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監督、GMの力量7

2006-09-01 22:39:01 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)
カリスマシリーズにしようか迷いましたが、とりあえずこっちのカテにしました。
川崎フロンターレの関塚隆監督が今熱いです。
たぶん読者のみなさんは馴染みがないと思われますが、地味だが実績を着実に積み上げていくタイプの監督です。
関塚監督は、91年に現役を引退して指導者へと転身。93年鹿島のコーチに就任。として招聘され、ジーコ、ジョアン・カルロス、トニーニョ・セレーゾらブラジル人指導者に「勝者のメンタリティー」を学び、04年から川崎の監督に就任。圧倒的独走でJ1に昇格させると、05年も上位争いの末に8位。06年の今年も首位争いを演じています。
すごいのがJ2時代からほぼ固定した主力選手構成でずっと戦い、今年も強豪チームと互角に戦っていること。その手腕は、サッカー業界関係者の間でもすこぶる評価が高い。特徴としては・・・
1)勝利へのこだわり
「ベンチも選手と一緒になって戦う」という信念のもと、試合中は、ピッチサイドぎりぎりに立ち、大声で選手たちに指示を送る。ラフプレーがあると、スタッフ総動員でベンチを飛び出し、身振り手振りで猛アピール。
2)緻密なスカウティング
緻密(ちみつ)な情報管理での分析能力は相当なもので、対戦相手の事前対策からハーフタイムの指示まで、こと細かな指示が選手たちに伝えられているそうです。
3)高い人心掌握術
選手全員がクラブハウスに上がってくるまで練習グラウンドに残り、チーム全体の状況を自分の目で実際に見て把握。選手に不満が出たらその選手と1対1でじっくり話し合うとか。人心掌握の高さはオシムと近いですね。
ほか・・・ボールが1個足りず、どうしても見つからない時に、選手全員が帰り、誰もいないグラウンドで、1人草むらをかき分けながらボールをずっと探していたことがあったとか。あと、「我々を勝たせない何かが働いた」という去年の名言があります。敗戦した鹿島戦の主審を皮肉った言葉です。
まだ情報が少なく、カリスマファミリー入りは微妙ですが、川崎がずっと強いのは事実であり、そこの監督関塚氏は有能だということは違いないようです。千葉に加えて川崎も注目です。
コメント
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