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食積=しょくせき とは

2023-08-26 12:20:17 | 日記

昌栄薬品

食積=しょくせき

病名。多くは脾胃の運化(うんか・脾の主要機能の1つ。運は搬送、化は変化の意味)の失調によって、食物が積滞し行らないことによる。

症状は胸脘満悶(まんもん・脹って苦しいこと)あるいは堅便、痞塊があり、腹痛し按ずるをこばみ、大便秘結し、食べるのが少なくなり、噯腐(胃中の食物の腐った臭気が口からでること)呑酸(どんさん・すっぱい水が胃から咽まで持ち上がってきてふたたび下がる病状で、咽酸ともいう)し、舌苔は厚く𧸐(膩苔・じたい・舌の表面が油を帯びたように、べっとりとしているもの)などをあらわす。

もし証がいずれも実証ならば、攻積薬・例えば大黄・牽牛子(けんごし)などの類を用いる。

あるいはすでに積をなし、体質が比較的弱ければ、保和丸(一般用漢方処方には無い)、大和中飲(一般用漢方処方には無い)(《雑病源流犀燭》)などで運脾消積するとよい。

脾虚のものは、クラシエ薬品 療方健脾 りょうほうけんぴなどを用いる。

 

けんごし

ケンゴシ,ケニゴシ【牽牛子】局

Pharbitis Semen

[基原]アサガオPharbitis nil Choisy(ヒルガオ科Convolvulaceae)の成熟種子を乾燥したもの。種皮の色によって黒牽牛子、白牽牛子とよぶが、効能に差はない

[出典]名医別録 下品

[別名]黒紐(こくちゅう)、草金鈴(そうきんれい)、狗耳草(くじそう)、盆甑草(ぼんそうそう)《酉陽雑俎》

[成分]樹脂配糖体のパルビチン(pharbitin)、および脂肪油

[効能]瀉下作用

[用法]峻下薬、緩下薬

[性味]苦、寒

[処方]一般用漢方処方には無い

[産地]中国・日本各地

 


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