ただいま帰りました!!
二泊三日の家族サービス従事に付き、オッサンはもうヘトヘトです。今回は、家族水入らず&娘(現在生後10ヶ月)の旅デビューってことで、大阪のユニバーサルスタジオと大阪市内ショッピングツアー、更に天保山の海遊館に行くという豪華版だったわけですが、所謂「子供連れの家族旅行」がかくも過酷なモノとは知らんかったよ。大体、生後十ヶ月なんてどこ連れて行っても行動も言葉も意味不明なだけなので、親が疲れただけって感じ。まぁ、子育てに忙しいカミさん自身が偶には旅行に行きたいって思いもあったんだろうと言うことで、これはこれで意義のある旅行だったと思いたい。余談だが、ユニバーサルシティー内のショップで、何故かスター・ウォーズのフェアみたいなのやってて
(スター・ウォーズはユニバーサルスタジオのライバル会社「20世紀FOX系列の作品」)、そこにキット・フィストーとセイシー・ティンという、恐らくプチマニア程度のスターウォーズファンでなければ名前を言われても判らないであろうジェダイ騎士が来日してて
(本物っす)サイン会とかやってましてね、我等家族三人は一人が乳母車に乗った乳飲み子って事で、アチラさんから声かけてくれて記念撮影なんかさせてもらったっすよ。ちなみに、再来週には同じ所にダース・ヴェイダーの中に入ってたオッサンことデイビット・プラウズが来日するそうな。ファンならフィギュア等ベイダーグッズ持ってサイン貰うために集合って感じ。
そんなこんなで流石に今回は模型店関係には全く立ち寄らずです。そりゃ、家族連れですからねぇ。とか言いながら、寄らなかったと言うよりROMUの定休日と重なっちゃってて寄れなかったっつーのが正解らしい(苦笑)。
さて、旅立つ前にバタバタとUPしたインプの画像を撮り直してみました。相変わらず下手くそでしてね、60枚撮影して見るに耐えれるモノは10枚程度しか撮れませんでした。今回は屋内のみで、また後日時間が取れたら屋外撮影もしたいと思います。
今回の作製レシピ
キット:ハセガワ製1/24 スバル・インプレッサGr.A 94年アクロポリス仕様
デカール:スタジオ27 95年モンテカルロ仕様用デカールセット(Uni製)
塗装:下地=タミヤ サーフェース・プライマー
下塗り=クレオス ベースホワイト1000
ボディー色=自家調色(実車補修用)+クレオス薄め液
コート=フィニッシャーズ オートクリアー
乾燥機にて強制乾燥を併用しつつ約3週間乾燥させ、
1500→2000→モデラーズコンパウンド→ハセガワセラミックコンパウンド
→ハセガワポリマーの順を基本軸に仕上げてあります。
改造箇所
・ルーフベンチレーター改修&開口
・ボンネットスリット段付き加工
・グラベル仕様→ターマック仕様への変更に伴いサスペンション加工
・タイヤ・ホイールをターマック仕様に変更するべく、ハセガワ製カローラWRCより流用
・シートベルトを板オモリとキットのエッチングを組み合わせて制作
・リアトランクフード固定用のスプリングピンを自作
・ロールゲージの形状修正
・アンテナ類は市販のパーツを使用
...etc
って感じです。目指したのは95年のモンテカルロ仕様ですが、使用したデカールが不完全なものだった事と資料不足が災いして「何となく95年モンテ仕様?」ってなものになっておりますorz。ドライバーは、個人的にファンであるカルロス”マタドール”サインツ様でありまして、555にゼッケンも5というロゴ的にもイカス仕様ですな。
ボディー関係は、ボディー・フォグランプ&カバー・グリル・インタークーラーエアダクト・ルーフベンチレーター・リアスポイラーが別パーツになっていますので、この内ベンチレーターとリアスポイラー以外を全て塗装前に接着してしまいました。フォグランプ部は艶消し黒の指定があるんですが、カバーで塞がって殆ど見えなくなるのを良いことにボディー色で済ませてます。
