迷建築「ノアの箱家」

ひょんなことからNOAに選ばれし者として迷建築「ノアの箱家」に住むことになったKOKKOの笑ってあきれる自宅建築奮戦記

ピョンヤン放送臨時特別番組

2010-12-05 20:16:58 | 「ノアの箱家」工事進捗状況

ライトアップ

デッキでの予定を変更して、南側コンテナでハゲ鍋をした。

夕闇が迫ってくると、中庭のライトアップが映える。

食後にはデッキのライトアップ。

この様子は、ピョンヤン放送臨時特別番組として、何度も報道された。

ただ、今夜は電波状況が悪く、いつのまにか立ち消えのアナウンスであった。

 

            

 卓ちゃんご一行様が持ち込んだハゲ鍋。野菜は卓ちゃんの畑から採れたもの。ピースをしているのがピョンヤン放送特派員。特派員のバックの窓が結露している。石油ストーブと鍋を炊くと、ガラスの結露は避けられないと確認。一方、コンテナはラバマリンなどの錆止め塗装のおかげでガラスほど冷たくはなく、結露せず。とにかく今後も観察記録あるのみ。

 

                  

                 屋外ライトアップ。卓ちゃんご一行様は、皆熱心にカメラでパチパチやっていた。

 

ホームセンターで買ってきた500W980円のハロゲンライトを二灯点した。

春の梅の咲く頃には、梅、次いでサクランボ、さらに照手桃とライトアップの対象を替えて行く予定だが、どう見ても季節を問わず、古木の柿と梅を照らすのが最高。

崖と里道上の山までが闇の中に浮かび上がる。

看板は100Wでライトアップの予定だが、LEDの投光器がもっと安くならないものだろうか。ハロゲンライトは安いが電気代が馬鹿にならない。

ゆえにライトアップは、冬場は毎日7時~7時半限定とする。

これは本気で地域サービスのつもりだ。特に、老人ホームに住む人たちからは絶景となろう。

タイマーを買わなくてはならない。

Bライフといっても、王族の姫君Bライフなんてのはせいぜいこの程度のものなんである。

 

  

          

コンテナの天井は、格好の資材置き場。永遠にだと不細工極まりないが、一時的な使用には有難いナァなんてことを考えて見ていたら、兄ちゃんが

「結露やでぇ。かなりひどいで。」

朝、コンテナの天井裏を眺めたことなど無かったので、まさか「結露=水滴となって、コンテナの内部にまで水漏れするとは思っても無かった。コンテナとコンテナの接合部から水滴がぽっちゃんぽっちゃん、足の裏に冷たい感触。

兄ちゃんが「コーキングや、コーキング」

兄ちゃんは風呂場の床の水平を出した後、コンテナの天井に登って資材にブルーシートをかけてくれた。実際、それをしないことには、結露の雨に打たれて、資材が傷むことが予想された。

ガ~ン!! 早く、屋根に杉板を載せて屋上デッキ化工事をしなくては・・・。そしたら、結露はかなりましになるのでは?

 

                       

有名な古曽部のおっちゃん。「ノアの箱家」の新たな新顔。東側コンテナ際の枕木ならべと土入れをしてくれた。手前の赤ん坊は、兄ちゃんの末っ子。

お昼ごはんは、KOKKO特性ポークカレー。古曽部のおっちゃんも兄ちゃんも「美味い、美味い」の連発。しっかりおかわりしてくれた。

 

 

笑い転げた。

 “三年どころか毎年寝てやるんだ君”(勝手に彼をそう呼んでいる)のブログタイトル変更。「100万円で土地を買って家を建てる、云々」から「10万円で家を建てて生活する、云々」になった。

 

http://ameblo.jp/mainen-netaro/entry-10709082948.html

 

「写真ばかりでもう書くことが無くなった」と綴られている。「私の普段の生活に関心を持ってくれる人と結婚しようと考えていたら二人も同時に出現して困惑している」などとも。

笑い転げた。

一般的“良識”から見れば、「そのような暮らしで結婚などとはとんでもない、嫁ハンや子どもの幸せを考えろ」とどやされるのが関の山。しかし、毎年寝太郎君は、その名の通りふぁ~んとしていて、決して力みはしない。彼のブログは“10万円SELF BUILDマイホーム暮らし”の実践レポート的なブログではあるのだが、実際には「井戸も掘りたくなくなりました」とあるように、“実践してやるんだ”などとことさら力んでなどいないのである。淡々とした暮らしが続いているだけである。

いいねえ! 実にいい!

 

寝太郎君のブログは、タイトルを変更しただけでアクセス数が一気に3倍に。

ふ~む、そうか。センセーショナルなタイトルだもんな。インパクトあるもんな。

私のブログタイトルも「ノアの箱家」から「迷建築ノアの箱家」に変更したとたんアクセスが増えた。

タイトルっていかに大事なのかいうことだ。

逆にいかに目立つものに人間は飛びつきやすいかということだ。

妙に感心してしまった。

 

しかし・・・。

この毎年寝太郎君のBライフブログは、ある種の人間にとっては毒となり、またある種の人間にとっては大きな救いとなるだろう。

また、ある種の人間にとっては、晴天の霹靂、目から鱗。こんな生き方もあるんだと驚くのである。

私も素直にびっくりし、同時に人間って何て素敵な生き物なんだろうと思ってしまう。

結婚し、子どもが出来、彼のBライフが今後どのように変化していくのか見届けたい気分になる。

しかし、坂口恭平君の0円ハウスによる問題提起よりも、より「ノーマル」に近く(一応、世間一般に言うところの土地・マイホーム持ち)、人に理解されやすいというか、「普通の」生活感を感じさせる。頭の中でのBライフではなく、体から自然に出てきているBライフだからだろう。

いい、実にいい。

面白い。

ははは、寝太郎Bライフは建築家にとっては衝撃的だろう。こんなことを真似する人間が出てくれば、建築家の存在意義なんて全く無くなってしまうんだから・・・。住宅業界も大痛手を蒙ることになっちまうだろうなァ。


 


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