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渡邊武著 『わかりやすい漢方薬』 P78すぐれた薬味と薬性の分類 薬味は酸・苦・甘・辛・鹹の五つに分類されています

2019-02-20 11:27:02 | 日記

昌栄薬品です

渡邊武著 『わかりやすい漢方薬』P78

すぐれた薬味と薬性の分類 漢方薬として使われる漢薬は、二千年前から薬味、薬性が決められています。

薬味は酸・苦・甘・辛・鹹の五つに分類されていますが、辛の薬の代表は白虎で西を意味し、酸は青竜で東、鹹は玄武で北を、苦は朱雀で南を意味して、東西南北を病から守っているのです。

中国の城壁には東西南北に門があり、玄武門、朱雀門、青竜門という守りの門があるし、日本では会津の白虎隊がその風習の名残です。

相撲で東西南北に赤房、青房、黒房、白房という四本柱があるのも、中国の古い思想から出た守り神なのです。

 朱雀門の「苦」という薬は、心臓の薬です。

心臓がオーバーヒートしたときに飲む心臓薬はみな苦い味です。

その苦味で心臓を冷やすのです。

心臓は昔から苦いという性質で冷やし、緩和できることがわかっているのです。

心臓薬は柴胡・黄連・黄芩・黄柏など、いずれも苦味の強い薬です。

天然の苦いものは心臓の薬になるといわれるくらいです。

新薬にしろ洋薬にしろ、心臓の薬は、みんな苦いものの中から発見しています。

 心臓は自動車でいえばエンジン、工場ではボイラーのような熱源です。

いわば人間の身体の中の火力です。

この火が一番弱いのは水です。

心臓の悪い人がむくんでいるということは、その分だけ水が体内にたまっているわけです。

せっかくボイラーがオーバーヒートして温めても、水滞で冷やしているようなものです。

心臓の薬にはみな利尿作用があります。

まず、水を腎臓から出してやれば、心臓に水がかけられなくてすむのですから、楽になるのです。

 心臓病の薬には、心臓に直接、ストレートに作用するものがありますが、この薬は心臓にとっては毒になるのです。

心臓が弱い松山善三氏が「心臓の薬は飲まない」といわれたのは、医学生であったころの講義で、薬のことをよく知っておられたからです。

漢方薬の心臓薬は毒性のない緩和剤、心臓だけの直接の薬はあまりありません。

苦味の利尿作用でマイルドに冷やして、オーバーヒートを止めているのです。

玄武門の「鹹」は北に当たるわけです。

寒いのですから温めなければいけません。

下痢とか神経痛、リュウマチは冷えて痛む病気です。

冷えるのですから、こんどは温める薬、熱剤を加えなければなりません。

が、熱があるのに温める薬を与えたら暑すぎます。

まちがえると、かえって心悸亢進や心臓マヒを起すこともあります。

だから条件が必要です。

冷えと熱には温めたり冷やしたりの反対薬を投与して中和するわけです。

世界中の薬で、この草根木皮を飲んで冷やすとか温めるとか、分類されているのは漢方薬だけです。

 東洋哲学では陰陽とか五行説で天然現象をとらえています。

冬は寒く夏は暑いに決まっているし、北は寒く南は暖かいことも決まっています。

それを薬に応用しているのが漢方薬の薬性「寒熱温涼平」という分類です。

身体の熱と冷えを、冷たいのと熱いのと温かいのと涼しいのと正常、この五つに細分化しています。

これを漢方では薬性といっています。

 漢方薬は、まず、病気の部位、心臓とか腎臓とかによって、その該当薬を五つの酸苦甘辛鹹に分類していますが、さらにその各病気の薬剤が、寒熱温涼平、寒くなる薬か温かくなる薬かによって五つに分類されているのです。

これは漢方医学が西洋医学とはっきり違う点です。

漢方は、人間の偏向を中和する薬物から出発した医学であったということです。

※ ※ ※ ※ ※

旨みを五味に入れるのを見ます。

旨みとは五味(辛(しん・ピリ辛い)・酸(さん・すっぱい)・甘(かん・甘い)・苦(く・にがい)・鹹(かん・塩辛い・しょっぱい)の5種の薬味)の中に甘みを感じるものを旨みといいます。

旨いは甘いのです。

辛味を入れない五味はおかしい。


健康の為に食物の性質の解説五味調和の説明

 

辛味の漢方生薬の代表的な物

桂皮(けいひ・ニッキ)、紫蘇葉(しそよう・紫蘇の葉)、山椒(さんしょう)、生姜(しょうきょう・しょうが)、薄荷葉(はっかよう・ハッカの葉)、陳皮(ちんぴ・ミカンの皮を干したもの)、薤白(がいはく・らっきょう)、桔梗(ききょう)、十薬(じゅうやく・どくだみ)等があります。

 

薬味・七味唐辛子、コショウ、ねぎ、わさび、カラシ、にんにく、大根、にら、わけぎ、酒、ウイスキー、ワイン等脂肪、油もの、噛まずに食べるもの等にはなくてはならない辛味です。

 

ワサビ抜きの寿司などもってのほか、ワサビ抜きでなければ喰えないなら、寿司は食べるべきではない、腸で生魚等が腐敗する。

 

子供に旨みを舐めさせてみたらどうでしょう、全員が旨いというか。

どのような食品が旨みなのか?自然のものなのか?

子供のころ、うまみ調味料をうまいとは思わなかった。

 

ゴールド三養茶

ゴールド三養茶は発芽ハトムギを主成分として、特殊製法でエキスを抽出顆粒にした理想的な健康飲料です。

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税込価格

250g 8,640円

500g 16,200円

分包品1包1g入り60包3,500 円

1包60円