J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

Jリーグの話題19 【J特】

2011-08-13 00:14:04 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 今朝の山陽新聞にも出ていましたが、J2リーグで来季から導入されるプレーオフ制度について、報道がありました。当ブログとしては、以前の記事にも取り上げたように、やり方そのものには反対でしたが、導入が決まればそれに合わせて観戦するしかありません。以下抜粋して紹介。
   
 J2からJ1に昇格する3番目のクラブを決めるプレーオフ制度について、J2の3位と6位、4位と5位のクラブがそれぞれ対戦し、勝者同士で決定戦を行うトーナメント方式の採用が有力だそうです。18日に開催されるJリーグ理事会で最終決定されるとか。

 先日開催されたJ1・J2合同実行委員会で合意したとみられる案では、リーグ戦の成績を尊重するために、プレーオフ第1回戦は上位クラブのホームで90分間の一発勝負を実施し、引き分けの場合は上位クラブが勝ち上がる。第2回戦(昇格決定戦)は中立地(国立か)で行い、引き分けの場合は、同様にリーグ上位クラブの勝ちとします。今後はJ1最終節と同時期に開催するため、J2の開幕を1週間早めることも検討されるとか。
 なお、Jリーグの公式試合開催安定基金からの融資返済を終えていないチームが3~6位に入った場合は参加を認めず、7位以下からの繰り上げも行わないようです。J1下位3チームの自動降格と、J2上位2チームの自動昇格は従来通り実施されるとか。

 「リーグ戦の成績を尊重するということで、上位チームにアドバンテージをつけた」そうですが、果たして一発勝負の試合で上位のチームのホームのみで開催という事ですが、そこまでアドバンテージが付いているのでしょうか。当ブログとしては、ホーム&アウェーでアウェーゴール方式だが、上位チームのホーム戦ではアウェーゴールは対象外にするくらいすればいいのにと思っていました。まあ、試合数が確保できなかったのでしょうが。この方式でやったら、実際はどうなりそうか、今シーズンの成績で例えて観てみました。

 今日現在のJ2の順位です。
 3位:栃木、 4位:千葉、 5位:北九州、 6位:札幌
 これまでの試合結果です。左がホーム、右がアウェーです。 
 栃木2-1北九州、千葉2-2栃木、栃木1-1札幌、北九州3-0千葉、千葉2-0札幌、札幌0-0北九州

 まずは、第1回戦です。
 3位と6位の試合 ・・・・ 栃木対札幌   ・・・・ 1-1のドローで栃木の勝ち上がり。
 4位と5位の試合 ・・・・ 千葉対北九州 ・・・・ 3-0で北九州の勝ち上がり。

 そして運命の昇格決定戦です。
 栃木対北九州 ・・・・ 2-1で栃木の勝ち ・・・・ 栃木の昇格決定!


 と例えばという事で、今シーズンの試合結果でシュミレーションしてみました。千葉対北九州戦はリーグ戦では北九州ホームですが、順位では千葉ホームになります。なので、4位の千葉が勝っているかもしれません。あとは順位が上のチームがホームの試合になっています。
 J2プレーオフが実施されたら、今の順位では栃木が3番目の昇格をする事になりますね。一つ寂しかったのが、今日現在の順位のシュミレーションとはいえ、プレーオフ出場4チームのうち同期が1チーム、1年後輩が1チームあるという事。すでにJ1が射程に入っている位置にあるという事。ここには「予算に見合った順位」という理屈は存在しないように思えますね。

 もう一つ、同期以下で昨年の順位と今年の順位を比較してみましょう。2011年の最終的な順位がどうなるかですね。
      2009   2010   2011(現在) 
 栃 木 17位 → 10位 →  3位
 富 山 13位 → 18位 → 19位
 岡 山 18位 → 17位 → 14位
 北九州        19位 →   5位
 ※鳥取も最初の頃は1ケタ順位をキープして強かったですね。一時期ではありますが、J1昇格圏内にいました。富山もこの役員構成等を見ると、いずれ上位に来ると思われます。


 当ブログでは今年開幕前に「本気になる」という言葉をよく使っており、「栃木型」(栃木スタイルから改名します)を何度も紹介してきました。新春の特番の紹介記事にもありますが、木村社長も今年の抱負で強い気持ちを持って、激しく毎日を過ごしていきたいという事を口にされましたが、こういう状況を見ると、「激しさ」がもう一つ伝わってきませんね。
 たまたま、JFLからの昇格チームがここ数年ペースダウンしているから、まだフルの22チームには埋まらず、JFL降格を免れていますが、逆を言えばJFLとの「入れ替え」も現実的に目の前にある訳です。北九州の強さの要因はまだ不明ですが、当ブログでは栃木は昨年開幕前に本気になられた事が大きく作用していると思っています。下位で苦しんでいるクラブは、そろそろ本当に「本気」になってもいいのではないでしょうか。
J2プレーオフ関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110615

 話はちょっと変わり、いろいろ観ていたら、「Jリーグでは、2003年度から選手による社会貢献活動を義務化しています(Jリーグ規約第21条および第88条)」という文言を発見してしまいました。養護施設の子どもたちの公式試合への招待、子どもや親子を対象にしたサッカー教室への参加、学校への訪問授業、福祉施設や病院の慰問、地域の行事への参加、地域の美化(清掃)活動、チャリティー活動、募金活動、行政機関によるキャンペーン活動への協力など、それぞれの地域でさまざまな活動が行なわれていますとあります。Jリーグ規約を観てみると・・・

 第88条〔履行義務〕
選手は,次の各事項を履行する義務を負う.
h.Jクラブの指定する広報活動,ファンサービス活動および社会貢献活動への参加
とありました。という事は、選手による社会貢献活動を全然やっていないクラブがあれば、Jリーグ規約違反になる可能性が出てくるという事か・・・ 規約で履行義務として決められている事は実施しないといけませんねぇ・・・さて・・・
Jリーグ公式HP該当ページ: http://www.j-league.or.jp/100year/academy/
Jリーグ規約:http://www.j-league.or.jp/aboutj/2011pdf/04.pdf

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする