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模型趣味とその他諸々

1/24 Murcielago Roadster (10) 【完成】

2007年03月26日 | 模型完成品

またも一週間ぶりのご無沙汰です。キャンディーズではスーちゃん派でピンクレディーではミィちゃん派だったのに
どちらかというとマイナー指向であると言って憚らない@河童です。



 漸くムルシエラゴロードスター、完成いたしました。結局三ヶ月位掛かってしまいましたが、
作業的には毎日1~2時間で2週間程度の作業しかしてません(笑。
仕事や子供の相手の間に時間が出来たら作業するってスタンスなので、進みが悪すぎまして
連日500前後のアクセスを頂いているのに申し訳ないやらなんやら。

 完成したので机上に俄スタジオ構築して早速撮影してみました。







 前回からの続きの作業の模様は、もう殆ど画像が撮れてません。ホントに隙を見てパパって感じの作業ばっかりでしたし。
 ボディーとシャーシの合体時には、基本的にネジ留めとなるんですが、内装パーツの前端のダボが
シャーシ側の凹部に微妙に合わないため、ここを切り飛ばした以外は、キットの指定通りにネジ留めしてます。
仮組段階でちゃんとネジ穴にタップを切っておかないと、時としてネジ留め時にボディー表面にクラックが出たりしかねないので要注意。
また、シャーシとの合体時には、内装のセンターコンソール付近をグッと一押ししてシャーシに填め込まないと
前輪が浮いてしまいますのでここも要注意。合体順は
ボディー+フロントバンパー+サイドスカート→エンジンフード→+内装=① 
シャーシ+リアインナーフェンダー=② 
①+②→リアコンビランプ+リアバンパー→マフラー

の順となります。
 余談ですが、フロントのトレッド、これでも左右計4mm以上拡幅してんですよ。
それでもまだ少し内に引っ込んでる風情があるんですから、元の状態が如何に
酷い物だかお解りいただけるかと。5mmでもいいかも知れません。
 それと、研ぎ出しでリアエンジンフードを攻めきれませんでした。思った以上に凹凸が激しいデザインで
 ここを綺麗に磨くには、塗装段階でかなり平滑にしておく必要性が有り、中研ぎ無しの一発磨きでは柚肌が取りきれません。
塗装色がパール+クレオス新型蛍光って事で、クリアーコート前は思い切り艶消し状態になるんですが、
こういう場合は、デカール無しのボディーでも中研ぎ入れた方が良いですね。

 続いて完成後の画像を使用して、紹介していなかった他の作業の報告。

 ヘッドライト周りですが、やらかしてしまいました(←またかよ。ライトカバーに変なウェルドが有ったので、
そいつを何とかしようと表裏を研磨して研ぎ出して、ついでにボディーとの摺り合わせも敢行してたんですが、
あと少しってトコでクラックを入れてしまい、右側のカバーだけパァです。スペアがあったので、パーツ自体はいいんですが、
面倒くさい作業をもう一回やるのかと思うと泣けてくるので、今度はそのまんま枠を塗って貼り付けたんですが、
脳内では破損前の状態の記憶のまんまで、スペアを填め込もうとしたので、
「摺り合わせ」をしないまま接着剤を塗ってしまい、気が付いたときには既に遅し。
仕方ないのでそのまま逝ったんですが、左側は巧いこと填りましたが右側がキツキツで浮いてしまいますた。
結局妥協点を探り出し、「右が少し浮いてて左がピッタリ」というアンバランスさを避けるべく
折角キチンと填ってる左側を、わざわざ少し浮かすというデチューンを施してます。もう何が何だか・・・・


 リアセクションです。最初の頃のエントリーで書いた通り、ここは塗装前に先に組んでしまうと、
リアコンビランプが装着できなくなる罠がありますんで漸く組める時が来たって感じです。
ナンバープレートはプラ板にデカールを貼って乾燥時間も殆ど置かず速攻半艶クリアー塗ったら、
テキトーにブワっと塗ったのでデカールがシワシワに。半艶だとシワシワが目立つので急遽艶消しに変更。
 マフラーは単純に見えて結構面倒くさい。プラ板を治具にして遮熱板とマフラーエンドとのクリアランスを保ち
マスキングテープでエンド部を先に仮止めしてから根本をシャーシに接着します。
でないと、左右の間が広がりすぎたり、右左で露出角度が異なったり、チグハグになるのです。
 エンジンフードは前回紹介した通りメッシュを貼り込んでます。
で、リア正面のメッシュ部にはハイマウントストップランプが在るんですが、キットではデカールを貼るだけ。
何時も思うんですけど、ハイマウントストップランプって、タミヤなんかでもゾンザイに扱われてますよね。
他の燈火類がクリアーパーツで、ここだけデカール処理ってのはバランス考えると良いとは思えないんですけどねぇ。
今回はバフ掛けした洋白板にエポキシを盛りつけて、それをクリアーレッドに塗装して装着しました。


