5月10日の健康café
上工は未病を治す(じょこうはみびょうをちす)
と記載しました
金匱要略という古典の
臓腑経絡先後病篇に
問曰、上工治未病、何也。師曰、夫治未病者、見肝之病、知肝傳脾、當先實脾、四季脾王不受邪、即勿補之。・・・・
問ふて曰く上工は未病を治するとは何ぞや、師の曰くそれ未病を治するとは肝の病を見れば肝が脾に傳へるを知り當に先づ脾を實す、四季脾王す邪を受けず即ち之を補ふ勿れ・・・
假令ば肝の病を見れば肝が其の病を脾に傳へるを知って先づ第一に脾を實する事であると言ひ、但し四季には脾が王してよしんば肝が病む事あっても脾は邪を受ける事が無いから之を補ふ勿れと言ふ
漢方用語大辞典より
治未病=みびょうをちす。
①疾病に対する予防のこと。
<素問遺篇刺法論>に内服薬で疾病を予防する方法がある。
②早期治療という意義がある。中略
<素問刺熱篇>「病未だ発せずと雖も、赤色を見わす者は之を刺す。名づけて未病を治すという。」
③疾病の発展的傾向を掌握すること。中略
<金匱臓腑経絡先後病>「上工は未病を治すとは何ぞや。師の曰く、夫れ未病を治す者は、肝の病を見て、肝脾に伝うるを知り、当に先ず脾を実すべし。」漢方用語大辞典
とあり
簡単に③の説明します
肝・胆・筋・眼のグループが病むと次に脾・胃・口唇・肌肉のグループに伝わるということを説明しています。
肝が病んだ邪が脾胃のグループに伝えるのを、脾胃のグループを充実させて邪が伝わらないようにするのが、上工ということです。
但、この場合は病んでからの事を説明し、その先の未病を防ぐことを説明しています。
荒木性次先生はあまり深追いすると堂々巡りになってしまうと仰っています。
次回は柴崎保三先生の『未病を治す医学』を参考に未病について記載する予定です。
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