碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
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朝ドラ「おひさま」の“雪のない真冬”

2011年07月29日 | テレビ・ラジオ・メディア

故郷の信州・松本が舞台ということもあり、NHK朝ドラ「おひさま」を見ている。

今週、このドラマが描いているのは「昭和22年1月」だ。



夫に赤ちゃんの世話をフォローしてもらいながら、ヒロイン・陽子は学校の先生に復帰している。

井上真央も、がんばってます(笑)。

それはいいのだが、見ていて、何か違和感があって、もやもやしていた。

で、今日、わかった。

雪がないのだ!(笑)



厳冬の信州、松本や安曇野の1月だというのに、道に雪がない。

最近でこそ、温暖化の影響か、雪のない年末年始があったりするが、私の子供時代、昭和30~40年代でも12月、1月は雪があるのが普通だった。

ましてや昭和20年代なら、冬は冬らしく、今よりしっかり寒かったはずだ。

もしかしたら、時代考証というか、この時代の気象記録に基づいて、雪がないようになっているのかもしれない。

だったら「ごめんなさい」だけど(笑)、それならそれで珍しいことなのだから、「今年のお正月は雪がなくて楽だねえ」くらいの台詞は言わせたほうがいい。

セットで作られた町や道に、雪を用意する必要がないのは、「美術」的にも、「予算」的にも助かるのかもしれないが、季節感という意味では、真冬の松本や安曇野を表現するのに、やはり雪は欲しいわけです。

という、信州人の“ないものねだり”でした(笑)。


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本日(金)、
HTB「イチオシ!モーニング」&「イチオシ!」、
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