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黄帝内経素問 脈要精微論篇 第十七 第十三節
帝曰。諸癰腫筋攣骨痛、此皆安生。
岐伯曰。此寒氣之腫、八風之變也。
帝曰。治之奈何。
岐伯曰。此四時之病。以其勝治之愈也。
訳
黄帝が申されました
「いろいろの多くの、腫物、筋肉が縮んでひきつれるもの、痛みが骨にまで及ぶもの、というような病はどのような状況で発するのであろうか。」
岐伯が答えて申し上げました
「これは寒性の邪に当てられ、皮膚に影響が及ぶ腫物でありまして、八風の変化によるものであります。それは、弱風・東南の方から吹く風は人を傷り、内は胃に舎り、外は肌肉に在り、謀風・西南方から吹く風は人を傷り外肌に在りまして、癰腫をなします。嬰児風・東風は筋肉の痙攣を引き起こし、大剛風・北風は骨にまで及び痛むようになるのでございます。」
黄帝が申されました
「これを治療するにはどのようにしたらよいのであろうか。」
岐伯が答えて申し上げました
「これは春夏秋冬の季節の病でございます。其の相剋を用いてこれを治療すると愈えるのでございます。」
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