磨く際に邪魔になるウォッシャーノズルとサイドウィンカーは削り取ってしまい、ウォッシャーノズルは#4インセクトピンからの削り出し、サイドウィンカーは透明エポキシで再生して磨き後に取り付けてあります。また、フロントドアのノブにある鍵穴には0.6mm洋白線を切削加工したモノを埋め込んでます。
ホイールとタイヤは、キットのグラベル仕様からターマック仕様に変更するべく同じハセガワ製のカローラWRCモンテ仕様のパーツがジャンクにありましたので、そこから流用。塗装はクレオスのスーパーゴールドです。車高も3mm程下げる必要があったのですがサイドスカートやアンダースポイラーが大人しいボディー形状故に完成後も結構見えるため、ダンパーを3mm短くし、それに合わせて各サスリンクにスペーサーを挟むことで対処してあります。又、これはこの頃のハセガワのキットには多かった問題なのですが、前後のホイールベースがボディー側よりシャーシ側が短いので、フロントを前方に、リアを後方にそれぞれ少しだけずらせるように加工を施してあります。細かい加工法については、後日表ページのメイキングにUPしますが、この加工の際にリアのずらし幅を間違えてしまい、ちょっと後ろに下げすぎてしまいました。
仮組み時に、ボディーの各ピラーとウィンドウパーツの合わせが悪く、ピラーとウィンドウの間に隙間が空いてしまうという問題がありましたが、AピラーとCピラーに関しては、エポキシ接着剤を使用して強制的にピラーと密着させ、Bピラーについては悩んだ結果細切りの強力両面テープにて固定してあります。ロールゲージに関しては、ボディー側AピラーとロールゲージのAピラー部でかなりのクリアランスが生じていましたので、ゲージ前半部をフレックスロッドにて作り直してクリアランスを小さくする加工を施してあります。
ルーフベンチレーターは、適当にパーツ化されたものがキットに用意されてるんですが、流石にこれはそのままでは使えない。そこで、ベンチレーターをキットのパーツを元に改修すると共に、ボディー側にも穴を開けて「開閉しまっせ感」を漂わせるようにしました。天板はキットのパーツに薄々攻撃をカマしてあります。
アンテナは全てディテールアップパーツを使用。整理整頓が全く為されていない我がパーツボックスからの登場だったためメーカーは不明なのですが、記憶とパーツの出来から推察して、ルーフのアンテナ基部とGPSアンテナがM&A製でトランク上のものがさかつう製だと思われます。
このキットは市販仕様とパーツを共有化している製品でもあり、その影響でウィンドウパーツに三箇所余計な穴が開いています。中でも最も余計な穴がリアワイパー用の穴でして、透明パーツなだけに穴埋めとか不可能に近いのですが、取り敢えずエポキシで穴を埋めてから、ラリープレートステッカーをこの穴の上に貼るようにすれば、穴跡を隠すことが出来ます。でも、実際にこの位置にプレートステッカーが貼られていたかは不明(笑)。94RAC/95モンテ仕様のキットの取説や、使用したデカールの説明図にも同じ場所に貼るよう指示があったので私は堂々と貼りましたけど、どちらも信用できないインストだけに正解かどうかよく判りません。
トランク固定用のスプリングフックは洋白線と極細糸ハンダの組み合わせで自作。分解図イラストを参照に取り付けたのですが、最近見つけた資料を見る限り、どうも取り付け位置が違う模様。私のでは上側がトランクフードに、下側がバックランプ付近にそれぞれ固定されていますが、実際は下はもう少し内寄りに取り付けられてるらしいです。
リアスポイラーですが、ハイマウントストップランプがスポイラーパーツにモールドされていますので、そこを塗装にて処理。クリアーレッドに少~~しだけシルバーを足したものをブラシ吹きしてます。この「少~~しだけ」ってのがミソだな。シルバー足しすぎると単なるメタリックレッドになっちゃいます。
