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陰陽應象大論篇 第五 第二十節 語句の意味

2010-06-16 09:33:05 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

黄帝内経素問 2 陰陽應象大論篇 第五

第二十節

 故善用鍼者、從陰引陽、從陽引陰。以右治左、以左治右。以我知彼、以表知裏。以觀過與不及之理、見徴、得過、用之不殆。

語句の意味

從=陰の經脈に施鍼して。
引=引き出す。
右を以て左を治し、左を以て右を治す。
我を以て彼を知り、表を以て裏を知る。
人迎の脈又は寸口の脈以てアンバランス治療するとか、腰背部の異常を、腹部で治療するというようなことをいう。詳細は鍼灸医学大系2巻754ページ参照

以觀過與不及之理・「以て過ぎたると、不及の理を観じ」と読む。鍼灸医学大系。
過=有余あること。
不及=行き届かない。不足。
觀=見ようとして意識して見る。注意してみる。念を入れて見る。
理=すじみちをつける。見徴、得過用之不殆= 鍼灸医学大系
この句も数々読み誤られている「徴を見、過を得れば之を用いて殆うからず」とよむのである。
徴を見=つまり「不足もわかり」ということ。
過を得=「有余であるということもわかれば」の意、得とは又獲の意である。
殆うからず=「心配はない」「大丈夫だ」ということ。

見微得過用之不殆= 東洋学術出版社陰陽応象大論篇
微を見て過を得れば、これを用いて殆(あや)うからず。
微を見て過を得る――「微」は「疾病の微かな萌し」と解釈する。
「過」は過失であり、つまり疾病の所在である。
「微を見て過を得る」とは、疾病の初期に病邪の初期の所在を知ることができるという意味である。
広辞苑、明解漢和辞典

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