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1/20 TAMIYA MP4/8製作記 その1

2005年10月02日 | 模型
 タイガースが優勝したり風邪ひいたり友人がトンでもないトラブルに遭ったとかでその手助けをしたりとおかしな状態が二三日続いたんですが、今日から十月!秋本番!!そんな訳で、九月いっぱいストップしてた模型作りを再開することにします。涼しくなって湿度もコントロールしやすくなったし、これから暫くは模型が楽しいシーズンでありますな(←普通行楽に行くシーズンだろ?)

 さて、ネタは予告通り、タミヤのマクラーレンMP/8`93であります。93年の車体でありながらキットも93年にリリースされたという、まるでどっかのガレージキットのようなスピード発売だったにも拘わらず、世のF1ブーム最盛期&タミヤにも体力が有り余っていた頃の製品で、古いキットとは言え組み立てやすさはピカイチのキット。F1っつーことで塗装が少々面倒くさいのを除いては、もうビッグワンガムのオマケ並に簡単に、しかも確実に出来上がる優れものキットです。世のF1モデラーというヲタはともかく、「セナ様~(ハァト」と、まるで昨今のヨン様を取り巻くか如く萌え萌えだった女性ファンにも組み立てられるようにとの配慮か、所謂「F1キットの登竜門」と言うべき【前後ウィングの水平&垂直&各板平行】に苦労せんでも済むように、フロントはノーズと一体成型、リアは全ての板が驚異の一発抜き成型されているというのが話題でやんしたね。

 そんな訳で、いつも通り仮組です。車高・各ウィングの装着感・ディテールの検証等のために、基本的なパーツを一通り使用して組み立ててみます。


このように、仮組だけならほんの数分で組み上がってしまうのがタミヤのキットのスゲェところです。フロントサスのパーツが経年で少々歪んでるところが悔しい程度で、その他は車高・アライメント・ウィングの状態・パーツの合い等殆ど問題有りません。各カウルは少々合いが悪い部分もありますが、簡単な摺り合わせで充分調整できる程度。ガレージキットなら、この状態に持ってくるだけで何十倍も時間が掛かります。

 で、折角ですのでディテールを検証してみました。すると、幾つかオミットされてるディテールやレース毎にモディファイされた箇所なんかが見つかりましたので報告しておきます。

 先ず、エンジンカウルとモノコックパーツの接合部中間付近には(図中赤○)、データロガーもしくはセッティング変更のためのワンタッチコネクター用の穴が開いてるのですが、キットでは無視されています。また、後半の日本GPの頃には、右サイドポンツーン前方(図中青○)に通信用アンテナが装着されております。

他にも、後半戦仕様だとフロントウィング翼端板の形状変更とかボーテックスジェネレーターの延長+サブエレメント追加なんていうモディファイも為されていますが、翼端板の資料がナカナカ見つからないので、ここだけ正確なところが今は判っておりません。

 またシート後方のバルクヘッド部にはシートベルト固定用の金具があるのですが、キットでは無視されています。


 そして、このキットはマクラーレンとタミヤの独占契約のお陰もあって、シーズン中に規格から設計開発まで為されたってことで、多分チーム側からの制約が入ったんでしょう、リアサス関係が実物とはかなり異なったディテールで処理されています。左右ダンパーの間にあるアクティブサス用アクチュエーター統轄部品とかダンパーパーツとかセミオートマギアボックスなんかは、資料を見る限り”わざとらしく”実車とは異なっておりまして、フルディテールで作るなら、ここら当たりをどう再現してやるかがキモであり、資料の収集及び製作過程の熟考が必要です。


 またリアウィングは一体成型なのが良いのか悪いのかイマイチ不明ですが、翼端板のエンドリップが無視されているのでこれを再現したいところ。

っつーより、翼端板がかなり分厚い上に、一体成型のお陰でかなり塗装が面倒くさいので、私はバラして組むことにしようかと。前回予告の時にバラしたリアウィングの画像があったのに何故元に戻ってるかですが、ご多分に漏れず「タミヤのマクラーレン→絶版!?→買っておかなければ!の強迫観念に駆られちまった→オバカなまとめ買い」のお陰で、MP4/4~4/8は各5~6個買い溜めちまってるんですよ。今となっては禿げしく後悔(笑)。でも、私みたいなオバカは意外と多いはずだ!そんな訳で、別の箱から仮組用に取り出して来ただけです。

