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碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

【気まぐれ写真館】 10月だけど「夏日」のモミジ

2024年10月15日 | 気まぐれ写真館

庭のモミジのグラデーション

2024.10.15

 


映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』が描く「内戦」の不条理

2024年10月15日 | 映画・ビデオ・映像

 

 

映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』を鑑賞。

 

「エクス・マキナ」のアレックス・ガーランドが監督・脚本を手がけ、内戦の勃発により戦場と化した近未来のアメリカを舞台に、最前線を取材するジャーナリストたちを主人公に圧倒的没入感で描いたアクションスリラー。

連邦政府から19の州が離脱したアメリカでは、テキサス州とカリフォルニア州の同盟からなる「西部勢力」と政府軍の間で内戦が勃発し、各地で激しい武力衝突が繰り広げられていた。就任3期目に突入した権威主義的な大統領は勝利が近いことをテレビ演説で力強く訴えるが、ワシントンD.C.の陥落は目前に迫っていた。戦場カメラマンのリー(キルスティン・ダンスト)をはじめとする4人のジャーナリストは、14カ月にわたって一度も取材を受けていないという大統領に単独インタビューを行うべく、ニューヨークからホワイトハウスを目指して旅に出る。彼らは戦場と化した道を進むなかで、内戦の恐怖と狂気を目の当たりにしていく。

 

あえて、

事前に内容に関する詳細な情報を入手せずに、

映画館へ。

そのおかげで、

かなりのインパクトがありました。

内戦というものの「不条理」が、

じわじわと迫ってくる怖さで描かれていました。

内戦ならではのしんどさ。

武器や兵器を超える、

一番怖い存在としての人間。

観終わったときは、

正直かなりぐったりでした(笑)。

でも、それ以上に、

映画でしか体験できない世界に行って

戻ってきたという

独特の充足感がありました。

『スパイダーマン』などで

お馴染みの女優さん

キルスティン・ダンスト、

好演。