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模型趣味とその他諸々

PMA 1/43 TVR Tuscan 400R LM` 04 (1)

2007年08月03日 | 模型
 目下台風の目というヤツで、異様なまでに静かです。どうやら真上を通るらしいのですが、

でも、そんなの関係ねぇ!

はい、一応流行ネタは一回は使っておこうと。すんません。


 さて、模型ですが、アイテム選定に悩みました。ネット内を彷徨いてると、これまた
色んな人が魅力的なキットを色々作っておられて、結局あれもこれも状態。最終的に、
TGDさんの影響=ヒロのキット(ロータス97T or マクラーレンMP4/5)
ペキモ君&takさんの影響=1/43箱車(PMA TVR Tuscan400R`04 or PM ポルシェ911GT1`98)
FDMさんの影響=ドイツ車プラモ フジミ ポルシェ ケイマンS
遮断呆人さんの影響=ファインモールド Y-WING
何となく=WAVEタチコマ
作りかけ=tameo ウィリアムズFW18

といったとこが候補となりましてね、結局消去法で辿り着いたのがヒロのMP4/5とPMAのでして、
取り敢えず箱の方からということで、先ずは400Rを始めることにしました。因みに消去具合ですが

ヒロの97T=リアセクションに大幅な改修・改造が必要である事と、JPSストライプが面倒くさい
プロバンスの911=なんとウィンドウパーツ他、クリアーパーツが軒並み黄変orz自作必須で面倒くさい
フジミのケイマンS=今年はプラモばかりな気がしてますし~。プチ食傷気味?
Y-WING=また車以外かよ!となりそうですし
タチコマ=一応車だけど、こういうのは車作るのに疲れたときの息抜きにしたい
FW18=気分を新たに行きたいので、取り敢えず再開ネタは後回しにしたい


ってな感じで、先述の二品が最終候補です。で、MP4/5は、近年のヒロキットとは言え、腐ってもフルディテールなので
それなりに時間と手間が掛かりそうだったので、先ずは手軽に思えるTVRから手を付けたって訳です。
TGDさん、1/43だけじゃなく1/20も精力的に製作されてるんですが、立て続けにヒロのキットをやっつけてますね。
スキルもモチベーションもスゴイでございますよ、奥さん。




 さて、そのTVR。イキナリですが資料は殆どありません。ネットで探してきた何枚かの良質な画像が資料となるんですが、
生憎コクピットやリアセクションの臓物関係の画像は全く無し。なので、そこらは素通り&デッチアップのオンパレードとなります。
細かいことは気にせず、完成第一で無理矢理進めることにします。

 先ずはシャーシとボディーを仮留めしてみて、シャーシの干渉部をチェック。大体この手のキットは、
アチコチ干渉してそのままではキチンと収まらないのが定番なので、シャーシ側の干渉部を切削する事で
キチンと合体できるように調整します。
 キットはレジン製のシャーシとボディーと内装に、ホワイトメタル製パーツとエッチングの小物類による組み合わせ。
 外装は資料と比べてみると、フロントオーバーハングがやや寸足らず気味で、ルーフがちょっぴりチョップド気味な風情。
でも、修正とかしちゃうと大変そうですし、これはこれでわるい雰囲気では無いので、
外装関係は概ねメーカー側の造形を甘受する事にします。

 車高出しとかなんとかの前に、製作の手を止めてしまいそうな面倒くさい作業を先に済ませることにします。
 と、その前に、数少ないパネルラインを彫り直し、未開口部を穴開け貫通加工を施して、
後はそのままガイアノーツのレジンウォッシュ(離型剤落とし)に浸け込んで洗浄しておきました。


 自作パーツの最初はジャングルジムこと”ロールゲージ”。キットは奇妙奇天烈な3パーツ構成のゲージでして、
仮組みしてみると、どう考えてもドライバーが乗り込めない構造になってしまいます。
歪みもあるしパーティングラインやバリもきつめだったので、御約束の真鍮ハンダ組みで作り直し。
資料があれば良かったのですが、ここいらは全く手持ちに資料が無いので、ボディーのルーフラインと各ピラーのラインを治具代わりにして、
0.8mm真鍮線をハンダ付けして作り直しました。一応資料画像で何となく判る部分だけ、それっぽく曲げ角や曲げ量を変更。