 コクピット周辺です。前回までの作業以降で追加になってるのはルームミラーとドアミラー。
 ルームミラーはキットのパーツにバフ掛けした洋白板を貼ってます。ドアミラーは、キットの反射鏡パーツに
キッチン補修テープを貼って装着。このテープ、表面にコーティングが入ってるので、ミラーを再現するのに便利です。
確かセメダインのだったと思うけど、パッケージ無くしてるので不明。4m有るので、ミラー用としては一回買うと一生物w

 ウィンドウパーツは、Aピラーとルーフ前端が一発形成されてます。ウィンドウと枠がツライチになるので、
オープンカー用パーツとしては、優れものに思います。先ずマスキングして表側のグロスブラックを吹きます。
 この際、サイドウィンドウカブにも細い塗装部分が有るので塗り忘れないように(下図点線部)
で、更にクリアーコートしますが、クリアーパーツにサフレスで、尚かつ塗布面積も狭いので
研ぎ出ししなくても塗り方さえ良ければテカテカになります。当然面倒なので研いでません。
 表が乾燥したら、今度は裏を艶消し黒で塗装。マスキングはキット同梱のマスキングテープ。
フジミのことだから形が合ってないんじゃないかと思ったら、意外とピッタリでビックリ。

 注意点としては、裏側の塗装は内装の内貼りを兼ねるので、それを見越して艶消し黒に微妙にグレーを混ぜて色合わせしてます。
 ドアミラーも、ボディーにウィンドウを装着する前に、ウィンドウパーツに接着。糊シロが少ない上に、
ピンを刺そうにもウィンドウ自体が内装内貼りも兼ねてるので厄介なので、混合後8分30秒ほど経過させたエクセルエポを
ウィンドウのミラーマウント位置に点付けし、そこにミラーをくっつけてみました。
 ドアのキーホールには0.5mm洋白線を先端ポリッシュして埋め込みましたが、その際右のキーホール周辺の塗装を
ひっかいて剥がしてしまいオシッコがちょっと出ました。タッチアップして目立たなくしましたが、個人的にはカナリ悔しい。

 墨入れは悩んだのですが結局施しました。これは毎度施すか否か悩むところなんすよね。。
色はタミヤエナメルのクリアーブルーとクリアーイエローにスモークを加えスモークグリーンを作って流してます。
 仕上げには、ハセガワのコーティングポリマーでコートして、乾燥機で一昼夜乾燥させ、
その後タミヤのワックスで磨いてます。何処だか忘れたけどどっかのサイトでやってた方法を、実験的に真似てみました。
真似たくせにネタ元失念ってのが失礼な話です。全く。

で、最後に今回の製作レシピ。
フジミ製 1/24 Lamborghini Murcielago Roadstar
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ボディーカラー:
     ▼下地目止め=タミヤサフェーサー→クレオス#1200[グレイ]
     ▼下塗り色=フィニシャーズ ファンデーションホワイト+同イエローグリーン
     ▼ボディー色=クレオス蛍光グリーン+フィニッシャーズ イエローグリーン+ピュアホワイト
       +ガイアノーツ 「グリーン+イエロー」+クレオス クリアー
       +ウェーブ パール粉「ホワイト/イエロー」
     ▼クリアー =フィニッシャーズ[オートクリアー]
インテリアカラー:
     ▼ベースカラー 黒部=モデラーズ インテリアブラック
             緑部=フィニッシャーズ イエローグリーン
                +同 ファンデーションホワイト
                +ガイアノーツ グリーン
                +ガイアノーツ フラットクリアー
     ▼フロアー =ベースカラー(黒)orクレオス スーパーフラットブラック  
その他:
     ▼ホイール =メッキ剥がし→スパッツスティックス ミラークローム
     ▼マフラー =クレオス スーパーチタン(スーパーメタリック)
     ▼ヘッドライト =フィニッシャーズ カーボンブラックマット
     ▼ウィンドウピラー&ルーフ&ドアミラー部= 
              フィニッシャーズ ピュアブラック→オートクリアー
修正箇所
   :外装
     ▼フロントサスペンション 車高(1mmダウン)トレッド(2mm×2=4mm+α拡幅)
                  軸位置(前方へ1mm移動)
     ▼リアサスペンション 車高(1.5mmダウン)トレッド(1mm×2=2mm縮小)
                軸位置(後方へ1mm+α移動)
     ▼エンジンフード&可動式エアダクト固定&パネルライン彫り直し
     ▼エンジンフード&サイドスカート部メッシュ部にハニカムメッシュを貼り込み
     ▼フロント ポジション球・リアハイマウントストップランプ自作
     ▼フロントサイドマーカー埋め込み加工
     ▼リアバンパー 下面アウトライン変更+パネルライン変更 遮熱板追加
    内装
     ▼ 後部ファイアウォール形状変更&ディテール大幅追加
     ▼ シートベルト&ベルト用補機類追加
     ▼ フロアーカーペット処理(サンドペーパーにて)
     ▼ ペダルをe-Gear用に加工
 