テールランプに関しては、これと言って便利な方法があるわけではなく、またこのGr.Aの頃は黒枠付きの赤・燈・無色の三色パーツなので、チマチマとマスキングして黒→クリアー燈→クリアー赤と塗り分けました。ボディー側のリフレクター部はクレオスのメッキシルバーを吹いてます。
ナンバープレートは、キットのパーツだと分厚いので、0.2mmプラ板から切り出しイエローに塗装したモノに、ナンバー用のデカールを貼ってクリアーコートしてます。
フロントのボンネットキャッチピンはキットのパーツをそのまま使用。
スリットが彫られたアウトレット部は、キットのままだと平面モールドなのですが、実際には僅かに段が付いた別パーツなので、この部分だけ一旦切り取って、ゲタをカマして少しだけ嵩上げしてみました。
インタークーラーエアダクトですが、キットのままだと取り付け角度と高さがイマイチだったので、そこら辺を修正して取り付けてあります。また、取り付け基部も塞がっていましたので、一旦開口して開口部に黒く塗った真鍮メッシュを貼って、その上にダクトパーツを乗せるように処理しています。
フォグランプカバーですが、合いが良くなかったので先にフォグランプ基部を接着し、更にカバー部も接着。その後一旦ポリパテを使ってバンパーと一体化させてしまい、後からカバーの形状の筋彫りを彫ることでバンパーとツライチにしてあります。バンパーに埋め込まれたウィンカー部ですが、クリアーオレンジで塗装してからキットのインストの指定通り裏から接着してあります。
ヘッドライトですが、リフレクター部にクレオスのメッキシルバーを塗装。ポジションライトとヘッドライトの境目が薄かったので、丁寧に筋を深くしてからそこだけスミ入れしましたが、周囲は黒縁を入れたりするのは無し。
シャーシと合体する前に、グリル・ラジエターガード・フォグランプ・ウィンカー等組み込みを済ませておくパーツが意外に多かったです。
ワイパーは全てキットのパーツを使用。更に右ハンドル用の右端の穴を利用して、インセクトピン#5を削り加工して製作したキルスイッチを埋め込んでみました。
また、デカールについてですが、ST27のデカールのインストを参照して、ラジエター前方の矢印
(実車ではジャッキアップポイントを指示する)をフロントに二枚貼ってしまったのですが、実際は一枚はフロントバンパー、もう一枚はリアバンパーってのが正解のようです。又、インタークーラーエアダクトのフロントウィンドウー側の面には「555 SYBARU RALLY TEAM」っていうロゴが入るはずなのですが、使用したデカールには用意されていませんでしたので貼っていません。他にも、タイヤのピレリマークは、私自身の不手際で貼ることが出来ませんでしたのでロゴがありあません。普通のデカールと思って貼ろうとしたら、デカールが丸まっちゃって死亡しました(笑)。
ラジエター前真っ二つ騒動とか、デカールのミスとか、資料不足故の不完全燃焼みたいなものもありましたが、こうして出来上がれば「まぁ、いいか」って感じになりますな(笑)。ハセガワのキットの中でも、最もやる気が高かった頃の製品なので、随所に”らしさ”が垣間見える好キットだったと思います。レガシーやインプ市販仕様と金型を共有してる部分も多いため、探せば色々と「ヤッツケ」な箇所も出てきますが、それでもフォルムの出来は良いですし、製品としてのコンセプトも良くできています。しかしながら、我が家の場合だと今回のプチ・インプ祭りが無ければ、この好キットも棚の奥に埋もれたまんま日の目を見ることさえなかったかも知れないアイテムだったので、本当に良い機会だったと思います。
さて、前回の宣言通り、ちょっとの間、模型製作はお休みです。そういや春にも入院騒動で二ヶ月ほど休んだことがありましたが、今回もそれと同じくらいの期間になりそうな気配もありますが、巧く事が運べば10月中に次回作に手を出すことが出来るようになるかも。次回作っつっても、作りかけで止まってたロータス79を再開するつもりなので、ネタ的に「次回」とは言えないよなーとか思ったり(笑)。ブログの更新は休止しません、念のため。