 更にこのキット、中・上級者向けの配慮なのかは今以て謎ですが、フロントサスカバー内のダンパーマウント基部が、何故か実車と同じ様な立体成型で処理されています。

これは明らかに「やれ!」っつーこと?そんな訳で、ここも試しに”やって”みようか思っております。

 さて、大雑把な検証は上記の通りです。更に、組み立てやすさ優先の弊害で、フロントのサスアーム取り付け基部には無駄な大穴が開いてますし、リアにも無駄な分割線が出来るって事で、前後ともサスアームは左右分割して塗装後に差し込める用改造することにします。ってなことで、先述のダンパー基部を使える状態にする加工と合わせて、モノコックのアーム取り付け用の穴を、全てポリパテで裏打ちの後表からも盛りつけてやりました。

アルテコで処理したいところですが、あれ穴開けとかしようとするとパキッと割れちゃうことが有るんですよね。で、ポリパテで処理です。ボディー色が白とか蛍光色なので、ポリパテはホルツの白いポリパテを使用。硬化剤(透明)にも主剤(白)にも染料が入っていないポリパテで、某フィニッシャーさんが「染み上がりも少なく速乾性で使い易い!」とかブログっておられたので、試しに真似して買ってみました。缶入りが欲しかったけど田舎なのでチューブ入りしか売ってませんでしたよorz

 さて、こんな感じでノロノロとスタートしたMP4/8製作記。気持ちとしては年内完成を目指すつもりです。それと、まだネタとして温存しておきますが、今回は少し変わったコンセプトで作ることにしてます。如何様なコンセプトなのかは、後々機を見て紹介しようかと。かといって、スーパー上級者の様な方の繰り出す大技みたいなものが出てくるわけではないんですけどね。大技持ってないし(爆)
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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
テラワロッシュ (よしたか2号店)
2005-10-02 02:54:51
「フォー」じゃない「フォー」じゃない

「4」ね。



いやぁ、腹抱えて笑かしてもらいました。

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Unknown (Romeo nanjoh)
2005-10-02 20:46:43
このポリパテは良さそうだね、私も買ってくるか。
返信する
Unknown (@河童)
2005-10-02 21:02:19
ども!模型再開してみますた。

危うくMPフォ~/8 フォ~ドとしそうになったけど、

流石にしつこいので止めてみました(笑)



>Romeoさん

 まだ削ってないので正確さには欠けるのですが、

硬化剤が無色透明なせいで、キチンと混ざってるかどうか

判断が非常に難しいっす。オマケに、数分も経たずに

効果を開始するので、模型用で売られてるモノよりも

ちょっとコツが要る気配。あと、箱には「プラモデルに」って

書かれてはいますが、プラスチックへの食い付きは

タミヤやウェーブと比べて少し弱いかな~って感じっす。要瞬着。

 でも、染み上がりが無くヒケが少ないってのは魅力ですよね。
返信する
Unknown (わか)
2005-10-03 22:38:32
しばらくぶりです。

身内に不幸があったもので・・・。



次はF1ですか。ワタナベさんの影響もあってのことかな?
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Unknown (@河童)
2005-10-04 01:10:57
 それは大変でしたね。御愁傷様でございす。

なかなかすぐには難しいかも知れませんが、元気出してくださいね。



 F1は元々かなり好きですよ。ただ、どうもここ10年位のゴテゴテした飾りの多いF1がイマイチ

好きになれないだけで、所有する積みキットも

圧倒的にF1ものが多いです。

 今回は、偶々昔のF1のビデオを整理していて、その影響で

作り始めたんですよ。もう一つ理由があるんですが、

それはまだ内緒です(笑)
返信する

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