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七十二候 末候4/30~ 牡丹華 ぼたんはなさく (牡丹の花が咲くころ)

2023-04-30 09:23:43 | 日記

昌栄薬品

海の精クラブより

季節を楽しむ

七十二候通信

「七十二候」は「二十四節気」の各節季を約5日ごと3つの候(初候、次候、末候)に分けたものです。

ともに中国から伝わったものですが、中国の表現をそのままの「二十四節気」と違い、「七十二候」は日本の気候や動植物にあわせて修正されてきました。

より身近な季節の移ろいを知ることができます。

七十二候

末候4/30~

牡丹華 ぼたんはなさく (牡丹の花が咲くころ)

牡丹は「百花の王」とも呼ばれ、豪華な大輪の花を咲かせます。中国原産で奈良時代に薬用として日本に持ち込まれました。そのあとに観賞用として広まりました。

 

渡辺武著平成薬証論より

牡丹皮 ボタンピ 牡丹皮 〔薬味薬性 辛寒 血剤〕 牡丹

神農本経

味辛寒、主寒熱、中風、瘈瘲痙、驚癇、邪氣、除癥堅瘀血留舎腸胃、安五藏、治癰瘡。

名医別録

味苦微寒、無毒。主除時氣、頭痛、客熱、五労、労氣、頭腰痛、風噤、癲疾。

〔基源〕 キンポウゲ科

中国原産の亜低木で、日本に古くから渡来し栽培されている。薬用には根の木心を除いた根皮を牡丹皮と呼び、消炎・鎮痛・鎮痙・浄血・通経などに使う。

〔成分〕 ぺオサイドとペオノライドの二種の結晶性配糖体を含み、特有の佳香がある。

漢方では消炎性駆瘀血剤として、頭痛・解熱・止血・緩下・腰痛・関節痛・月経異常に応用し、その他婦人薬としても需要が多い。

本文・・略・・

本文補追

 今日各地に残る牡丹の名所を訪れると、どこも最初は薬用目的に栽培されたものです。

大和の大麻寺、長谷寺、大宇陀の森野薬草園などが奈良県の製薬の発祥となり、それが発展して近代医薬品メーカーが奈良県から多く輩出しています。

 巨大な牡丹株郡を誇る

福島県須賀川の牡丹園

http://www.botan.or.jp/

も、旧幕時代に武士が薬業家に転じ、大和から牡丹苗を移入し、薬草の原料確保のために始められたと伝えられています。

 

p156 薬学博士 渡邊武著わかりやすい漢方薬より 女性美と「立てば芍藥、座れば牡丹」 男と女の違い

2019-12-19 12:40:35 | 日記

 

漢方医学大辞典 薬物篇より

牡丹皮(ぼたんぴ)

出典は「珍珠嚢」。丹皮、粉丹皮ともいう。キンポウゲか植物ボタン・・略・・の根皮である。安徽(あんき)・四川・甘蕭(かんしょう)・陝西(せんせい)・湖北・湖南・山東・貴州に主産する。性味は辛・苦、寒。心・肝・腎経に入る。効能は清熱涼血、活血散瘀(かっけつさんお)。臨床応用は熱病発疹、吐血、衄血(じくけつ・外傷によらずに外部に出血する病証、鼻血)、無汗骨蒸(汗がなく、消耗熱の一種で骨を蒸されるように熱く感じること)、驚癎(きょうかん・急に驚いて卒倒すること)、経閉、通経(つうけい・月経不通を通じさせる方法)、打撲瘀血(だぼくおけつ)、腸廱(ちょうよう・急性虫垂炎?・大便に膿血を下すもの?)、癰瘍腫毒(ようようしゅどく・できものの腫れたもの)、高血圧症を治す。妊婦は慎用。

 

牡丹皮

[基原]ボタン科(Paeoniaceae)ボタンP. suffruticosa Anderews(=Paeonia moutan Sims)の根皮を乾燥したもの。通例木部(芯)を抜き取って乾燥する。日本薬局方正品ではPaeonolを1.0 %以上含む。

[出典]神農本草経 中品

[別名]牡丹根皮(ぼたんこんぴ)、丹皮(たんぴ)、丹根(たんこん)

[成分]アセトフェノン誘導体およびその配糖体:Paeonol, Paeonolide, Paeonoside, Suffruticoside C、ピナン系モノテルペン配糖体:Paeoniflorin, Oxypaeoniflorin, Benzoylpaeoniflorin、トリテルペン:Oleanolic acid, Betulin, Betulinic acid、ポリフェノール:(+)-Catechin, 3,3'-Di-O-methylellagic acid、その他:(+)-O-Methylpaeonisuffral, Mudanoside A, Sucroseなど。

[効能]消炎性駆瘀血薬、解熱、鎮痛、鎮静、鎮痙、通経、排膿、消炎

[用法]月経不順、腰痛、腹痛、頭痛、アレルギー性鼻炎など

[性味]苦・辛、微寒

[処方]桂枝茯苓丸、加味逍遥散、牛車腎気丸、八味地黄丸、六味地黄丸など

[産地]日本、中国、韓国

新東洋医学辞書

 

クラシエ薬品 牛車腎気丸 ごしゃじんきがん

 クラシエ薬品 牛車腎気丸 ごしゃじんきがん

第2類医薬品

 こんな症状でお困りの方に!

  • 腰痛●下肢痛●排尿困難、頻尿…などの症状の方に。

処方解説

  • 「牛車腎気丸」は、漢方の古典といわれる中国の医書『済生方[サイセイホウ]』水腫門項に記載されている薬方です。腎気を強める薬剤として知られている「八味地黄丸」に牛膝[ゴシツ]と車前子[シャゼンシ]を加えたものです。

従って効能・効果は八味地黄丸と同じですが、特に尿量減少の甚だしいもの、腰痛に用いられます。

  • 尿量減少があり、疲れやすくて四肢が冷えやすい人の腰痛、下肢痛、むくみ、しびれ、排尿困難、頻尿、かゆみ、老人のかすみ目に効果があります。

成分

成人1日の服用量3包(1包1.5g)中

牛車腎気丸料エキス粉末・・・2,400mg

〔ジオウ2.5g、サンシュユ・サンヤク・タクシャ・ブクリョウ・ボタンピ・ゴシツ・シャゼンシ各1.5g、ケイヒ0.5g、ブシ末0.25gより抽出。〕

添加物として、ヒドロキシプロピルセルロース、乳糖を含有する。

効能

体力中等度以下で 疲れやすくて、四肢が冷えやすく尿量減少し、むくみがあり、ときに口渇があるものの次の諸症:下肢痛、腰痛、しびれ、高齢者のかすみ目、かゆみ、排尿困難、頻尿、むくみ、高血圧に伴う随伴症状の改善(肩こり、頭重、耳鳴り)

用法・用量

1日3回食前又は食間に水又は白湯にて服用。

成人(15才以上)・・・1回1包

7才~14才・・・・・・ 1回2/3包

4才~6才・・・・・・・1回1/2包

2才~3才・・・・・・・1回1/3包

2才未満 ・・・・・・・1回1/4包

※ この医薬品の使用上の注意をよく読んで正しくお使い下さい。

90包 6,930円 税込価格


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