J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

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東北地方太平洋沖地震について

2012-03-12 00:47:55 | 災害復興支援(東日本・コロナ等)

 昨日、震災復興特集を実施しましたが、どうだったでしょうか。名実ともにリーグ№1の活動されているJ1川崎の事例がこれでもかというくらいに出てきました。内容を見ると「さすが」と納得するものばかり。視察された木村社長もこの辺りの部分をぜひ参考にして、一つでも多く事業運営に生かされる事を祈念します。以下、抜粋して紹介。
        
【ReMind-1】
 J1川崎では、クラブ独自の被災地復興支援活動として「Mind-1ニッポンプロジェクト」を昨年3月に立ち上げ、選手、クラブ、行政、スポンサー、そしてサポーターの五位が一体となった被災地支援を強化。Mind-1ニッポンプロジェクトでは、「支援はブームじゃない」を合言葉に、この1年間継続的な活動を行ってきましたが、私達が普段の日常生活を取り戻すにつれ、被災地への支援の輪が小さくなり、東日本大震災という出来事自体が風化していっていることを肌で感じているとか。


ACTION(1) 3月10日(土)アルビレックス新潟
①「J1開幕戦vs新潟 パブリックビューイングin陸前高田」開催
 ホーム新潟戦を陸前高田市内の施設「サンビレッジ高田」にてパブリックビューイング上映。
②「等々力競技場にバーチャル応援席」 設置
 中継回線をつなぎ、陸前高田会場の声をスタジアムにて生中継。試合中に、J1川崎に声援を送る陸前高田会場の客席を等々力競技場客席横に設置したスクリーンに映し、あたかもスタジアムで一緒に応援しているかのようなバーチャル空間を演出。
③「陸前高田市マスコットキャラクター ゆめちゃん」来場
 陸前高田市のマスコットキャラクターとして、今年1月に一般公募にて誕生した「たかたのゆめちゃん」が等々力競技場に来場。(「ゆめちゃん」キャラクターを発案されたのは、川崎市民の方)

ACTION(2) 3月11日(日) 選手会主催 街頭募金開催
①選手会主催 街頭募金開催
 J1川崎選手会による街頭募金活動を開催。当日は、サンクンガーデンにて試合にスタメン出場した選手達が参加。

ACTION(3) 3月24日(土) C大阪戦
①多競技アスリート復興支援団体「TEAM NIPPON」合同イベント開催
サッカー・川島永嗣、陸上・為末大、高橋尚子、水泳・北島康介、バレーボール・大山加奈など多競技、多種目のアスリートが集まり復興支援活動を行う団体「TEAM NIPPON」との合同復興イベントを開催。当日は、様々な競技の選手達が等々力競技場に集結。被災地の子ども達を招待して競技場内で運動会形式によるゲームイベントを開催。また、元川崎の川島選手(リールセ)もベルギーからVTRメッセージで参加。
<内容>
種 目: 大玉転がし、玉入れ、綱引き、リレーなど予定
参加者(予定):
 KONISHIKI(元大相撲大関、タレント)、川崎憲次郎(プロ野球解説者)、ワイナイナ(元マラソン選手)、所英男(格闘家)、黒田雅之(プロボクサー)、J1川崎選手
②「ReMind-1」パークが登場
 フロンパーク(スタジアム外)では、被災地の物産販売他、「3.11大震災記録の記憶」と題した震災時の記録パネル展示、「Mind-1ニッポン」、「TEAM NIPPON」各団体の活動報告パネルの展示コーナーなどを設置。
◇日時:3月24日(日)10:30-14:00
◇場所:等々力陸上競技場 場外イベント広場「フロンパーク」
◇内容:被災地物産展、東日本大震災パネル展
J1川崎公式ブログ該当ページ:http://www.frontale.co.jp/info/2012/0301_6.html

【フロンターレ米】
 2006年より販売している「フロンターレ米」で、今年も販売が決定。安全性に関しましては、JA全農福島グループ「JAパールライン福島(株)」で確認されているとか。JAパールライン福島によれば、J1川崎の関係者は9,500kgを超えるお米を購入し、例年とほぼ同じ数量だとか。
<内容>
・種 類: 平成23年度産の「会津産コシヒカリ」100%(食味ランキング最高の「特A」)
・内容量: 1kg
・価 格: 650円(税込)
・その他: 収益の一部が「Mind-1ニッポンプロジェクト募金」となり復興支援活動に活用。
・販売場所: 
 ホームゲーム会場内「Gゾーングッズ売店」「フロンパークグッズ売店」「メインスタンドグッズ売店」
 (3月10日新潟戦では、メインスタンドグッズ売店横に特設ブースを設置)
J1川崎公式ブログ該当ページ:http://www.frontale.co.jp/info/2012/0227_23.html
            
【パブリックビューイングin陸前高田 準備】
 開幕戦を1週間後に控えた3月3日に、開幕戦(新潟戦)で陸前高田市で実施するパブリックビューイングの準備のためである。J1川崎のサポーター、スタッフが岩手県陸前高田市を訪問されたそうです。訪問したのはクラブからサッカー事業部プロモーション部の天野部長。サポーターでは代表を含めた6人ら総勢8人。パブリックビューイングの会場となるサンビレッジ高田には、子供30人、保護者10人ほどが集まり、応援の練習を行ったそうです。
 天野部長によると「フロンターレの応援をしてもらいたかった。その時に一体感が出るよう、事前に準備をするという目的で訪れた。陸前高田のこの会場にいながら、等々力競技場と同じ雰囲気を作り出し、その中で応援をしてもらいたかった」と。
 なぜ陸前高田市なのかといえば、昨年4月に算数ドリルを寄贈。9月に選手が訪れてサッカー教室を開催、10月に実施した「川崎修学旅行」でホーム戦(敗戦)に親子を招待して観戦したが、その時の相手が新潟だったとか
スポナビ該当ページ:http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jleague/headlines/20120305-00000014-spnavi-socc.html

 当ブログでよく「三位一体の支援」という言葉を使っていましたが、こちら川崎は違います。五位一体の被災地支援です。行政、財界(スポンサー)、市民(サポーター)に、選手とクラブが加わります。普通は2つまとめて「チーム」なり「クラブ」とするでしょうが、選手を別扱いにしています。選手を外に出したがらないクラブがありますが、根本的に「ラベル」が違うのでしょう。付加価値の高い他のクラブがいくつか試合会場に、復興支援専用ブースとして「●●パーク」という形で出展をしていますね。「風化」という表現がありますが、元々早い時期に手を離しているクラブには関係のない言葉かもしれません。ここまでやるからこそ、J1川崎は「支援はブームじゃない」と言いきれるのですね。これからもよろしくお願いします。

コメント
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