碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
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甦る、「サイボーグ009」

2012年08月20日 | 本・新聞・雑誌・活字

雑誌『Pen』最新号の特集は、「サイボーグ009」だ。

この前は「ルパン三世」だったし、その前は「円谷プロ」だったりした。

どこまでやるんだ、Pen!(笑)。


漫画雑誌『週刊少年キング』で、「サイボーグ009」の連載が始まったのは、東京オリンピックがあった1964(昭和39)年だ。

作者は、石ノ森ではなく、石森章太郎。

『少年キング』は前年に創刊された新興勢力で、創刊号から愛読していた。50円だった。

「サイボーグ009」の登場も記憶にある。

009も、ふだんの島村ジョー(レーサーだった)も、とにかくカッコよかったからだ。

そして、003のフランソワーズ・アルヌールは、小学生の私から見ても、実にキレイなお姉さんだった(笑)。

長い年月の連載が続き、壮大にして、深い世界観の物語となっていった「009」。

公式には未完なのかもしれないが、私の中では、002(ジェット・リンク)と共に“流れ星”となる回で終わっている。

 「ジョー! きみはどこにおちたい?」

忘れられないシーンだ。


この特集のおかげで、あらためて石森章太郎と009の世界が甦ってきました。

全巻、読み直そうかなあ(笑)。



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