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他スポーツの話題・事例29

2012-03-25 00:26:26 | Tリーグ及びVリーグ関連等

 issanからmixiで「ぜひ、このブログで取り上げて欲しい」という話がありました。バレーボールのV.プレミアリーグですが、シーガルズでも女子でもありません。男子の堺ブレイザーズというチームです。先日のスポーツナビにコラムで、市川忍氏というコラミストによる記事です。男子のブレイザーズについては、大阪に市民チームがあって、頑張っているくらいで詳しい情報は知りませんでした。いいきっかけになり、興味を持ったので抜粋して紹介してみたいと思います。
                 
 V・プレミアリーグ男子2011-12シーズン最後となる堺ブレイザーズのホームゲーム初戦が、大阪・堺市の新日鉄体育館にて開催。堺はセミファイナルラウンド進出を決め、1,500人の収容人数の新日鉄体育館では、チームカラーである黄色に染まり、大きな歓声が上がった。このリーグは1シーズンにホームゲームが8試合しかなく、うち2試合は第2フランチャイズなので、ファンは心待ちにしている。
 有名企業のチームが上位に並ぶ中、堺はまれな、母体企業を持たない地域密着型スポーツクラブ。ホームゲームの入場料は、大きな収入源であり、絶対に勝ちたい一戦。入場料収入やサポーターズクラブの会費が運営費としてチームを支えている。そんな現状を、ブレイザーズの中でも特に強く意識しているのが、この石島選手。石島は「ブレイザーズの代表としてここにいるんだという思いと、少しでもメディアを通じてブレイザーズの名前をピーアールできればと思って」と、全日本の試合の際は必ず「Blazers」というロゴの入った首飾りをつけていたとか。

 堺ブレイザーズの誕生は2000年。母体企業の新日鉄は休部ではなく、地域密着型スポーツクラブを選択。現在のチーム名に変更し、堺市を拠点とするクラブチームに変更し、一昨年がクラブ創立10周年。発足時、陣頭指揮を執ったブレイザーズスポーツクラブの小田専務取締役のコメント。
「初めは3~4年でつぶれるのではないかと思っていた。そんなに簡単にお金は集まらんと思っていた。まず、強くないとスポンサーになろうという会社もないでしょう」
 今シーズンも含め、5シーズン連続でセミファイナルに進出。昨年度は暫定王者(東日本大震災による打ち切りでの時点での順位)に。強さはあるが、1シーズンわずか28試合(今シーズンは21試合)という数や、Vリーグ全体のメディアへの露出の少なさが足かせとなり、スポンサー獲得は苦戦中。

 堺は地域密着型スポーツクラブとして運営スタッフだけではなく、トップチームの選手も参加してファンを増やす策を講じている。昨年末にV・プレミアリーグ初のfacebook公式HPを開設し、試合の直後にダイジェスト映像が見られる。
 清川事業担当部長のコメント。
「もともと試合の動画を流したいというのは、確か9年ほど前から思い描いていた。Vリーグは地方開催が多く、会場に来られない人が多い中、そういう人にも試合の様子を見て欲しかった」
 フェイスブックのシステムには管理人だけが閲覧できる分析ソフトがあり、定期的に公式ファンページを訪問するファン層について如実に数字に現れるとか。
「その分析によって明らかになった結果で、少ない性別、年齢層のファン層に受けるのは何かという視点で企画を考え、動画を制作することになった。こうして分析することで、ファンへのアプローチ策が1つ増えたことは、われわれにとって大きかった」

 堺は現在、試合のダイジェストの他に、自ら制作した情報番組の動画も同じフェイスブック上にアップ。選手の生の声が聞けるということでファンにも好評。挑戦し、失敗から学び、再び挑戦することでクラブは前に進んできた。清川部長のコメント。
「金もうけのために入場料を高くするのはクラブの理念と違う。泥臭く、こつこつと、自分たちの周りにいる“ちょっとバレーに興味を持っている人”に働き掛け、まずは試合を見てもらうこと。そのためにも、とにかく多くの人の目に触れることが重要。フェイスブック等のいろいろな手段を使っているのはそのため。それらから興味を持ち、会場に足を運んでくれる人を1人ずつでもいいので増やしていきたい。1つひとつ、地道に自分たちで積み上げていくしかない」

 地域密着型クラブとして大切なのは、こうしてクラブに携わるものが選手、スタッフという垣根を越えて、一緒に問題意識を持ち続けることではないか。清川の最後のコメント。
「クラブにとっていちばん大きな収穫は、選手の成長。選手からの企画書の提出など、選手は本当にクラブの事情をよく理解してくれている。クラブ側としては選手に本業以外のことで、なるべくなら負担をかけたくないが、選手は誰一人、クラブの要望に『ノー』と言わない。10年やってきた今、やっとクラブ側と選手側、両輪がうまくかみ合ってきているんじゃないかと感じる」
スポナビ該当ページ②:http://sportsnavi.yahoo.co.jp/other/volley/text/201203140006-spnavi.html
  〃          ①http://sportsnavi.yahoo.co.jp/other/volley/text/201203140006-spnavi_2.html

 ちなみに堺ではバレーボールの他に柔道、ウィルチェアーラグビー(車椅子ラグビー)の普及に取り組んでいるそうです。サッカーでも「親企業のない企業チーム」として地域に密着できていないところ、トップ選手を全く地域に出そうとしないチームも見受けられますが、こちらのチームのスピリッツを参考にして欲しいものです。
 そして、男子バレーでは、何度も紹介しましたが、あの2チームが所属しています。プレミアリーグ(1部)には「FC東京」、チャレンジリーグ(2部)には「東京ヴェルディ」です。地域密着を掲げるJリーグ関連のチームが2つ所属しているのは心強いですね。新聞のスポーツ欄を読む時も、特にFC東京の結果はチェックしていますね。どのチームも頑張って欲しいですね。
堺ブレイザーズ公式HP:http://www.blazers.gr.jp/
FC東京公式HP:http://www.fctokyo.co.jp/home/index.phtml?cont=volley
東京ヴェルディ公式HP:http://www.verdy.co.jp/volleyball/

 J1鳥栖勝利おめでとうございます。マリノスに勝ちました! 某黄色いチャンピオンチームも清水に勝利。そして、J2松本が先日岡山に完勝した水戸に引き分けに持ち込みました。頑張りましたね。試合内容を見ると、何と元岡山の選手が3人(喜山、玉林、弦巻)が先発、1人(久木田)がベンチ入りと、たくさんの懐かしい顔がありました。岡山が0-3で乾杯した相手に、元岡山4人で構成している1年生チームがドローっていうのは、何とも頭を抱えさせられましたね。最近、仕事関係でも「何しょん岡山、最下位って・・・」と厳しい顔をされます。明日の試合で払拭して欲しいところですが、相手は強い。
コメント (2)
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