     ▼・・・その他細かい修正箇所有り
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 屋外でも撮影してみました。ギャラリーは、また時間が出来た時にゆっくり作るとします。
※ギャラリー、07/3/28にUPしました!

 そうそう、展示用のベースですが、実はまだ乗せられないんですよ。超亜米利加と二台一組で収める大きなケースを使用するため
ムルシ単独では成立しないケースです(笑。早く超亜米利加もやっつけたいのですが、なんせ時間が無いもんで・・・・。
下手すると、皆がF1をUPした頃も超亜米利加と格闘してるかも。これが片付かないと、
机上周辺を次作モードに環境移行できないので、中座してF1に行くことが出来ません。祭関係の方には誠に申し訳ないですが、
どうぞ御容赦下さいませませ。


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22 コメント

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Unknown (TEI)
2007-03-26 17:07:38
めさめさカコィィのですが。
清潔感バリバリ(←死語)です!

小さい時から、どうも緑という色が好きだった自分。何かとデザイン画みたいなの描けばやたら緑基調。工作して色を付けても緑メイン。なんかやすらぐんですかね。黒とのコントラストがまた絶妙です。次回作も楽しみです。(いい加減作れ俺orz・・・自爆)
返信する
Unknown (剣蔵)
2007-03-26 18:14:51
完成しましたね!
このカラーもかっこいい!実際いそうですよね。
よく見てみるとこのロードスターのホイールって
よく出来てますよね、
塗料の選択もバッチリでリアホイールの質感などは最高ですね。
屋外撮影でのウィンドやボディへの樹木?の写りこみなどすばらしい!
超亜米利加とのツーショット(死後か?)期待してます!
返信する
Unknown (FDM)
2007-03-26 22:30:09
完成おめでとうございます!
ボディの質感がいいですね~。FRPっぽい!
ん、実車はFRPなのかな?

でもいつもながらすばらしい艶ですね~。
作業を刻んで行ってるとは思えないです。ほんと。
返信する
Unknown (yoshi)
2007-03-26 23:04:08
完成おめ! 良いすね 暴牛は派手な色に合いますよね ところでサフにタミヤ→クレオスて? 何か意味有るんですか? 自分はタミヤサフと白サフは良い思い出無いので使わないのですが、タミヤのサフとピュアシンナーなど相性が悪く使ていないのですが・・・
 
追記 GT350 メッキだけ剥がすつもりが、テールパーツ1個なくしました これはメタルで抜けと・・・
  
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Unknown (@河童)
2007-03-26 23:37:07
>TEIさん
 結局出来上がってみると、意外と纏まりのある色遣いになっちゃいました。
緑、難しいですよね。蛍光と黄緑だけで済ますつもりが、白やら黄色やら色々動員するハメになったです。
私は生まれてこの方実は青が好きなんです。好きだけに拘りがあって
逆に模型ではあまり塗らないという(笑
 お褒めいただきまして恐縮です。研ぎ出しで攻めきれなかったトコは
上手く写らなくてホッとしてます(爆