多分実車は、フロントウィンドウ裏と両サイドと後部バルクヘッド部のバーが全て繋がってると思うんですが、
どうにも正確な形状が判らないので、手軽にキットの3パーツ構成に準じて、やはり3パーツ構成で箱組してます。



 左サイドから顔を出すエキパイは、真鍮管とハンダ線の組み合わせで構築。

 キットのパーツだと”管”っぽさが出し切れないし、何よりボディーとの合わせが非常に悪かったのですが、
自作によってそこいらを纏めて解消させました。このキットのワケワカンナイ点は、
エキパイパーツはエンド部まで一体成型されてるのに、ボディー側のエキパイ用開口部には、
何故かマフラーエンドがモールドされてまして、このままではマフラーパーツが装着不可となります。
そこで、ボディー側のマフラーエンドのモールドを削り飛ばし、同時に当該箇所を開口。そこにキチンと収まるように
エキパイパーツを作り直しました。改修の結果、ボディーから顔を出すマフラーエンド↓


 此処まで進んだら、遅ればせながら気泡を埋める作業。このキット、かなり気泡が多いです。
特に各部のエッジ付近に気泡が多い。一々穴を穿ってから、おもむろにポリパテを気泡部に擦り込んで埋めておきました。

 と、今日はここらで作業終了。曲線貴重の車体なので、磨きがい有りそうで、磨くのが今から楽しみです。



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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (おひつじ@tak)
2007-08-03 02:46:00
おやっこちらも43を作り始めましたね。
最近、43製作記が増えて嬉しい限り。
しかもプロバンスやスターター、これらのメーカーの43キットはマイナーな車種も多くラインナップされてて、43趣味の醍醐味を味わせてくれるんですよね。
こうゆうメーカーが潰れちゃったのは何とも残念です。
プロバンスが何らかの形で復活しても、完成品中心のブランドになっちゃうんだろうなあ…

自作エキパイ、メッチャいかしてますね!
返信する
Unknown (エル)
2007-08-03 08:56:08
なんか43に走ってますな。
みんなが43に走ると私も走りたくなりますが・・・
それどころではない様子。

このマシン、実にユニークな形をしておりますの。
車の雑誌でちょこっと見かけたことがあるような気がしますが、こんなマシンもキットになってるなんてすごい。
返信する
Unknown (公道を走るF1)
2007-08-03 09:55:57
タスカンLMってことですけど、マジョーラカラーになります?
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Unknown (feyd)
2007-08-03 09:59:43
いよいよ再開ですね!
TVRのキットがあったなんて知りませんでした。やはり最近の車はイイ。
でもPMAというメーカーは初めて聞きました。

しかしロールゲージやエキパイの処理、お見事ですね~。私にとってこの辺が壁になりそうです。
うーむ、作ってみたい!
返信する
Unknown (ワタナベ)
2007-08-03 13:25:46
手が早いねぇ。こんなに一気に進むとは。

これ 2004 年ルマンのキットってことは、紫がかった青のメタリックだよね。(違ったっけ?)

どうやってあの色を調色するのかも興味津々。
返信する
Unknown (@河童)
2007-08-03 20:20:45
模型製作に勤しむはずの一日が、哀れ家族サービスを要求され、結果ド疲れさんの父ちゃんモデラーの@河童です。

>takさん
 TVRのキットってまともな物が非常に少なく、旧プロバンスか、
このPMAのレース仕様、それとsmtsの市販仕様位しか知りません。
模型映えする車だと個人的には思うんですけどねぇ・・・。
 どうでもいいけど、プロバンスのGT1を開けて経変に恐れをなしたんですが、
他のプロバンスのも結構黄変を起こしてる模様。これって、ここのデフォでしたっけ?
 エキパイ、装着すると見えない部分が非常に多いため、
見えるところ重視で作ったので15分で出来たっす。出口重視。

>エルさん
 ペキモ君が箱始めたり、takさんが箱始めたり、yoshitakaさんがLM車を作ったりで
何となく影響を受けてしまいました。このメーカーのは全く作ったことがないから、
経験値獲得の為に一台作っておこうってのもある。名は似てても、
いざ作り始めると、旧プロバンスと趣向が似てると言えば似てる。
 TVRはかなり好きなんですが、なかなかキットに恵まれません。
市販車のタスカンかサーブラウのキットをマジョーラで塗るのがささやかな夢です。

