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陰陽應象大論篇 第五 第十五節

2010-05-23 08:41:16 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です


柴崎保三著鍼灸医学大系黄帝内経素問 ② 
陰陽應象大論篇 第五


第十五節

原文

 帝曰。法陰陽奈何。

 岐伯曰。陽勝則身熱、腠理閉喘麤、爲之俛仰。汗不出而熱、齒乾以煩寃、腹滿死。能冬不能夏。陰勝則身寒。汗出身常清、數慄而寒。寒則厥。厥則腹滿死。能夏不能冬。此陰陽更勝之變、病之形態也。

麤=(鹿が三つ)


訓読

 帝曰く「陰陽に法(のっと)るには奈何にするや」と。

 岐伯曰く「陽勝つときは則ち身熱し、腠理閉じ、喘(あえぐ)ことあらく(麤く)、之がために俛仰(フギョウ)す。汗出でずして熱し、齒乾きて以て煩寃(はんえん)し、腹滿ちて死す。冬にたえて夏にたえず。陰勝つときは則ち身寒す。汗出でて身常に清く、數々慄して寒す。寒する時は則ち厥す。厥するときは則ち腹滿ちて死す。夏にたえて冬にたえず。此れ陰陽(こもご)も勝つの變、病の形態なり」と。

 

東洋学術出版社 黄帝内経素問 陰陽応象大論

 帝曰、法陰陽奈何。岐伯曰、陽勝則身熱、腠理閉、喘粗為之俛仰、汗不出而熱、歯乾以煩冤*、腹満死。能冬不能夏。陰勝則身寒、汗出、身常清、数慄而寒。寒則厥。厥則腹満死。能夏不能冬。此陰陽更勝之変、病之形能也。

冤*=わかんむりの下は刀。寃は俗字

 

 帝曰く、陰陽に法(のっと)ることいかん。岐伯曰く、陽勝てば則ち身 熱し、腠理閉じ、喘粗くしてこれが為に俛仰(ふぎょう)し、汗出でずして熱し、歯乾きて以て煩寃(はんえん)し、腹 満して死す。冬に能()えて夏に能えず。陰勝てば則ち身 寒し、汗出で、身 常に清(すず)しく、しばしば慄(ふる)えて寒す。寒すれば則ち厥す。厥すれば腹 満して死す。夏に能えて冬に能えず。此れ陰陽勝の変、病の形能(たい)なり。

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