紹介コラムです。
本当にJ1川崎は紹介事例が多いと思います。新しいシーズンが始まり、次から次へと新しい社会貢献事業が出てきます。いつもは1つずつの紹介ですが、今回は2つ並べていきます。イベントが減り、「しぼみ感」が出てきたクラブも見られる中、素晴らしい事です。今シーズンは、「Jクラブの付加価値」で「イベント力」にも注目していくとしましょう。項目はもともとありますが。以下、抜粋して紹介。
【遊園地型スタジアムに改築】
等々力陸上競技場を人気アニメ「ドラえもん」や、川崎大師を意識した鳥居など川崎名物を随所に埋め込んだ遊園地型スタジアムへの改築を計画。川崎市や建築各社に提案している段階で、反応はおおむね良好だとか。今シーズン終了後に着工し、2015年初頭にメーンスタンドが完成予定。
計画図によると、アイデアに溢れているそうです。泳ぎながら試合を見られるように建物の中にプール、隣接するコンサート会場、ゲートになっている鳥居、プラネタリウムなども。 昨年秋にファンやサポーターから約1000の意見を集めた。その中で浮上したのが「川崎市内の名所・名物」を集める、という案だった。例えば鳥居ゲートは「ここ一番の勝負の時だけに使うゲートにする」という意味合いを持たせて優勝決定戦の時だけ開放するなど計画が練られている。他にも「川崎市藤子・F・不二雄ミュージアム」や「川崎市岡本太郎美術館」等の川崎市内の観光名所とタイアップする可能性もあるとか。
また、選手のバスをあえてサポーターの入場口に横付けして試合前も交流できる設計など、純粋に来場者がサッカーを楽しむための工夫も盛り込まれているそうです。現在の2万5,000人から、収容3万5,000人の新スタジアムへ。
「スタジアム造りじゃない!を合言葉にやっています。サッカーだけじゃなくて、来ただけで楽しめる場所を造りたいんです」と担当者のコメント。
サポティスタ該当ページ:http://supportista.jp/2012/03/news29135457.html
いいですね、夢が広がりますね。このJ1川崎の「スタジアム作り」で、陸上競技場なので直接イコールではありませんが、傍士理事(当ブログの師匠的存在)のコラムで、世界のスタジアムは、一年中いろいろな人々に夢を与え収益を生み出す「街なか複合型スタジアム」が主流となっているとしています。スタジアムを単なる競技や観戦の場と考えるのは、もはや時代遅れで、サッカー専用の「スタジアム力」にあるとして、日常の「収益力」が問われる時代になります。クラブライセンス制度は、世界No.1を誇るブンデスリーガを模範としており、「スタジアム環境や平均観客数において、1963年の開幕から20年目の姿は、Jリーグの現状とさほど変わらなかった。ただし、それは30年も前のこと」と、ブンデスリーガをお手本に、クラブ作り、スタジアム作りを進めて欲しいと触れています。
傍士理事コラム該当記事:http://www.j-league.or.jp/document/hoji/1203-116.html
【古本でキフロンターレ】
「古本で復興支援」として、㈱バリューブックスと、地域社会貢献を目的としたパートナーシップを締結。ファン、サポーター、スポンサーの家庭や職場で不要になった書籍をクラブで寄贈を受け付け、その書籍を㈱バリューブックスが買い取り、その買取金額を地域社会貢献活動費としてクラブに寄付するプロジェクト。
4月8日の「多摩川クラシコ」(FC東京戦)を「古本で キフロンターレ エキサイトマッチ」として開催。このプロジェクトのキックオフとして展開。買い取り金額を、Mind-1ニッポンプロジェクトの復興支援活動の活動費に充て、より直接的に被災者支援の活動を行っていくための資金とされます。
J1川崎は、ISOも取得されたJリーグで一番環境問題を考えているクラブです。エコラシコなど今までも様々な取組をされています。毎年新しいアイディアを出して実行していく姿は、地域に貢献するJリーグクラブのお手本となると思います。木村社長が視察されたそうですが、これらの社会貢献活動を真似て欲しいものです。
J1川崎公式HP該当ページ:http://www.frontale.co.jp/info/2012/0328_1.html