>公道さん
 マジョーラじゃないんですよね。反射の強いパールブルーです。
個人的にはマジョーラ塗りたいw

>FEYDさん
 PMAはミニカー方面だとポールズ・モデル・アートの略なんですが、
1/43キットの世界ではプロヴァンス・ミニチュア・オートモビルの略となります。
数年前に、フランスのプロバンス・ムラージュがポシャった後に、
同じ”プロバンス”を社標に掲げて登場した新進系のメーカーですが、
約一年前に突如としてポシャりそうになって一次休業。その後
今年になって、また細々とキットをリリースしだして、
果たしてやる気があるのか無いのか判らないメーカーです。
 1/43のレジン・メタルだと、プラモでは出ないようなマイナーな車でも
沢山キット化されています。でも、そのレジメタ業界でもTVRは更にマイナー扱いされてんですがww

 ロールゲージは、適当すぎるし後部バルクヘッド付近はゴッソリ省いてますし、
エキパイも完成後に見える部分はキチンと考えてますが、
見えない部分は物凄い適当に処理されています。こういうのは
見える部分とそうでない部分を仮組みで見極めて、見えなくなる部分は潔く捨てるのがいいと強調w
なので、今回は自作の割に殆ど手間が掛かってませんよ。
っつーか、久々に組んだらハンダ多すぎて後処理が大変です。

>ワタナベさん
 ここまでは、なかなか素性が良さそうなキットに思えます。
ここから罠が有るんかもしれんけど(笑。
 05の400Rもキットが出てるけど、オーバーフェンダーが装着されていて、
タスカンの流麗なボディーラインを汚す存在でしかないから好きじゃないのです。
 04の400Rは仰るとおり青メタです。紫がかってるというか、
透明度の高い青顔料を使用したブルーパールという感じで、
調色は悩みそう。実車の色を追いかけようにも、写真でしか判らないので、
むしろTVRに似合いそうな青メタを求めてみようかと。目処はありますんで乞うご期待(笑
返信する
Unknown (おひつじ@tak)
2007-08-04 00:26:36
私の手持ちのプロバンスのキットは、ごく古い物はバキュームパーツの黄変が見られますが、90年代のものはどれも無事です。
塩ビは黄変しますがポリエチレン系の素材だと黄変しないと聞いたことがあります。
適当に素材選んでるんですかねえ。

ところでプロバンス・ミニチュア・オートモデリですが、プロバンス・ムラージュのスタッフがそのまま移動して立ち上げたメーカーですので、実質的には同じ傾向のキット内容だと思います。
私の中では、どちらもひとくくりに「プロバンス」ですw

タスカン400Rも、そもそもプロバンス・ムラージュ倒産前にリリースを発表していた製品です。
現在はヘコミニチュアの傘下に入ってブランド継続の予定らしいですが、さてどうなりますやら。
返信する
Unknown (@河童)
2007-08-04 01:49:00
>takさん
 言われて調べてみましたが、手近に出てくる物でも
80年代と
90年代混在で黄変してるものとしてない物が有るようです。
何故かラリーカー系が軒並みやられとる。まぁ、型にして
バQすりゃ良いことですが、カミさんが居るときは、前にバQしてて怒られたし、
難関といえば難関です(笑

 プロバンスの件、詳しく有り難うございます。
じゃぁ400Rは旧プロバンスからは結局出なかったんですね。
すっかり出てたと思って探したけど一向に見つからず、
例の「PMAお前もか騒動」の折に慌てて未知のPMAを買っておいた訳ですが、
買っておいて正解だったようですな。

 1/43の箱車、それも特にレジンの方面は、店頭で中身を見ないと買えない小心者なので
最近は頓に購入量が激減しておりますよ。
返信する
Unknown (TGD)
2007-08-04 02:55:35
おっ~~~!こういうの見るとやはり1/43よね~。
マフラー辺りはとってもそそる加工です!
週末は1/43いじるぞ~
返信する
Unknown (@河童)
2007-08-05 11:32:38
>TGDさん
 ヨンサンも面白いですよね。気が付いてみれば、
箱のヨンサンは出戻り後初めての模様。久しぶりすぎて
手つきが怪しい中作業しております。さっき、メタルのパーツを
溶かして慌てたり・・・・
返信する

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