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黄帝内経素問 八正神明論篇 第二十六 第二節

2013-05-18 09:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

柴崎保三著・鍼灸医学大系 ⑤ 黄帝内経素問 八正神明論篇 第二十六

第二節

(原文)

是故天温日明、則人血淖液而衛氣浮。故血易寫氣易行。天寒日陰、則人血凝泣而衛氣沈。月始生、則血氣始精、衞氣始行。月郭滿則、血氣實、肌肉堅。月郭空、則肌肉減、經絡虚、衛氣去、形獨居。是以因天時而調血氣也。是以天寒無刺。天温無疑。月生無寫。月滿無補。月郭空無治。是謂得時而調之。因天之序盛虚之時、移光定位、正立而待之。故曰、月生而寫、是謂藏(1)虚。月滿而補、血氣揚溢、絡有留血。命曰重實。月郭空而治。是謂亂經。陰陽相錯、眞邪不別。沈以留止、外虚内亂、淫邪乃起。

(1)藏 全元起本は減に作る。これに従う。

訓読

是の故に、天温かく日明らかなるときは、則ち人血淖液(シャクエキ)して衛氣浮く。故に血寫し易く氣行き易し。天寒く日陰(か)げるときは、則ち人血凝泣して衛氣沈む。月始めて生ずれば、則ち血氣始めて精なり、衛氣始めて行く。月郭滿つれば、則ち血氣實し、肌肉堅し。月郭空なれば、則ち肌肉減じ、經絡虚し、衛氣去り、形獨り居(キョ)す。是を以て天の時に因って而して血氣を調うるなり。是を以て天寒きときは刺すことなかれ。天温きときは疑(ためろ)うことなかれ。月生じたるときは寫すなかれ。月滿ちたるときは補すなかれ。月郭空のときは治するなかれ。是を時を得て之を調うと謂う。天の序、盛虚の時に因り、光を移し位を定め、正立して之を待つ。故に曰く、月生じて而かも寫するは是を減虚と謂う。月滿ちて而かも補せば血氣揚溢し絡に留血あり。命じて重實と曰う。月郭空にして而かも治す。是を亂經と謂う。陰陽相錯し眞邪別かたず。沈みて以て留止し、外虚し内亂れ淫邪乃ち起る」と。

 

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