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黄帝内経素問 玉機真藏論篇 第十九 第十二節

2012-08-24 09:29:07 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

柴崎保三著・鍼灸医学大系 ④ 黄帝内経素問 玉機真藏論篇 第十九

第十二節

原文

急虚身中卒至、五藏絶閉、脈道不通、氣不往來。譬於墮溺、不可爲期。其脈絶不來、若人一息五六至、其形肉不脱、眞藏雖不見、猶死也。

 眞肝脈至中外急、如循刀刃、責責然如按琴瑟弦、色青白不澤、毛折乃死。

眞心脈至堅而搏、如循薏苡子、累累然。色赤黒不澤、毛折乃死。

眞肺脈至大而虚、如以毛羽中人膚、色白赤不澤、毛折乃死。

眞腎脈至搏而絶、如指彈石、辟辟然。色黒黄不澤、毛折乃死。

眞脾脈至弱而乍數乍疎、色黄青不澤、毛折乃死。

諸眞藏脈見者、皆死不治也。

訓読

急に虚し身に中ること卒(にわか)に至れば、五藏絶閉し、脈道通ぜず、氣往來せず。譬えば墮溺の如く期を爲すべからず。其の脈絶えて來らず、もしくは人一息に五六至るは、其の形肉脱せず、眞藏見われずと雖(いえども)、猶(な)お死すべきなり。

 眞肝の脈至ること、中外急にして刀刃に循うが如く、責責然として琴瑟の弦を按ずるが如く、色は青白にして澤ならず、毛折るるは乃ち死す。

眞心の脈至ること堅にして搏し、薏苡子に循うが如く累累然たり。色は赤黒くして澤ならず、毛折るるは乃ち死す。

眞肺の脈至ること大にして虚なること、毛羽の人の膚に中るが如く、色は白赤にして澤ならず、毛折るるは乃ち死す。

眞腎の脈至ること搏して絶ゆること、指にて石を彈くが如く、辟辟然たり。色黒黄にして澤ならず、毛折るるは乃ち死す。

眞脾の脈至ること弱にして乍(たちま)ち數、乍ち疎、色黄青にして澤ならず、毛折るるは乃ち死す。

諸々の眞藏脈の見われるものは皆死して治せざるなり。

 

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