとして、メンタルの脆弱さも露呈。室屋自らが絡んだ2失点目以降は積極的なプレーが消え、腰が引けた守備が崩壊して大量失点。
 キックオフの6時間半前にマナウス入りしたナイジェリアは、悪条件の中でも優れた技術と高い身体能力を生かしてタフな戦いを展開。日本はすべきことに目を向けず、絶好の追い風を自分たちのミスや守備の綻びで喪失して自滅。
NUMBER Web該当記事:http://number.bunshun.jp/articles/-/826228

 という内容でした。前半は守って後半勝負のプランだったようですが、先制されて目測を誤ったようですね。オフェンス面では4点獲った事が評価されるんかもしれませんが、ディフェンス面では5失点という目も当てられない結果でした。室屋のメンタル面の弱さが気になります。これからの相手にも同じように気後れするのか。メダルを口にしていましたが、この試合のようなミスをしていては無理なのかも。スポニチにも、いろいろ書かれてありました。抜粋して紹介。


「勝敗分けたOA選手の差 “監督”のミケル、11分の1だった日本:スポニチアネックス」
 OA枠で選出された3人全員が先発した日本に対し、ナイジェリアのOA選手はミケル(チェルシー)ら2人が先発し、その差が顕著。ナイジェリアはミケルの存在が大きく、彼がいるだけでチームがまとまっていた。それに対して日本は3人のOA選手があくまでも1/11の存在。OA選手にはミケルのような役割をしてくれないと意味がない。
 GKにはゲーム勘が必要なのに、J1柏の正GKとして試合に出続けている航輔ではなく、J1鹿島で控えGKの櫛引を先発させた采配にも疑問。
スポニチ該当記事:http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/08/05/kiji/K20160805013101580.html

 スポニチではOA選手の停滞が言われていました。特に塩谷はよくなかったようです。櫛引ももう一つの内容。確かに航輔はJリーグでもずっとレギュラー出場していますから、控えGKよりは試合勘はあるでしょう。確か予想スタメンにも航輔の名前だったようですが。次のコロンビア戦は航輔先発でしょう。ナイジェリアは渡航便のトラブルがありましたが、まさか「死んだふり作戦」だったりしてとも思いました。留守録映像を観ました。簡単に試合の印象を書きます。負けた試合映像を観るほど、つまらない事は無し。

 日本がボールを持った時に会場が湧きました。ブラジル人はやはり日本贔屓か。最初の失点シーンですが、高い個人技にやられました。中島と藤春2人で抑えにいったのに振り切られました。アフリカのチームは失点して先制されると、途中で集中力が切れて勝ちにつながるはずなのに、逆の展開。その後すぐにPKをゲットし、興梠ですぐに追いつきました。失点2点目は守りの甘さ。守りの連携、室屋がイマイチ。得点2点目は南野の個人技が光りました。解説では「すぐに追いつく自力」と言っていましたが、それが甘さですか。前半13分まで双方4点獲るという点の取り合いになっていました。「耐えて勝つ」という監督の言葉にはほど遠い展開。
 とにかく全体的にナイジェリアのポゼッションに翻弄され、ボールを持たせてくれず。守っているのに、簡単に縦に入り込まれていました。守るときの距離感が悪いのか。失点3点目は41分という悪い時間。ゴール前の中途半端なクリア、ミスで押し込まれました。前半同点で終えれたら良かったのですが。相手の個人技に付いていけていません。

 南アフリカ大会の時のブブセラのような、変なラッパが耳につきます。後半ですが、早々に塩谷がPK献上。ミスから始まった、はっきりしないDFでした。ここから日本の「我慢して勝つ」サッカーが崩壊していきました。塩谷などDFからのパスミスが目立ち、試合を通して精度を欠いていました
。2点差がついて、ナイジェリアはすでにボールを回し始めました。失点5点目は、藤春が個人技でボールを奪われ、櫛引の中途半端なクリアからやられました。どうやら藤春はウィークポイントとして狙われていた様子。全くOAの役目を果たしていません。3点差がついてこの試合は終了。
 得点3点目は浅野が決めましたが、ナイジェリアのシステムは機能していなかったです。日本はこの相手に攻撃はできているのですが・・・ 後半30分に矢島が出てきました。左CKのキッカーを務めていました。得点4点目は鈴木でした。よく久保の不参加がどうのと言われていますが、鈴木も立派にプレーできており、こだわり過ぎと思いました。

 とりあえず。次の試合はGKは航輔に交代、塩谷の先発はもういいかなと個人的に思います。
 
 確かにナイジェリアは、五輪で'96年金メダル、'08年銀メダル、U-17W杯連覇、日本はまだこのナイジェリアに勝った事がないという戦績で、この世代の強豪なので、元々簡単に勝てる相手ではなかったのかもしれません。
 何となくブラジルW杯の時と似ている気がします。あの時もコートジボアールに初戦で負け、結局0勝1分2敗でグループリーグ敗退でしたが、第2戦で勝てると思っていたギリシアにドローで終わりました。今回もあと2勝すればわかりません。ロンドン五輪では、初戦で負けてグループリーグを突破できたのはエジプトのみです。次のコロンビア戦ですが、正直しんどいですね。前回は強豪と言われたスペインに勝って弾みがつきましたが、今回は逆の展開。さあ、奇跡を起こしてもらいましょう。そうそう、岡山の矢島は残り少ない時間で出てきましたね。第2戦に期待です。次は留守録生観戦かな。

コメント
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