かしょうの絵と雑記

ときどき描いている水彩スケッチや素人仲間の「絵の会」で描いている油絵などを中心に雑記を載せます。

中国餃子中毒事件をめぐって

2008年02月09日 | スケッチ、油絵、写真

中国餃子中毒事件が起きてから会う人ごとにそのことが話題になり、メールなどでも感想、意見が寄せられる。生協のOBとして心が痛むし、つど弁明的な発言をしている。ブログで「生協のことなど」というカテゴリーを設定していて何も書かないのはどうかと思うので、気が重いが寄せられた感想などを紹介する。
・当初マスコミにJTや日双などと生協が一緒に登場したこともあり、良かれあしかれ生協の立場が不明という感想。その後の経過で、それまでの安全確保への対応も疑わしい事態の発生後の対応も(消費者が期待している)生協らしくない、他の企業と同じではないかという指摘。
・生協だから他のスーパーとは違う工場で特別な内容と管理でコープを造っていたと思っていた。コープマークはこんなものか?
・そもそも餃子などを中国に加工させているのがおかしい。日本の食の安全を自給率向上や環境問題などからも真剣に考えなおすべきだ。など。
 なかには「最近の生協は事業偏重でスーパーとの競争に勝つことばかり考えているからこんな事態を起こすのだ」という人もいた。
*これらの意見への感想ーー日生協はじめ生協関係者はこの間の工場管理や商品の安全確保のための問題点や事故への対応策、今後の改善策などは組合員だけでなく広く国民にも納得のいく方向で打ち出すと思っている(私見ー海外の工場などには監視職員をおいたらいい)。
ただ、海外からの原材料や加工品輸入をやめろといった意見は、生協といえどもすぐ受け入れられるとは思えない。日本の食糧の安全保障と食の安心・安全の立場からの国産重視は重要であり、「なぜ遠くから高い石油を使って、CO2をまき散らしながら商品を運んでくるのか」という意見は私も同感なので、国民世論のもりあがりを注視したい。「国産は高いがそれでいいのか」といった反論だけで議論が終わってはならないと思う。

コメント (1)
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