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湘南ベルマーレの事例21 【J特】

2010-11-15 08:10:48 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 J1の湘南と京都の2部降格が決定いたしました。湘南は当ブログでは「イチオシクラブ」と呼んでいた先進事例にあふれたクラブですが、来シーズンは同じカテゴリの対戦相手となりました。来シーズンは一先進事例クラブとして紹介させていただきます。勝負の世界は厳しいもの。1部下位3チームと2部上位3チームの自動交代というのは本当に厳しいルールですが、この鋭い緊張感があるからこそ、リーグ全体のレベルアップにつながっております。J2とJFLの入れ替え制度も施行が迫ってきております。「J2下位はぬるま湯。早く入れ替え制度が始まった方がいい」という声も聞きます。岡山のためには1年でも遅い方がいいですが、日本サッカー界としては1年でも早い方がいいのかもと思っています。今回は、J1・J2の入れ替えについて、触れたいと思います。

 J1湘南の真壁社長(とても尊敬しております)は、J2に降格するのは反町監督だけの責任ではないと判断され、週明けにも、続投を正式要請するそうです。今シーズンは主力にケガ人が続出して降格圏に低迷したが、就任1年目の昨シーズンに11年ぶりにJ1昇格させるなど、反町監督の指導力を高く評価しています。
 監督の変え時はとても難しいと思います。某黄色いチームは昨シーズン、高橋監督の変え時を間違えてチームが低迷し、降格しました。かと言えば広島は、ペトロヴィッチ監督でJ2に降格しましたが、1年でJ1に復帰し、J1上位に進出し、ACLの出場権を得るくらいに強くなりました。反町監督は五輪代表では散々でしたが、元々は新潟で実績を残した監督です。代表に合う人、Jに合う人といろいろとタイプがあるのかもしれません。

 以前のニュースに、日本振興銀行破綻の余波が湘南にもという内容がありました。J1湘南のスポンサーに、ペイオフ第1号となった振興銀の有力取引企業が5社含まれていたというもの。エステ大手のラ・パルレ、「NOVA」のジー・エデュケーション、不動産のシノケングループ、ゴルフのマルマン、中古車買い取りのカーチスHDで、ほとんどが上場企業。ラ・パルレはユニホームの胸スポンサー、シノケンはパンツスポンサーだとか。
 この5社は振興銀行グループの中核企業で、いずれも同銀行から融資を受けていましたが、預金保険機構の管理下に置かれたので融資はストップ。もともと資金的な余裕はない企業が多いので、湘南ベルマーレのスポンサーを続けることは難しくなるとされています。
 しかも、J1湘南の大株主中小企業スポーツ機構」の事実上のトップは、振興銀行創業者の木村剛元社長だとか。J1湘南では大株主と主要スポンサーを失って、またしても経営の試練が来たとされています。こちらのクラブは昔からスポンサー面で受難続きですね。
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 そしてJ1京都。4回目のJ2降格は史上最多になり、エレベータクラブの筆頭格ですね。J1で3年目でしたが落ちてしまいました。'06・'07年のJリーグクラブ収支報告によって、収入の広告費依存が非常に大きいことが明らかになり、スポンサーに支えられて高給選手を維持できているのが現状と言われました。全収入中で広告費に依存しているというのは川崎と並んで突出しており、1観客数あたりの広告費は川崎を大きく超えていたそうです。この改善のために'09年にチケットの値上げをされました。

 選手の面では、ヴェルディ色が強いですが、実は当初はフリューゲルスの出身者が多かったようです。スポンサー面は強いですが、選手強化・運営面でかみ合わないのか、強くなりませんね。これはスポンサーばかりに目を向け、地域に根を張っておられなかったのかもしれませんね。スポンサーとの関係が良くても強くなれないという一つの事例かもしれません。J1山形はその正反対に見えます。「強さ」「地域密着」の面では、J重鎮の経験を持つ役員に引っ張られてしっかり地域に根を張り、J1で健闘(現在13位)しているJ1山形が好きですね。
 他、Jリーグ全クラブで唯一、ホーム全試合を地上波(地元UHF)で中継しています。京都府知事が選挙前にマニフェストに「サッカースタジアムの建設を目指す」と記し、クラブも協力を仰いでいるとも。

 J2甲府が昨日J1昇格を決めました。その関連はまた。あと、昨日はまたビッグニュースが。女子バレー全日本が世界選手権で32年ぶりに銅メダル。おめでとうございます。「火の鳥ニッポン」よりも「真鍋ジャパン」の方がいいですね。なぜ強くなったのか、また調べてみたいと思います。
 昨日もコンベックスへ行きました。出店のお手伝いでしたが疲れました。その疲れた足で、PVのFKCへ。また後日。

 話は変わり、「龍馬伝」観てます。大詰めです。一つだけ心に響くセリフがありました。史実がどうかは確かではありませんが、「命を狙われるくらいの仕事をしなければ、この国は変わらない」です。(一緒にはなりませんが)一木会の最初の頃、疑いの目で見られたなぁと述懐し、そういう事は絶えずそう見られるのかもとふと・・・後藤象二郎も面白いですね。でも一番好きなのは木戸寛治(孝允)で、龍馬ではないです。

コメント (2)
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