>剣蔵さん
 この色、ランボ以外なら「思いつきで塗ってみたけど明らかに頭が悪いのでゴミ箱へ」って感じです。
でも何故かランボだと似合ってしまう。今度ガヤルド作るときには
また頭の悪そうな色にしようと思います。
 ホイールはメッキを剥がしてスパッツスティックスのミラークローム塗ったんですが、
乾燥後に少し磨いてやると画像のように仕上がります。かなり気に入ってしまいました。
機会あればお一つドゾって感じでお薦めです。 
 超亜米利加、GW迄に何とかなるんでしょうかw

>FDMさん
 FRPかと思いこんでるんですが違うんですかね?クラッシュした画像見ると
どれもボディーが割れちゃってますし。
 色は樹脂っぽさを求めたつもりはないんですが、結果そっちの方に逝ってしまいました。
 刻んでるからこそ数々の失敗が!リカバーだけは毎度毎度頭を使ってる気がします。
 磨きが足りないところなんかは上手いこと写ってないです。
写りにくい=磨きにくいってことかな?(笑

>yoshiさん
 タミヤのサフは、顔料が濃くて食い付きが良いので、最初の一吹きだけ使うんですが、
面出し作業でその殆どを削り取ってしまいます。或る意味全面に塗りたくる溶きパテって感じでしょうか。
で、クレオスのサフからは所謂サフェーサーとして使用してるんです。
この工程だけは、ずーーっと不変なので、私流の儀式みたいなもんかも知れません。
 フィニッシャーズの塗料とかバンバン使ってますけど、問題感じたこと無いですよ。
殆ど剥いじゃってるからかな?

 メタルで抜く環境があるってのが良いですね。外プラはスペアが難しいから
無くすと面倒なことになりますな。
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Unknown (ベルガー)
2007-03-26 23:57:36
完成おめでとうございます♪
相変わらず、清楚にまとまっていて羨ましいです。
これが、とても時間が無い中で完成した作品とは思えませんねぇ~。すんばらしい。ぱちぱち~♪
このボディのグリーンが周りの風景に溶け込んでいて、良いですなぁ・・。私もがんばろ。。
返信する
Unknown (yoshi)
2007-03-26 23:58:10
そうなんですか? 自分は、タミヤサフで乾燥も十分だったと思うのですが、 フィニッシャーズの塗料を塗装後、サフの溶け出し、塗膜割れなどかなり多く体験しました 成分も変わりましたが、下地は一度失敗すると中々、チャレンジ出来ないですね! タミヤサフ→フィニッシャーズかな 特に白サフは、塗膜割れ多く出ましたね 今でも混色はメーカー別の場合、あまり自信ないです それからメタルは、今度お手軽なの紹介しますね 
返信する
good! (oshanpin)
2007-03-27 00:17:50
すばらしい出来です。
色がまたいいですね。太陽光に栄えてます。
黄色も好きなんですが・・・
やはり、クリアの艶が最後はモノをいいますね。
ん~、目の保養になります(^o^)
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Unknown (きよみ)
2007-03-27 06:34:59
完成おめでとうございます!
塗料に関して、ラッカーはクレオスしか使っていないのですが、
異なるメーカーのものを混ぜても大丈夫なのですか?
以前、タミヤのサフの後、クレオスの缶スプレーでボディ塗装したもので一部ひび割れました。
今ようやく原因がわかりました。

あとは、色はやっぱりセンスだな!と思います。
私は調色が苦手なので、これから色々試していきたいと思います。
返信する
Unknown (TEI)
2007-03-27 10:15:15
色々コメント読んでても参考になります。

自分の場合、サフェはクレオスと決めてます!なぜって?適当でs(ry (殴蹴

いや、どうも、感触だけなんですが、最終サフェの段階で決して硬くは無いのですが、どうも、切削感に慣れてしまったようで・・それだけですw

あと、分からないのですが、私はタミヤ・ブライトレッド(缶直吹き)→オートクリア(ハンドピース)で、数週間後に粉吹き芋状態になった事がありました。ただせさえ遅いタミヤを缶吹きで、その後乾燥したつもりで速乾性のオートクリア。中からタミヤの溶剤がじわじわ出てきたのでしょうか。

結構出来の良かったFrrariだったので、無理やりGP-1で封じ込めマスタ・・・グハ!(゜o゜(☆○=(-_- )ゲシッ

乾燥時間の違いにはなるべく気を使う様に・・・なったのだろうかorz 乾燥機が手に入ってからはそういうことも無くなりましたが・・・。


P.S.
ムルシ・・・あのオレンジと黄色も販売店に8台並んでた実車を見たら綺麗だったなぁ(ボソ&(逃爆
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