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黄帝内経素問 玉版論要篇 第十五 第一節 語句の意味2-2

2011-10-29 09:14:43 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

 

黄帝内経素問 玉版論要篇 第十五

 

第一節

 黄帝問曰。余聞。揆度奇恆、所指不同。用之奈何。

 岐伯對曰。揆度者、度病之淺深也。奇恆者、言奇病也。請言道之至數。五色脈變、揆度奇恆、道在於一。神轉不回。回則不轉。乃失其機。至數之要、迫近以微。著之玉版、命曰合玉機。容色見上下左右。各在其要。其色見淺者、湯液主治。十日已。其見深者、必齊主治。二十一日已。其見大深者、醪酒主治。百日已。色夭面脱不治。百日盡已。

語句の意味2-2

玉版=古代帝王の立派な政策治績などを、竹板状に写して其の事を紀しそれを玉版と称した。そこで本篇に述ぶるところを重視する意味に於て、亦玉版なる字句を用いたものである。鍼灸医学大系

玉版=玉でつくった版。東洋学術出版社素問

 

竹板ではありませんが、

日中医薬研究会 第十四回全国大会

医聖張仲景生誕千八百四十年

記念品 傷寒論序文木簡

書 張仲景国医大学学長 趙清理先生

 を参考に掲載します。

傷寒卒病論集序

上記の文は11月1日に掲載予定。

著=チョ。アラわす。書物を作る。著述する。明らかにする。

 

玉機=玉機とは「璿璣玉衡(せんきぎょくこう)」の略で、これは古代に天文を測量するための一種の儀器であった。鍼灸医学大系

 

容色=みめかたち。顔かたち。きりょう。

 

其の色見(あら)われること淺きもの=其の病の軽症なことである。鍼灸医学大系

 

湯液=清酒。湯剤、すなわち薬物に水を加えて煎じ、(かす)をさった薬汁。

  =今日漢方に於て一般に用いられている意味とは若干異なり、このコトバの原義は、今日のスープのことである。従って当時としては、五穀のスープつまり「おも湯」が主であったろう。鍼灸医学大系

 

()む=イ。スデに。もやや。やがて。終る。いえる。病気がなおる。

 

見われること深きもの=その病の重症なこと。

 

見われること大いに深き者は=その病の大いに重症なこと。

 

醪酒(ロウシュ)=薬酒のこと。醪醴(ろうれい)ともいう。

 

(よわ)=ヨウ。若死に。短命。鳥獣の若いもの。植物のそだつ盛りのもの。生まれたての子ども。

    =本文の色夭くとは、顔色がよわよわしいことである。鍼灸医学大系

 

脱=ダツ。ヌぐ。からだにつけたものをとり去る。ぬける。ぬけ出る。除く。ぬけおち。

 =本文の面脱すとは、顔の生気がぬけてやつれること。鍼灸医学大系

 

百日にして盡く已む=どうにも手のつけようがないようになる。鍼灸医学大系

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